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『幸せの欠片達』

作者:零那
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『いきてる』



在りもしない
終わりでもない
始まってないから

泣いて叫んで
嘆いて絶望した
そんな日々は
もう此処にない

償いなど
何も出来ぬ

心から笑い
心から泣くのが
どれだけ
幸せなことか
知らなかったよ

君のおかげで
知ることが出来た

こんな僕でも
こんな罪人でも
生きてて良いって
君は言ったね

でもね本当は
解ってるよ
生きる価値なんか
無いってこと
生きる資格なんか
無いってこと

それでも君は
僕と居たいと...
僕はそんな君を
払いのけた

君の為だった

あの頃の僕に
今の僕が逢えるなら
僕は何を言うかな...

あの頃の君に
今の僕が逢えるなら
僕は何を言うかな...


 
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