サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

シンジside


クチバシティ〜倉庫にて〜



シンジはスリーパーのサイコキネシスで操った
シルフ社員を連れ、人気(ひとけ)のない
倉庫にきた。



シンジ：「俺の質問に答えろ。
、、、貴様らシルフは何を企んでいる」



シルフ社員：「、、、我々、、シルフの、、
偉大なる、、計画、、、カントー、、、
新、、時代、、計画」




シンジ：「カントー新時代計画だと？
、、、それはどんな計画だ」



シルフ社員：「”偽り”の、、、破壊、、
、、、理想と、、現実、、、
、、、新たなる、、、カントーの、、創造」



シンジ：「ようするにカントーの独裁か、、。
もっと詳しく話せっ」



シルフ社員：「第一段階、、力の、、回収、、、
道具の、、再生、、、ゲートの、、、封鎖、、、
育成、、、」




シンジ：「、、、なるほど」



シンジは片言(かたこと)の説明から
意味を理解した様子だった。




シルフ社員：「第二、、段階、、、
侵攻、、、占拠、、、」



シンジ：「その前に、貴様らの親は誰だ」




シルフ社員：「我々の、、社長、、、は、、」











カンナ：「さて、誰かしら」




シンジ：「！」




シンジが倉庫の入り口を見ると、
先ほどワタル達と港を離れたはずの
カンナが立っていた。





シンジ：「貴様、、、シルフの幹部。
、、、港を離れたように見せかけ
俺のような奴が出てくるのを待っていた訳か」



カンナは前回のように邪魔されぬよう、
不審な人物が出てくるのを予測し、
港を離れたように見せかけ見張っていた。





カンナ：「それ以上の尋問(じんもん)は
お断りさせてもらうわ、、、。
貴方、何者かは知らないけどこれ以上
私達(シルフ)に関わらない方が身のためよ？
、、、まぁでも、そこまで知ってしまった以上、
ただでは済まされないけど、、、」




スッ（モンスターボール）



カンナはモンスターボールを取り出した。





シンジ：「、、、フンっ、ちょうどいい。
大した情報を与えられていない
こいつ（シルフ社員）より、貴様を操った方
より詳しい情報が得られる」



クイっ（手）



スリーパー：「スリィ」


ブワッ（シルフ社員）


シンジの合図でスリーパーは超能力を使い
シルフ社員をカンナに投げ飛ばした。



カンナ：「出(い)でよ、スターミー」


スッ


ポーン



スターミー：「フウッ」



シンジ（ニューラ以外の手持ちか）




カッ（超能力）



スターミーは超能力でシルフ社員を止めた。




シンジ：「スリーパー、トリックルーム」



スリーパー：「スリィ」


ヴゥウゥン（トリックルーム）



スリーパーとスターミーは
トリックルームに閉じ込められた。