カードファイト!!ヴァンガードG ネクステージジェネレーション
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turn:17 迫りくるレギオン
前書き
ユナイテッドサンクチュアリ支部のヴァンガード大会決勝戦
タイガの前に立ちはだかったマコトが繰り出すレギオン
その圧倒的な力を前にタイガはどう立ち向かうのか
そしてファイトの行方は
「ここでレギオンが来るか………」
「マコ姉はリアガードへの攻撃を誘っていたんだわ」
前のターンダメージチェックでめくれた2枚のトリガー
リアガードに振り分けて優秀なユニットを場に残すことも出来ただろう
だがそれをしなかった理由、このレギオンを生かすため
Turn:17 迫りくるレギオン
「ドラゴニックカイザー・クリムゾンのスキルを発動、レギオンメイトのドラゴニックカイザー・ヴァーミリオンの効果をノーコストに、そして、ドラゴニックカイザー・ヴァーミリオンのリミットブレイク!」
2体のドラゴンが咆哮を上げる
「このターン相手の前列すべてのユニットとバトルすることが出来る、共に放て!黙示録の雷!立ちはだかるものを薙ぎ払え!レギオンアタック!」
「(前のターンリアガードへの攻撃を誘ったのはこのためか)」
ヴァーミリオンのリミットブレイクは相手のユニットが揃ってるときに絶大な威力を発揮する
アップストリーム・ドラゴンはヴァンガードにアタックした時スキルを使えば山札に
そうすれば効果は薄かっただろう
トリガーが乗ったのは偶然だがそのチャンスを決して逃さない
マコトの実力を思い知るタイガだった
「ツインドライブ」
【ドラゴンダンサー アナスタシア】トリガーなし
【蟲毒の抹消者 セイオウボ】ヒールトリガー
「ゲット、パワーをドラゴニック・デスサイズに与えて1枚回復」
デスサイズの効果を使うため裏向きにしていた毒心のジンを回復させてドロップゾーンに送るマコト
アタックによりアップストリーム・ドラゴンは退却
「ダメージチェック」
【アップストリーム・ドラゴン】トリガーなし
「くそっ、このままじゃ攻撃が」
「まだよ、クラウンホルダー・ドラゴンのスキル発動、名前にカイザーとあるユニットのアタックが成功したことにより自身とユニット一体にパワー+2000、ドラゴニック・デスサイズに効果を与え、残りの効果も同様に」
※ヴァンガードのアタックが3体のユニットそれぞれにヒットした扱いになるため効果を3回発動できます
「デスサイズでアタック」
飛び上がったデスサイズの鎌がクロノファングに振り下ろされる
パワーは28000にまで上がっている、この攻撃もタイガはノーガード
【スチームファイター ナンネア】トリガーなし
更にダストプラズマ・ドラゴンがとどめといわんばかりに雷攻撃を放つ
カー・ランマが爆弾を投げ込んで何とか相殺した
ダメージを3枚に回復されこちらは既にダメージ5
しかもリアガードが全滅と苦しい展開だ
「前列を薙ぎ払ってパワーアップまで………待てよ」
先ほどのターンを思い返し、自身の手札を見直したタイガ
「今は無理でもこれなら………賭けるしかない!ストライドジェネレーション!」
時空竜クロノスコマンド・ドラゴンがクリムゾンとヴァーミリオンを見据える
「ここでクロノスコマンド・ドラゴン!?」
「いつもならバインドタイム・ドラゴンで決めに行くわよね」
タイガがクロノスコマンド・ドラゴンにストライドしたことに驚きを隠せないハジメとメグミ
「(バインドタイム・ドラゴンで山札の下に送るユニットは相手が選ぶ………確実にクラウンホルダー・ドラゴンを対処しようとしたのかしら、でも)」
クロノスコマンド・ドラゴンが杖を鳴らし光が降り注ぐ
「完全ガード!」
ドラゴンダンサー アナスタシアが回転しながら振るった布でクロノスコマンド・ドラゴンの放った光をはじき返す
「トリプルドライブ!」
【ヒストリーメーカー・ドラゴン】トリガーなし
【スチームナイト ムダル】トリガーなし
【キラキラ・ワーカー】ヒールトリガー
「よしっ!パワーはスモークギア・ドラゴンに!メーザーギア・ドラゴンのブーストでアタック」
スモークギア・ドラゴンの前足からの攻撃がクリムゾンに炸裂する
【ダストプラズマ・ドラゴン】トリガーなし
「ターンエンド」
このターンタイガがコールしたのは今アタックに参加した2体のみ
つまりクリムゾンのレギオンスキルは最大限の威力を発揮することが出来ない
「でも、私にはまだこれがあるわ!ストライドジェネレーション!」
大きな曲刀を持った赤い竜が姿を現す
「征天覇竜 コンクエスト・ドラゴン!スキル発動!スモークギア・ドラゴンを退却!前列のユニットすべてをパワーアップ!」
コンクエスト・ドラゴンの刀から放たれた衝撃波がスモークギア・ドラゴンを切り裂いた
更にマコトのユニットたちが雷を纏ってパワーアップする
「コンクエスト・ドラゴンでアタック」
「完全ガード!」
ヒストリーメーカー・ドラゴンをコストにアルリムで完全ガード
「トリプルドライブ!」
【魔竜戦鬼 チャトゥラ】トリガーなし
【マイティボルト・ドラグーン】トリガーなし
【スパークエッジ・ドラコキッド】クリティカルトリガー
「効果はすべてデスサイズに!そのデスサイズで攻撃!」
「ジェネレーションガード!」
ラファンナの効果でカー・ランマが山札からコールされる
必死に応戦していたタイガだったがダストプラズマ・ドラゴンのアタックはガードしきれずノーガード
【スチームブレス・ドラゴン】トリガーなし
「ターンエンド、クラウンホルダー・ドラゴンをうまく封じたみたいね」
複数のユニットに対する攻撃で真価を発揮するクラウンホルダー・ドラゴン
コンクエスト・ドラゴンも十分なパワーは出ていたがフルパワーではこんなものではないはずだった
「反撃はここからだ!ストライドジェネレーション!」
時空竜クロノスコマンド・レヴォリューションが手をかざすとマコトのリアガードが時空の穴に飲み込まれていく
「ストライドのコストでバインドしたムダルのスキル、ソウルブラストしてリアガードに!更にナンネアをコール」
前に出たカー・ランマに変わってナンネアが後列に
これで三列とも攻撃を通すことが出来る
「ムダルでヴァンガードにアタック!」
「ここは通せない、ライジング・フェニックスでガード」
ムダルのアタックが成功すればタイムリープできる、そうなれば残りのアタックのガードが難しくなる可能性もある
万が一を考えここはガードすることに
「レヴォリューションでアタック」
「毒心のジン、スパークエッジ、マイティボルトでガード!」
シールド合計25000、クリムゾンと合わせて36000
この攻撃、タイガがトリガーを2枚引けば通ることになる
「トリプルドライブ!」
【スチームメイデン アルリム】トリガーなし
【スチームファイター マシュダ】クリティカルトリガー
「効果はすべてレヴォリューションに!」
「勝負をかけてきたわね」
残り3枚となった自分の手札を見るマコト
「サードチェック!」
【スチームスカラー カー・ランマ】クリティカルトリガー
「効果はすべてレヴォリューションに!」
レヴォリューションの攻撃がガーディアンを蹴散らしクリムゾンとヴァーミリオンも飲み込んでいく
【クラウンホルダー・ドラゴン】
【神槍の抹消者 ポルックス】
「勝負あり!優勝は本城タイガ君!」
タイヨウの宣言と共に会場中から声が上がる
「勝った………」
「いいファイトだったわ」
そう言ってマコトは手に持っていた3枚のカードをタイガに見せる
魔竜戦鬼 チャトゥラが2枚に蟲毒の抹消者 セイオウボ
つまりもし最後のトリガーチェック、タイガがリアガードにトリガーを降っていた場合彼女は防ぐことが出来た計算になる
「優勝おめでとう」
そう言ってタイガに笑いかけ手を伸ばすマコト
戸惑いながらもタイガは握手に応じた
タイヨウがタイガのファイカにサインをするとポイントが貯まりグレード3にたどり着いた
「グレード3昇格おめでとう、地区大会での活躍も楽しみにしているよ」
タイヨウの言葉を聞いてかそうでないのか
タイガはグレードの上がったファイカを握りしめていた
これで地区大会に出られる
メグミとハジメも彼の後ろで笑っていた
「そういえば、チーム名は何て言うの?」
マコトの問いかけにタイガたちは顔を見合わせた
「俺達は三人で頂点への道を進む、だから」
タイガの言葉を皮切りにキーカードを持ったメグミとハジメが両脇に立った
「せーのっ「「「クレストロード!」」」
メグミの合図と共に3人でチーム名を叫ぶ
タイガ達チームクレストロードの戦いはここから始まる
大会の進行を終え支部内を移動していたタイヨウ
「面白そうな人たちでしたね」
物陰から現れた少年が彼に声をかける
「チームクレストロード、まさかマコマコに勝つなんてびっくりです」
「今日のカリキュラムはどうしたんだい、まさかまた抜け出してきたんじゃ」
「違いますよ~、最初から行ってませんから」
少年の言葉に頭を抱えるタイヨウ
「僕は自由が好きなんです」
「わかっているのかい、そのたびに叱られるのは僕なんだぞ………ジン」
後書き
次回予告
グレードも上がりひと時の安らかな時間を過ごすタイガ
仲間たちとの楽しい時間
初めての経験の中で気付く些細な事
そしてひょんなことからミツキの友達にヴァンガードを教えることに
初めての経験にタイガは………
turn:18 飛鳥コユキ
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