*ヒキニートの俺が異世界に行ってしまった様です。*
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第8話『奏真と呼び名と魔王』
-「奏真?大丈夫?フラフラしてるよ?」俺は頭を押さえながら答えた。「あ、あぁ…多分能力のせい、と…この頃全く運動してないから貧血になっただけだ」「そっか…あ、そーだ奏真、能力の呼び名付けよ!ちなみに私の能力の呼び名は『バーサティル・アイスクリスタル[万能な氷の結晶]』」とレインが突然言い出した。「う~ん、呼び名か…『ブラッド・クリエイト』は?そのまんまだけど[血液創造]って意味だ」俺はレインにそう言った。「いいよ!なんかカッコいいし!それにしよー!」「えっ!?これでいいの?…ま、いいか…」そして次の日。俺とレインは今いる町から西にある港町に向かうことにした。「さて…じゃあ行くか!」「うん、行こう!でも…港町にいって何するの?」「あぁ、何かいい情報とか、依頼とかあるかな、と思って…」レインが首をかしげて言った。「情報って…何の?というか、私達なんで旅してるの?」「あ…ちょっと待っててくれ!」俺は木陰に隠れてメトを呼んだ。「おい、メト?俺ってこの世界に連れてこられて何かしろとか言われてねーよ!?」『あははー、そうだったっけ?じゃあ説明するよ~♪えっと、この世界には魔物がいるよね?』「あぁ、この間戦った奴とかだよな?」『うん、そして魔物の巣窟になってる通称【魔界】に行って、“魔王ウェルデ・ガムド”とその幹部達、別名『ウェルデの六騎士』を全滅させること!まぁこれが出来たら目標達成だね!その時はボクも特別に一肌脱いであげるよ♪ m9(^∀^)プギャーww じゃ、頑張ってね~♪』そう言うとメトは消えた。俺はレインの場所に戻り説明して、魔物と戦っている時に気が付いた。………いや、荷が重すぎるんだけど!?!?あとうぜぇ!!
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