サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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ヒカリ:「それが、
カントーの始まりなんですねっ」
カツラ:「いや、これはだだの昔話。
誰かが作ったつくり話が長い年月の中で
かたちを変え、現代に継がれてるだけじゃ」
ヒカリ:「ふぅ〜ん、、、。でも、
そんな悲しい話を子どもの頃
聞いてたんですか?」
カツラ:「まぁ、その時代は普通じゃのっ」
その時、、、
???:「ニューラ、みやぶる」
ヒカリ:「え?」
カツラ:「ヒカリちゃん、何か言ったかね?」
ヒカリ:「いや、あたしは何も、、、」
どこからか声が聞こえてきた。
そして次の瞬間、、、
サーーー
トラックを覆っていた
”ひかりのかべ”が消え、外からエレクが
何かを訴えてきた。
エレク:「ビリッ!ビリビリ!」
ヒカリ:「あれ?エレクが
なんか言ってますよ?」
カツラ:「もしや!」
そして、、、
ワタル:「そこのトラック!その場を動くな!
お前達をポケモン窃盗の容疑で
通報する。速やかに降りてこい」
ヒカリ:「えっ!?」
ヒカリがサイドミラーを見ると、
後方にニューラを従えたカンナと
メガホンで呼びかけるワタルが居た。
ピピッ(無線機)
ヒロシ:「カツラさん!シルフに
見つかってしまいました!」
ヒカリ:「嘘!なんでこの場所が、、」
カツラ:「ヤマブキ1号の社員が
気づき報告したんじゃろうな」
ヒカリ:「えぇーー!どうしよう!!」
ワタル:「繰り返す、、速やかにトラックから
降りてこい。素直に降りてくるのであれば
痛い思いはさせない」
ワタルは引き続き、カツラ達に
トラックから出るよう指示を促した。
ヒカリ:「どうしよう、、ヤバイわっ、、」
ヒロシ:「カツラさん、どうしますか?」
カツラ:「相手は、、2人か」
ヒカリ:「じゃあ戦いましょう!
こっちは3人ですし!」
カツラ:「ポケモンも後ろ(コンテナ)に
500以上おるしな♪逆に取っ捕まえて
全貌を明らかにしてもらうとするかの♪」
ヒカリ:「よぉし!!」
カツラ:「嘘じゃよ」
ヒカリ:「え?」
ヒロシ:「こんな時に
冗談かましてる場所じゃないでしょう!
こっちが3人でもあっちは元四天王!
簡単に倒せる相手じゃない!
それに、孵化施設のポケモンだって
最初から俺たちの言う事を素直に
聞くとは思えない!」
ヒカリ:「じゃあどうしようっ!!」
ヒロシ:「カツラさん、、、トラックの
無線機の電源を入れて、
相手と話をして下さいっ!」
カツラ:「どうする気じゃ?」
ヒロシ:「いま、俺の手元で
タマゴが孵りそうなんですっ。タマゴには
生まれる予定のポケモンの名前が
記入されていて、
孵るポケモンはケーシィ、、、」
ヒカリ:「ケーシィ、、」
ヒロシ:「ケーシィが生まれたら
テレポートでトラックごと
この場から瞬間移動をし、去る事が出来る。
それまでの時間稼ぎをお願いします。
そしてヒカリちゃんはサトシに連絡を!」
カツラ:「ふむ、いい逃げ方じゃ」
ピピッ(無線機)
ヒカリ:「サトシ!聞こえてる!?」
3人はケーシィが生まれるまで
時間を稼ぐ事にした。
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