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魔法少女リリカルなのはVivid ーオーブ列伝ー

作者:末武克之
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第2話 貴方の名は

 
前書き
土ノ魔王獣 マガシルバゴン 

 
「貴方は」

ヴィヴィオは男をじっと見た。

「久しぶりだな、オリヴィエ」

男はヴィヴィオのオリジナルの名を言った。

「えっ?」

ヴィヴィオは男の言葉に驚いていた。

「まさか、ガイさんですか!」

アインハルトは男性に言った。

「確かに俺の名はガイだが君は?」

ガイはアインハルトを見た。

「私はアインハルト・ストラトス、覇王イングヴァルトの末裔です」

アインハルトはガイに自分の先祖の名を言った。

「そうか、クラウスの子孫か」
ガイは片手に笛を持ちながらその場から離れようとした。

「待ってください!貴方は本当にクレナイ・ガイさんですか?」

アインハルトはガイに聞いた。

「ああ、俺の名は確かにクレナイ・ガイだ」

ガイは笛を吹きながらヴィヴィオ達の前から消えた。



ーーーーーー


ヴィヴィオはガイのデータをアインハルトとリオとコロナで調べていた。

「中々見つからないね」

「そうですね」

ヴィヴィオはオリヴィエとクラウスの歴史の本をある程度読んで調べていた。

だがオリヴィエやクラウスのデータは見つかるがガイのデータは見つからなかった。

「あっ!」

リオは何かを見つけた。

「どうしたの?リオ?」

ヴィヴィオはリオの読んでいた本を見た。

「これ、ガイさんじゃないかな?」

「えっ!」

アインハルトはその本を見たそこにはオリヴィエとクラウスとガイが笑顔で音楽を聴いていた。

「クラウス殿下とオリヴィエはガイさんの知り合いだったんですね」

ヴィヴィオは自分の先祖のオリヴィエがガイが吹いている笛の音を聴いていた。

「とっても優しそうな顔をしてますね」

コロナは言った。

四人は閉館時間までガイのデータを調べたがあまり成果は見られなかった。


ーーーーーー


四人はアイスを食べながらミッドの街を歩いていた。

「あっ!ガイさんだ」

リオは十二時の方角にガイが居た。

「あのビルが立つ前は夕焼けがきれいだったんだがな」

ガイは悲しげな顔をして言った。

「あの!」

ガイの後ろから話し掛けてきたのはヴィヴィオだった。

「何だ?お前らか」

そうガイは片手にラムネを飲みながら言った。

「あの、何をしてるんですか?」

そうアインハルトはガイに聞いた。

「あの夕焼けを見ていただけだよ」

そう言ってガイは片手に荷物を持ちながら歩き始めた。



ーーーーーー


夜のミッドチルダの街に一人の男が片手に闇のオーブリングを持っていた。

「目覚めるがいい!土ノ魔王獣!」

そう言って一枚のカードをオーブリングに入れた。

「力の一部となれ、グドン!」


そう言って男は地底怪獣グドンのカードをスキャンした。

「グワァァァオ!」

グドンの鳴き声が地下から響いた。

「見つけたぞ!」

そう10人近くの魔導師が男を囲んだ。

「何のようですか?私は今忙しいのですが」

そう男は魔導師を見ながら言った。

「私はミッド防衛軍のスバル・ナカジマです!貴方の持つそのリングはロストロギアの一つなのでそれを渡してもらいます!」

そうスバルは男に言った。

「悪いですがそれはできませんね」

そう言って男は片手に刀を持ち魔導師に攻撃を仕掛けた。

「ぐぁああああ!」

一人の魔導師がスバルの目の前で斬られた。

「やはり、魔導師は至近距離に弱いですね」

そう男は笑みを浮かべて言った。

「そうとは限らないよ!ウイングロード!」

スバルは地面に手を置いた瞬間水色の魔力の道が出来た。

スバルはウイングロードに乗り男に攻撃を仕掛けた。

ガキィン!

スバルのマッハキャリバーと男の刀がぶつかり金属音がした。

「なるほど近距離戦が得意な魔導師が居るとはオリヴィエやクラウス以来ですね!」

男は片手にまたカードを取り出した。

「何をする気!」
スバルは距離を取って聞いた。

「大地を揺るがせ!サドラ」

岩石怪獣サドラのカードをオーブリングにスキャンした。

「ピシャー!」

そして地面が揺れた瞬間何かが地面から動き出した。

「何が起きるの?」

スバルは男を見た。

だが男は既にその場から消えていた。

「逃げられた!」

スバルは仲間の魔導師を背負って走り出した。


ーーーーーー


「もう朝か」

ガイはポケットから財布を取り出した。

「朝飯は適当に済ますか」

ガイは朝食を買いに街の方へ向かった。

「あっ!ガイさーん!」

後ろからガイに話し掛けてきたのは高町ヴィヴィオだった。

「よう、確かオリヴィエのクローンの何だっけ?」

ガイは言った。

「高町ヴィヴィオです!」

ヴィヴィオはガイに言った。

「ああ、そうだったな」

ガイは片手に荷物を持ちながらコンビニに向かおうとした。

「どこに行くんですか?」

ヴィヴィオはガイに聞いた。

「コンビニだ」

ガイはコンビニまで歩き出した。


ーーーーーー


そしてガイはラムネを二本買いそれの一本をヴィヴィオに渡した。

「えっ?」

ヴィヴィオはガイを見た。

「オリヴィエの目指した強さをお前が目指すんだぞ」

ガイは言って何処かへ行った。



ーーーーーー


ガイと別れたヴィヴィオはジョギングを終えて家に帰宅した。

「ただいま」

ヴィヴィオは言った。

「お帰りヴィヴィオ」

ヴィヴィオの母親の高町なのはが言った。

「ただいま、なのはママ」

ヴィヴィオはなのはに言った。

「ねぇ、なのはママ」

ヴィヴィオはなのはに話し掛けてきた。

「なに?」

なのははヴィヴィオの方を向いた。

「人を助けるのってどんな気分なのかな」

ヴィヴィオはなのはに聞いた。

「誰かを助けるのは当然って皆言うけど実際はそんなことをする人は中々いないからね」

なのははヴィヴィオに言った。
「そうなんだ」

ヴィヴィオは少し下を向いた。

「でも皆の思いは同じだとママは思うな~」

なのははヴィヴィオの頭を優しく撫でながら言った。

「そうだよね!」

ヴィヴィオは笑顔でなのはの言葉に喜んでいた。



ーーーーーー


ミッド防衛軍のブリーフィングルームでチームの隊長のおおとり・ゲンと副隊長の八神はやてが男の詳細を調べていた。

「あの男コードネームジャグラは何ヵ所の場所に出現したんだ?スバル?」

ゲンはスバルに聞いた。

「えっと、今の所三ヶ所です!」

スバルはゲンに言った。

「なら、何か接点があるかもしれませんねおおとり隊長」

はやてはゲンに言った。

「だが、奴の狙いが何かまだ解らないままだ、あまり深追いはするなよ」

ゲンはスバル達に言った。

「了解しました!」

スバルは言った。



ーーーーーー


ガイは片手にパンを食べながらビルを見ていた。

「ふぅ、たまにはまともな物を食いたいな」

ガイはパンを食べ終えてミッドの街を歩き出した。


ーーーーーー


ミッドの街を歩いているヴィヴィオとアインハルトはクレープを食べながら街を歩いていた。

「ヴィヴィオさん」

アインハルトはヴィヴィオを呼んだ。

「なんですか?」

ヴィヴィオはアインハルトの方を向いた。

「ガイさんがどんな人かわかりますか?」

そうアインハルトはヴィヴィオに聞いた。

「優しい人じゃないですか?」
ヴィヴィオはクレープを食べながら言った。

「クラウスとオリヴィエが生きていた時代に彼はオリヴィエとクラウスのよき理解者でした、ですが彼は魔王獣が封印されてオリヴィエとクラウスの前から姿を消して二度と現れませんでした」

アインハルトはヴィヴィオに説明した。



ーーーーーー


ミッドの街の一つのビルの地下で男が片手にカードを持ちながら何かをしようとしていた。
「〆ゝゞヾ〃ヽ〆〃≦≧ЖУЛУЖНЁЁУЁНМЩЖЩОМПЁФ」

何か呪文のような言葉を言っていた。

「見つけましたよ!」

そう言って来たのは青い髪に白いジャケットに白い短パン姿のスバルだった。

「しつこいですね!貴女も」

男は呆れながら言った。

「今度は逃がしません!」
スバルは両手を拳にして攻撃を仕掛けた。

「ふっ!」

男はスバルの攻撃を避けながら片手に剣で迎撃した。

「ティア!」

スバルは大声で誰かの名を言った。

バァン

エネルギーの弾丸が男の頬をかすった。

「二対一ですか」

男は不気味な笑みで言った。

「あんまりズルい手は使いたくないけどこうしないといけませんからね! 」

スバルはマッハキャリバーに魔力を注ぎ込みながら言った。

「ふっ!ふっふっ、しかしもう遅いですがね」

男がまた呪文を唱えようとした。

その時だった。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

どこからか笛の音が聞こえた。

「っぐ!ひどい音色だ!」

男はスバルの後ろから聞こえる音色の主に言った。

「ジャグラー、今度は土ノ魔王獣か?」

声の主はクレナイ・ガイだった。

「そうだ!この地面に封印されているマガシルバゴンが全てを地の底深くに飲み込むでしょう!」

そう言ってジャグラーはカードをリングにスキャンした。

『グルァアアアア!』

怪獣の鳴き声が響いた瞬間地面が揺れた。

「おい!早く避難しろ!」

そうガイはスバルに言った。

「しかし、あの男を追わないと!」

スバルはジャグラーを追うとした。

「今は自分の命の心配をしろ!」

ガイはそうスバルに言った。

「は、はい!」

スバルは頷いた。


ーーーーーー


地上に出現したのは銀色のボディに赤い角と体に紫色のラインが入ったマガシルバゴンが出現した。

「アインハルトさんあれ!」

ヴィヴィオはマガシルバゴンを指差した。

「あれは、土ノ魔王獣マガシルバゴンです!」

アインハルトはマガシルバゴンを見ながら言った。

「確か」

ヴィヴィオは無限書庫から借りてきた本を見た。

するとそこにはマガシルバゴンの記録があった。

「大地の地脈が破壊されし時、土ノ魔王獣が全てを地に還す」

ヴィヴィオは本の通りに言った。

「ヴィヴィオ!アインハルト!」

走りながら来たのは髪がオレンジ色で大人の女性だった。

「ティアナさん」

そうアインハルトは女性の名前を言った。

彼女の名はティアナ・ランスター。

スバルの機動六課の同期で射撃系のデバイスを使う。

「ここは危険だから早く避難して!」

そうティアナは二人に言った。

「あっ、はい!」

二人は走り出した。


ーーーーーー


「やるしかない」

ガイは片手に二枚のカードともう片手にオーブリングを持った。

「ウルトラマンさん!」

[ウルトラマン!シュワ]

左にウルトラマンが出現した。

「ティガさん!」

[ウルトラマンティガ!チャ!]

右にウルトラマンティガが出現した。

「光の力、お借りします!」

[フュージョンUP!ウルトラマンオーブスペシウムゼペリオン]

二人のウルトラマンが一つに重なった瞬間ガイはウルトラマンオーブに変身した。


ーーーーーー


スバルは避難誘導終えて魔王獣の頭にマッハキャリバーに溜めた魔力を放った。

「くらえ!ディバインバスター!」

青い魔力砲がマガシルバゴンに直撃した。

『グオオオオオオオ!』

マガシルバゴンの頑丈なボディにはスバルのディバインバスターは全く効いていなかった。

「そんな」

スバルは自分の技が効いていないのに少し不安になった。

『グオオオオオオオ!』

マガシルバゴンは口から光弾を放とうとした。

スバルはマッハキャリバーにまた魔力を注ぎ込んだ。

「ディバインバスター!」

スバルはマガシルバゴンの口に目掛けてディバインバスターを放った。

マガシルバゴンの口にディバインバスターが直撃したが光弾はスバルに直撃すると思われたその時だった。

巨大な光がスバルを守った。

「えっ?」

その光の正体はウルトラマンオーブだった。

「俺の名はオーブ闇を照して悪を撃つ!」

[青い果実]

オーブは走り出してマガシルバゴンに攻撃を仕掛けた。

「スバル!」

ティアナはスバルに話し掛けた。

「ティア」

スバルはティアナの方を向いた。

「あれがウルトラマン?」

そうティアナはウルトラマンオーブを見ながら言った。

「うん、私も昨日見たときは驚いたよ」

そうスバルはティアナに言った。

オーブはマガシルバゴンのボディにチョップ攻撃を繰り出した。

マガシルバゴンのボディは強固で全く攻撃が効いていなかった。

「スペリオン光線!」

オーブは両手を十字に組んで必殺光線を放った。

バチバチ

しかしオーブの必殺光線はマガシルバゴンには全く効いていなかった。

『グオオオオオオオ!』

マガシルバゴンは口から光弾を四発放った。

オーブはそれがまともに直撃した。

「ジュワ!」

オーブはそれを直撃してふらついた。

「ウルトラマンの援護をするわよ!スバル!」

ティアナはクロスミラージュをマガシルバゴンに向けた。

「無駄だよ、あの怪獣には私達の攻撃は効かないよ」

そうスバルはティアナに言った。

「私達があのウルトラマンの援護をするしかないのよ!」

ティアナはスバルに言った。

「でも、私達の攻撃は無力だよ」

そうスバルは下を向いて言った。

「スバル!貴女はこのミッドの街を守りたいんでしょ!だったら諦めたらダメよ!」

ティアナはスバルに言った。

「そうだよね、私達がやらないといけないもんね!」

スバルはマッハキャリバーに魔力を注ぎ込んだ。

「スバル怪獣の目に魔力砲をぶつけるわよ!」

ティアはクロスミラージュの照準を怪獣の目に向けた。

「オッケー!」

そうスバルはマッハキャリバーの魔力を最大まで溜めた。

「オーブ今援護するよ!」

スバルはティアナの隣で言った。

「これでも喰らえ!スターライトブレイカー!」

「ディバインバスター!」

二つの魔力砲がマガシルバゴンの目に直撃した。

マガシルバゴンは片目が潰れて見えないようになった。

「今よ!ウルトラマン!」

そうスバルはオーブに言った。

オーブは両手をL字に広げてそのまま十字に組んだ。

「スペリオン光線!」

白と紫色の光線はマガシルバゴンに直撃した。

マガシルバゴンはゆっくりと地面に倒れた。



ーーーーーー


ヴィヴィオとアインハルトはオーブを見ていた。

「本当に彼がウルトラマンなんでしょうか」

そうアインハルトは呟いた。



ーーーーーー


ガイは変身を解いてマガシルバゴンから出てきた結晶に近づいた。

そしてオーブリングを前に近づけてカードがオーブリングから出てきた。

「マガシルバゴンを封印していたのはウルトラマンビクトリーさんの力でしたかお疲れさんです!」

そうガイはビクトリーのカードを片手に持ちながら言った。

そして今集まったカードはウルトラマンとティガとガイアとビクトリーの四枚だった。



ーーーーーー


「この調子で頼むぞ、ウルトラマンオーブ」

そう言ってジャグラーは闇に消えた。


ーーーーーー


ガイはミッドの中で一番古い銭湯で風呂上がりにラムネを飲みながら夕焼けを見ていた。

「やっぱりあのビルが無いと夕焼けはキレイだな」

ガイはマガシルバゴンに破壊されたビルが消えて見れるようになった夕焼けを見ながら言った。


「あっ!ガイさーん!」

ガイが後ろを振り向くと高町ヴィヴィオと金髪の女性が立っていた。

「よう、ヴィヴィオ」

ガイはコートを片手に持ちながらヴィヴィオを見た。

「ガイさん今お風呂に入ったんですか?」

そうヴィヴィオはガイに聞いた。

「ああ、そちらの方は?」

ガイはヴィヴィオの隣に立つ女性を見た。

「この人はフェイトママです」

ヴィヴィオはガイにフェイト・T・ハラオンを紹介した。

「初めまして貴方がクレナイ・ガイだね」

フェイトはガイを見て聞いた。

「ああ、こちらこそ初めまして」

そうガイは片手に帽子を持ちながら言った。

「ねぇ、フェイトママ」

ヴィヴィオはフェイトの名を呼んだ。

「なに?」

そうフェイトはヴィヴィオを見た。

「ガイさん家でごはん食べませんか?」

そうヴィヴィオはガイに聞いた。

「えっ?」

フェイトは少し驚いていた。

「ダメかな?フェイトママ?」

そうヴィヴィオはフェイトに聞いた。

「なのはなら大丈夫っていうかもね」

フェイトは優しそうな顔で言った。

「いいのか?」

ガイはフェイトに聞いた。

「うん」

フェイトは頷いた。



ーーーーーー


ガイがごはんを食べているころ湖の中で何かが動いていた。

それが何かは解らないが。 
 

 
後書き
ガイのウルトラ大研究

ガイ「今回のヒーローはこの人だ!」

[ウルトラマンビクトリー]

ガイ「ビクトリーさんは地底世界の守護するウルトラ戦士の一人でウルトランスと呼ばれる能力で怪獣の一部のパーツを使い戦う」

ガイ「今回の怪獣は」

[マガシルバゴン]

ガイ「地ノ魔王獣マガシルバゴンは従来のシルバゴンに比べてボディは強固で力も普通のミサイル攻撃は水を掛けられるぐらいのダメージだ」

ガイ「次回もまた見てくれよな」


次回予告

全ての水が臭くなっちまった。

それを臭くしたのは水ノ魔王獣の力だった。

そしてミッド防衛軍の新型の戦闘機が開発された。

次回 豪腕の戦士

悪を砕き光を照らせ!
 
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