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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

作者:ドリ男
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サトシ:「これで大丈夫だっ」



ヒカリ:「わぁ〜!明るいわ!」



サトシとヒカリは懐中電灯の
明かりを見つめ、(しばら)くぼんやりした。





ガタガタッ(走行)




サトシ:「今日の作戦、もし成功したら
どんなポケモンが手に入るんだろうなっ」



ヒカリ:「そうねーっ、、、。
あたしは、手に入るなら何でもいいかなっ。
サトシは?、、何か欲しいポケモンはいるの?」




サトシ:「俺もヒカリと同じだっ。
どんなポケモンでも、精一杯の
愛情を込めて育てて、俺は一緒に
失ったポケモン達を探してみせる!」



ヒカリ:「そうね!やっぱり
愛情が大事なのよ愛情が!」



サトシ:「、、、カラカラもさっ、、。
こないだ研究所のリビングから
飛び出しただろ?でも、、
あいつにはあいつなりの抱えていた
想いがあったんだ。」




ヒカリ:「カラカラなりの想い?」




サトシ:「、、あいつも寂しかったんだよ。
俺みたいに、、、。だから、俺は
カラカラに寂しい思いをさせないように
頑張ろうって思うんだっ。」




ヒカリ:「、、、そっかっ(笑顔)」





サトシ:「あいつ、何気に力あるんだぜっ!
こないだ骨で手を叩かれただろ?
あの時そう感じた!、、最近になって
やっと痛みがとれたんだぜ!?」




ヒカリ:「へぇーっ、そんなに強いのねーっ」




サトシ:「まだ俺に懐いてないけど、
やっぱりあいつは頼りになる!
問題はどう仲良くなるかなんだよなー」






サトシはヒカリに10分程カラカラの話をし、
ヒカリはサトシの話に飽きる事無く、
しっかりと聞いていた。




サトシ:「進化してガラガラになると
持ってる骨が大きくなるんだ!
あいつのホネブーメランは強烈だろうなっ、、
ヒカリはガラガラ見た事あったっけ?」




ヒカリ:「、、、」




サトシ:「、、、ヒカリ?」





ヒカリはジッとサトシの顔を見つめていた。








ヒカリ:「、、、ふふっ(笑顔)」



サトシ:「ん?、、どうしたんだ?」




ヒカリ:「、、、今更だけど、
やっぱサトシは変わんないなーっ」



サトシ:「えっ?」




ヒカリ:「ポケモンの話をする時のサトシの目、
昔とちっとも変わってないっ、、。」




サトシ:「俺の目が?」



ヒカリ:「、、目だけじゃないよっ。
ポケモンの事になるといつも熱くなるし、
前から思ってたんだけど、やっぱり
大人になっても、サトシはサトシねっ」




サトシ:「えっ?、、ん〜そうかな?」




ヒカリ:「なんかサトシと
ポケモンの話をすると、昔に戻ったみたいっ♪」




サトシ:「昔か、、、」











 
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