ハイスクールD×D キングオブハジケリスト兵藤一誠
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第十七話 使い魔求めて冥界へ
前書き
今回は使い魔探しの回です!!
コカビエルの騒動から数日後、イリナとゼノヴィアが駒王に転校してきた。しかもゼノヴィアは何時の間にかリアスの眷属となっていた
「しかし何で駒王に来たんだ?」
「ああ、実は教会の戦士を辞めたんだ。」
イッセーの疑問にゼノヴィアがそう答える
「何で辞めたの?」
「イッセー君・・・・・・あの時イッセー君から伝えられた事で私達今までの様に信仰を持てなくなっちゃったのよ・・・・・・」
遠い目をしたイリナがそう答える
「でもよく簡単に辞められたな?」
「ああ、教会の方も大騒ぎだったからだろうな。」
「大騒ぎ?」
「・・・・・・・イエス様が聖剣計画等の事でお説教に来たらしいの。」
「それで教皇や大司教達が倒れたり辞職したりしてな・・・・・・アレはカオスだった。」
「まぁイエスさんも怒る時は怒るもんだろうしな。」
サラッととんでもない発言してる気がするがイリナ達はスルーする
「ところで兵藤一誠、一つ頼みがあるんだが・・・・・」
「何?」
「君の子を産ませてもらえないだろうか?」
「いきなりどしたの?」
「いやな、私は強い者の子を産みたいと思っていてな。君は正に理想通りと思ったのだ。」
「嬉しいけどそれは卒業してからにしようぜ。」
「・・・・・・・躊躇いなくOKするのもどうかと思うけどね・・・・・・」
疲れた表情でそう呟くイリナであった
-翌日、オカ研部室-
「使い魔?」
「ええ、誠治とアーシア達の使い魔を探しに行こうと思ってるのだけどイッセーもどうかしら?」
オカ研に顔を出しに行ったイッセーにリアスがそう言ってきた。ちなみにその場にはソーナ達もいる
「使い魔ね・・・・・・何なら俺が良いの見繕いましょうか?」
「・・・・・・・一応どういうのがいるか聞いても?」
「そうですね・・・・・・金レイア何てどうですか?アーシアに付ければ最高のボディーガード兼移動手段になるでしょうしね。」
「金レイアって・・・・・・もしかしてリオレイア希少種の事ですか!!!!?」
「そうですよソーナ先輩。何か問題でも?」
「ありまくりよイッセー!!!!リオレイアの希少種と言えば上級悪魔・・・・・いえ、最上級悪魔の1個大隊でも太刀打ちできない相手なのよ!!!!!」
「さ、流石にそれはどうかと思いますよ・・・・・・・・」
ビクつきながら叫ぶリアスと震えながら却下の意を述べるソーナ
「そうですか・・・・・・・・それじゃあクシャルダオラはどうですか?」
「古龍種!!!!?もっと駄目に決まってるでしょ!!!!?古龍種なんて魔王様ですら太刀打ちできないレベルの存在なのよ!!!!!?」
焦りながらそうツッコむリアス
「そうですか・・・・・すみませんね役に立てなくて。」
「き、気にしなくて良いんですよイッセー君。」
落ち込むイッセーにそう言ってフォローをするソーナであった
-冥界、使い魔の森-
「使い魔・・・・・ゲットだぜ!!!!」
「パクってんじゃねえ!!!!!!」
バキィッ
「ゴハァアアアアアアアアアア!!!!!!!?」
『ちょ!!!!!?』
突如現れた某人気アニメの主人公の恰好をしたオッサンをイッセーはブチ切れながら殴り飛ばすのであった
「貴様ぁああああああああああ!!!!!!!ポ○モンのパクリをするとは良い度胸じゃねえかぁああああああああああああ!!!!!!覚悟はできてんだろうなぁああああああああ!!!!!!?」
そう怒鳴りながらイッセーは男にロケランを向ける
「待つんだイッセー君!!!彼はマダラタウンのザトゥージさんと言って使い魔の専門家なんだ!!」
「やっぱパクッテるんじゃねえかぁああああああああああ!!!!!!許さん、許さんぞぉおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
佑奈の制止も空しくザトゥージへ向けられたロケランが火を噴こうとしたが
「ヴァかめ!!!!」
バキィイッ
「ゴパァアアアアアアアアアアッ!!!!!!」
エクスカリバーのステッキによってイッセーが殴り飛ばされた事で事無きを得たのだった
何だかんだで使い魔の森を散策しようとしたその時、上空から何かが飛来してくるのであった
「マズい!!!ティアマットだ!!!!」
「ティアマットって・・・・・五代龍王最強のティアマット!!!!!?」
ザトゥージの言葉にリアスが驚愕していると目の前に青いドラゴンが姿を現すのであった
「忌々しい赤龍帝の気配がしたと思ったら悪魔共がいるとはね・・・・・・」
ドラゴン・・・・・ティアマットがそう言いながらリアス達を見回しているとイッセーと目が合った
「イッセーじゃない!!!久しぶりね!!!!」
「ん?ああ、誰かと思ったらティアマットじゃん。」
『・・・・・・・・・・・・・は?』
リアス達は一瞬何が何だかわからなかった
「もう、ティアって呼んでいいって言ったでしょ?」
「ゴメンゴメン。」
そんな呑気な会話をしているイッセーにリアスが意を決して話しかける
「イ、イッセー?貴方・・・・・・ティアマットと知り合いなの?」
「そうですけど・・・・言ってませんでしたっけ?」
「初耳よ!!!というよりどうやって五代龍王の一角と知り合ったのよ!!!!!?」
「アレは確か・・・・・・・」
-10年前-
その日、イッセーは休日の散歩で何時の間にか使い魔の森にいたのであった「ちょっと待って!!!!」
「何ですかリアス先輩?回想を中断する程の事ですか?」
「当たり前でしょ!!!!?どうやったら散歩で冥界にあるこの使い魔の森に来れるっていうの!!!!?」
「こうすれば行けますけど?」
そう言いながらイッセーは何もない所をドアみたいに開けて見せた
『どういう事コレ!!!!?』
「それより続き行きますね。」
そうして森の中を散歩していると蝙蝠っぽい羽根生やしたオッサン達が青いドラゴンを取り囲んでいるのを発見した
「ククク、まさかあのティアマットが弱っている所で遭遇できるとは。コイツを俺様の使い魔・・・・・いや、眷属にすれば俺様の株は急上昇!!!」
「その通りですな!!!!」
「(クッ、風邪で弱ってる所に襲撃を受けるなんて!!!!)」
悪魔達が下種な表情でそんなやり取りをしていると
「オッサン達何してんの?」
イッセーがそこに割り込んできたのだった
「!!?何故人間のガキが此処に!!!!?」
「喚くな!!そんなものコイツを今此処で殺せば気にする事も無いだろうが!!!!」
そう言ってリーダー格の悪魔が魔力弾を放つ
「逃げて坊や!!!!」
ティアマットがそう叫んだ次の瞬間
「鼻毛真拳奥義〝モブガード”!!!!」
ドゴォオオオンッ
「グギャッ!!!!」
『えええええええええ!!!!!!!?』
すぐ近くにいた悪魔を盾にして難を逃れたイッセーだった
「貴様ぁああああああああああああ!!!!!!!自分の仲間を攻撃するとは何を考えてやがるんだ!!!!!」
「はぁあああ!!!!!?貴様が俺の眷属を盾にしたんだろうが人間風情が!!!!貴様ら、このガキを殺せ!!!」
リーダー格が叫ぶと同時に他の悪魔達が仕掛けるが
「人間を舐めるなよ!!!!〝人間レーザー”!!!!!」
ビィイイイイイイイッ
『ギャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!』
イッセーの目から放たれたレーザーで貫かれ
「〝人間サンダー”!!!!!!」
ビリビリビリビリビリッ
『アバババババババババババババッ!!!!!!』
イッセーの手から放たれた電撃を浴び
「〝人間ブリザード”!!!!!!」
ビョオオオオオオオオオオオオオオオッ
カチカチカチ
バキィイイイイイインッ
そしてイッセーの口から放出された冷気によって氷漬けになりそのまま粉々に砕け散ったのであった
「どうだ!!!これこそが人間だけにしか使えない人間だからこそ使える力。人間が持つ無限の可能性、人間の力であり人間そのものだ!」
悪魔達を一瞬で全滅させたイッセーはそう叫ぶのであった
「(いやいやいや、人間にそんな事できないから・・・・・・)あ、ありがとう坊や。」
「気にしなくて良いよ。誰かを助けるのに理由はいらないって言うし。」
「・・・・・・・君の名前は?」
「兵藤一誠。皆からはイッセーて呼ばれてるぜ!!!」
「じゃあイッセー。」
「気安く呼ぶな。」
「!!!!!?」
-そして現在-
「こうしてティアマットと知り合ったわけです。」
イッセーの回想が終わりリアス達は唯々唖然とするしか無かった・・・・・・・内容があまりにもぶっ飛んでいるからだ
「ところで何で此処に来たの?」
「何か使い魔探してるんだって。」
「良かったらイッセーの使い魔にしてくれない?」
「良いよ。」
『即答!!!!?ていうかあのティアマットが自ら使い魔にして欲しいと言った!!!!!!?』
イッセーの了承を得たティアマットはそのまま青髪の女性の姿になる
「じゃあこれからよろしくねイッセー♪。」
「こちらこそよろしくティアマット。」
抱き着くティアマットにそう言うイッセーであった
「(クソクソクソクソクソクソ!!!!!!!!何時も何時も何時も僕の邪魔ばかりして!!!!!アイツさえ・・・・・アイツさえいなければ僕の思い通りになっていたのに!!!!!!!)」
その近くでは誠治が相変わらずそんな自己中な事を考えてたのであった・・・・・その後、アーシアが使い魔を入手し使い魔探しは終わりを告げたのであった
後書き
今回は此処までです!!!次回からは会談編に突入予定・・・・・・勿論ハジケまくりな展開にする予定です!!!次回もどうぞお楽しみに!!
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