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ガンダムビルドファイターズ ~orbit~

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極限進化は加速する! 前編

 
前書き
どうも、お久しぶりです。心はいつも自由(フリーダム)です。
いやー、orbitで更新は本っ当に久しぶりです。最早ストーリーとかキャラを忘れた方は、ぜひ読み返してきてくださいね!←私は読み返しました。
さて、現実も落ち着いてきたところですし、orbitもペースを上げていきます!『ガンダムビルドファイターズ』のOVAが出る前に!設定が被る前に!出来るだけ早く更新したいと思っています!

では、前書きはここまでにし、本編をどうぞ!
 

 
「おいそこのゴミ」

「誰がゴミだよい。開始早々ゴミから始めるんじゃないよい」

月曜日の放課後、カグラ君達はバトルシステムで特訓中。その間に暇が出来たヒロヤ君と話し合いをしていた。

「確かコイツらの実践経験って、いちば模型店とリンヤ達、そして俺達だけなんだよな? 」

「スルーですかい…………まあそうだね」

「なんで他校と練習試合やらないんだよ? 」

「あー、なんか断られまくりのようなんだよ。ムウさん曰くだけど」

「となると、他校と一度でもいいから戦わせた方がいいな。お前なんとかしろ」

「それかなりの無茶ぶりなんですけど!? 」

「いいから組んでこい。これ命令な」

「と言っても、県内は基本的に駄目だったぽいし、他に組む相手とかいるかな~? 」

「ヨシナに無茶言って組んでもらえ」

「じゃあ君やりなよ」

「俺コーチでもなんでもないし」

「うっわ汚なっ! 」

「じゃあお前の知り合いでどっかと組んでもらえよ」

「う~ん…………そうだっ! 」

スマホを取り出し、ある人物へと電話をかける。スリーコール以内出て、雑談を挟んで本題へと入る。

「ところでお願いがあるんだけど、うちと試合組まない?こっちがそっちに行くからさ…………うん。OK。じゃあ今週の土曜日に」

「組めたようだな。んで、相手はどこだよ? 」

「ふっふっふっ。それはね────」





ーーー――





「し、死ぬ…………」

「トウイ。吐くなよ。絶対吐くんじゃないぞ?顧問だから運転しているけど、この車新調したばっかだからな? 」

「たくっ。乗り物に弱いのかよ。情けねぇな」

俺達は今、ムウの車に乗ってあるところへと向かっている。

「たくっ、なんで栃木まで来なきゃいけねぇんだよ…………」

「仕方なかろう。天之川学園は弱小校。毎年一回戦負けのところだ。県内では組んでもらえるところは少なかろう」

「それで、わざわざ栃木まで行く理由はなにかな?もっと近場でもいいと思うけど」

「分からん」

「トウイが酔ってっから俺が説明するが、トウイの知り合いで一番近場なのが栃木らしい」

「なるほどなー」

「それで対戦相手はどこなんですか? 」

「確か郁里学園だったな。全国大会の常連校だ。昔はトウイ達もボコボコにされたもんだ」

「そ、その後、全国でた、倒しましたよ…………」

「となると、相手にとっては不足なしだね」

「無論だ。相手は強豪、こちらは弱小。天と地の差だ。勝てるかどうか以前に、勝負になるのかすらも分からん」

「けど、そこで諦めたら終わりよ」

「誰も諦めた訳ではない。勘違いするな」

「………………」

「ん?どうしたよカグラ? 」

「いや、なんでもねぇ」

「ならいいんだけどよ、あんま一人で考えんじゃねーぞ?何かあるんだったらいつでも相談に乗るぜ? 」

「いや、お前に相談することなんてねぇから大丈夫だ」

「ひでーなおい! 」

高速道路を抜け、そのまま郁里学園へと向かった。
ちなみに、さっきからセシリアが会話に参加しないのは、車に乗ってすぐに寝ているからだ。

「よし、着いたぞお前ら」

「起きるんだセシリアちゃん。着いたぞ」

「ん…………ユウエンチ? 」

「完全に寝ぼけてるね。けど可愛いから許す! 」

「ロリコンは黙ってろ」

「セシリアさん、ここは遊園地じゃないわよ」

「ん~…………ここドコ? 」

「今日の対戦相手の、郁里学園だぜ」

「お前ら早くしろ。鍵閉めらんないだろ」

「了解ッス」

寝ぼけているセシリアをサクラとアマネが引っ張り出し、ムウは車の鍵を閉めて郁里学園の校内に入っていき、そのあとに俺達がついていく。ただ、一つ気になることがある。

「アレほっといていいのかよ? 」

電柱にもたれかかって瀕死状態のハルカゼを指差す。

「あれはほっといても大丈夫だ。乗り物に極端に弱いんだよアイツ」

前から声がかかると、知らない男が代わりに返事をした。見たところこの学園の先生っぽく見える。

「よおユウキ。今日はよろしく頼むな」

「こちらこそよろしくお願いします、ムウ小佐」

ムウと男が握手をし、男は俺達の方を見る。

「俺はイチノセ ユウキ。分かってると思うけど、この学園の先生でガンプラバトル部の顧問だ。今日はよろしく頼むな」

「「「「よろしくお願いします」」」」

「よろしく頼む」

「ああ」

「じゃあこっちに来てくれ」

イチノセはバトルシステムのある部屋へと案内してくれ、俺達はそのあとに続いた。…………ハルカゼを放置してな。

「よ、容赦……ない、ね…………ガクッ」





ーーー――





「紹介する。郁里学園ガンプラバトル部のレギュラーメンバーだ。一応、部長がこの白髪頭だ」

「白髪頭は止めてくれって前にも言いましたよ? 」

「現にそうじゃないかよ」

イチノセはレオス・アロイみたいな髪型をしている男の頭をポンポンと叩く。

「いいから自己紹介しろ。今日の対戦相手の天之川学園だぞ? 」

「はあ…………分かりましたよ。俺はミト アキラ。よろしくな」

「部長のアキザワ セイヤ。こちらこそよろしく」

アキザワとミトはお互い握手をし、ミトは後ろにいた俺達を一人ずつ見ていく。

「なんだよ? 」

「いや、なんでもない。気にさわったのなら謝る」

「別に謝んなくていい」

「そうか。なら、今日一日はよろしく頼むな。それじゃあ早速バトルしよう」

ミトはそう言って、バトルシステムの向こう側にいるメンバーの所へと戻っていった。

「さて、じゃあ俺達も準備しよっか」





ーーー――





『GUNPLA BATTLE combat mode』

『Startup』

『Model Damage level Set to C』

『Please Set Your GPベース』

『Beginning plavsky particle 』

『Dispersal』

『Field 1 space』

フィールドは、宇宙だ。

『Please Set Your GUNPLA』

『BATTLE START』

「カグラ レイ!アルケオニスガンダム!やるぞ!! 」

「ヒメラギ トウヤ!ヴァサルティスガンダム!いくぜー!! 」

「サクラ!ティグリスガンダム!出る!! 」

「セシリア リート…………ブラウドライツガンダム…………イキます! 」

「アキザワ セイヤ!チームアスタリスクホープ!!発進する!! 」

フィールドに出ると、アークエンジェルのゴッドフリードの上にヴァサルティスガンダムとブラウドライツガンダムが降り立つ。
アルケオニスガンダムはスザクモードへと変形し、その上にティグリスガンダムを乗せる。

「さて皆。俺達の初陣でもあるけど、今までの特訓の成果をここで発揮しよう」

「おーよ!任せてくれっ! 」

「しかし、最初は様子見の陣形なのだな」

「ハイメガとかメガランチャー持ちがいたら厄介だからね。けど、コンセプトは変わらないよ」

「前に出る…………というわけね」

「ワタシもデてイイ? 」

「相手の陣形が分かったらね。それまでは援護に回って」

「ワカッタ……」

「と言っている間に、敵機がきたな」

前方へと視線を向けると、一番奥には戦艦のラー・カイラム。その周辺にはキュベレイにG-ルシファー。そして、最前線にはガンダムF91RRに、エクストリームガンダムtype-レオスⅡV(ヴァリアント)s(サー)フェイスが向かってきていた。

「相手の陣形は二機が前線で戦い、残りが後方支援の陣形だね。だったら、あの陣形でも問題ない」

「と言うことは、前に出ていーんスよね? 」

「ああ」

「よし、行くぞっ! 」

アークエンジェルからヴァサルティスガンダムとブラウドライツガンダムが離れ、四機共合流する。
そして、全機で敵の陣形へと突っ込んでいく。

『なるほど、そう来るか!ならこれでどうかなっ!?高純化兵装!エクリプスっ!! 』

ミトからの通信が聞こえると同時に、エクストリームガンダムtype-レオスⅡVsがバックパックのレール砲を左手で構え、凪ぎ払うかのように砲撃してきた。

「降りろっ! 」

「無論だ」

ティグリスガンダムは上へと飛んでかわし、アルケオニスガンダムは下へと旋回して回避する。ヴァサルティスガンダムとブラウドライツガンダムは右方向へと回避し、ガンダムF91RRに向かっていった。

『全感応ファンネル!アイオスっ!! 』

エクストリームガンダムtype-レオスⅡVsはファンネルを六基射出し、アルケオニスガンダムとティグリスガンダムに向けて攻撃してきた。

「喰らうかよっ! 」

MS形態に変形し、シールドで防ぎながらエクストリームガンダムtype-レオスⅡVsに接近する。バスターライフル改からビームサーベルを発生させ、エクストリームガンダムtype-レオスⅡVsに斬りかかる。

『ブレードピットっ! 』

ブレードピットを左手に構え、ビームサーベルを発生させて攻撃を受け止められる。つばぜり合いをしていると最中、エクストリームガンダムtype-レオスⅡVsの背後からティグリスガンダムがビームサーベルを構えて接近していた。

「───っ!下がれサクラっ! 」

「 !! 」

ティグリスガンダムは咄嗟にエクストリームガンダムtype-レオスⅡVsから離れ、アルケオニスガンダムもすぐにその場から離れる。すると、エクストリームガンダムtype-レオスⅡVsの周囲を取り囲むかのようにビームが放たれていた。

「キュベレイかっ! 」

『それだけじゃないっ! 』

エクストリームガンダムtype-レオスⅡVsはその場で宙返りをして後退すると、入れ替わるかのようにG-ルシファーはスカートファンネル一基がビームキャノンを放ってきた。

シールドで辛うじて受け止めるも、その隙にエクストリームガンダムtype-レオスⅡVsが高純化兵装エクリプスで砲撃していた。

シールドに更に攻撃されたため防ぎきれず、左腕ごとシールドが破壊された。

エクストリームガンダムtype-レオスⅡVsは追撃をかけようとブレードビットを構えて接近してきたが、ティグリスガンダムがドッズライフルで攻撃し追撃を遮った。

ティグリスガンダムはビームサーベルを左手に構えてエクストリームガンダムtype-レオスⅡVsに斬りかかろうとするが、またもやファンネルとスカートファンネルの攻撃より妨害され、近づく事が出来ない。

「二人共下がってっ!一気に撃ち落とすっ! 」

後ろから声がかかり、後退するとアークエンジェルがゴッドフリードとローエングリンを放つ。全てではないが、ファンネルとスカートファンネルを半分以上を撃ち落としていった。

『戦艦も前に出るのかっ!だががら空きだっ! 』

「させるかっ! 」

高純化兵装エクリプスの砲頭をアークエンジェルへと向けるが、バスターライフル改のビームサーベルで左腕ごと砲頭を切断した。

砲撃直後だっため爆風は思ったよりも酷く、それを察してか切断された高純化兵装エクリプスをパージしてエクストリームガンダムtype-レオスⅡVsは後退する。

「まだだっ! 」

爆風の中から飛び出し、エクストリームガンダムtype-レオスⅡVsに斬りかかる。ブレードビットで受け止められるも、アルケオニスガンダムの後ろからビームサーベルを構えたティグリスガンダムが飛び出る。

ビームサーベルを降り下ろしエクストリームガンダムtype-レオスⅡVsを攻撃するも、プロテクトビットによる防御で防がれてしまう。
その隙を逃さないかのように、ファンネルの攻撃が二機を狙っていた。

急いで後退しファンネルから逃れると、エクストリームガンダムtype-レオスⅡVsが、残っていたもう一つの高純化兵装エクリプスで砲撃してきた。

回避行動を取るも、避けきれないとすぐに理解する。高純化兵装エクリプスの攻撃が直撃する直前、目の前にビームシールドが展開して攻撃が防がれた。

「プロテクトフィールド………」

ブラウドライツガンダムのドラゴンファング3基により、ビームシールドを発生させて防いでくれた。

「サンキューセシリア! 」

「サクラっ!セシリアちゃんっ!チェンジだっ! 」

「承知した! 」

「ワカッタ」

アキザワの指示により、ブラウドライツガンダムとティグリスガンダムが入れ替わり、ティグリスガンダムはガンダムF91RR。ブラウドライツガンダムはエクストリームガンダムtype-レオスⅡVsへと向かっていった。

『面白い!ならばこちらも前に出よう! 』

すると、ラー・カイラムの周辺にいたキュベレイとG-ルシファーが前線へと出てきた。キュベレイはガンダムF91RR、G-ルシファーはエクストリームガンダムtype-typeレオスⅡVsの援護をする。

「クロいのはマカせて……」

「わかった、任せた」

ブラウドライツガンダムは左腕からビームサーベルを発生させ、G-ルシファーの方へと向かっていく。

『こちらも行くぞっ! 』

「来いよ」

エクストリームガンダムtype-レオスⅡVsはヴァリアントライフルにブレードビットと全感応ファンネルアイオスを組み合わせ、大剣のソードモードにして接近して降り下ろしてくる。
それに対し、バスターライフル改からビームサーベルを発生させて攻撃を防ぐと、想像以上に威力が重く、バスターライフル改が押し返されてしまう。

「ぐっ…………! 」

『このまま押しきらせてもらうっ! 』

「させっか……よっ!」

ハイパーモードを起動し、機体が金色へと変色する。そしてバスターライフル改を思い切り振り払い、エクストリームガンダムtype-レオスⅡVsを後退させる。

『ならばこちらも勝負に出るっ!極・限・全・開っ!爆熱機構、ゼノンっ!! 』

特殊システムが発動すると、エクストリームガンダムtype-レオスⅡVsのマニピュレーターが発光する。

『さあ、学ばせてもらうぞ!その機体の真髄とやらを! 』

「やれるものならやってみろっ! 」

 
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