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ロクでなし魔術講師とWの戦士

作者:西森
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ロクでなしと変わらぬ日常の終了

 
前書き
相変わらずの内容ですがよろしくお願いします。 

 
読者の諸君、俺の名はグレン=レーダス

アルザーノ帝国魔術学院で講師を勤めているちょっとした訳あり講師だ。

そんな俺の休日の朝の一日は優雅に開始される。

はずだったのだが…

?「お前は何をやってるんだーっ!! 」

ドカァッ!!

グレン「ぎゃいーんっ!? 」

鬼(セリカ)の乱入によって破壊された。

この女はセリカ=アルフォネア

アルザーノ帝国魔術学院の教授で俺の育ての親なのだが性格は少々、いや、かなりきつい!!というか鬼だ

セリカ「何だぁ、お前、今読者に対して私を悪くいっただろう 」

グレン「いえっ!?めっそうもございません!? 」

こんな感じだ。ちなみに外見は若いが実年齢はかなりの婆さん…

セリカ「《其(そ)は摂理(せつり)の円環(えんかん)へと帰還せよ…》 」

グレン「やめてぇ!?ごめんなさい!!こんなとこでイクスティンクション・レイを放たないでください!! 」

この世界では魔術が発達し、実力者なら一節詠唱で唱えることができるが並の奴じゃ三節詠唱で唱えることしかできない。

ちなみに俺は一節詠唱ができないがべ…別に悔しくなんかないんだからな!!

とにかくこれ以上言うと本気でセリカに殺されかねないため止しておこう

グレン「ていうか何か用かよ? 」

俺がセリカに聞くと

セリカ「何か用かではない!お前、学院はどうしたんだ!! 」

へっ?

グレン「何を言ってるんだセリカ?今日は休日だろ。そんなこともわからないくらいお前はボケて… 」

セリカ「《其は摂理の円環へと帰還せよ…》 」

グレン「ごめんなさい!!ボケてるのは俺の方です!! 」

セリカ「まったく!確かにボケてるのはお前だ。お前のクラスは今日は休日登校だろうが 」

グレン「そうだっけ? 」

セリカ「わかったらさっさと… 」

ブォンッ!!

セリカ「早く学院に向かわんかーっ!! 」

ドカァッ!!☆ミ

グレン「ぎゃいーんっ!? 」

セリカに蹴り飛ばされ、俺は渋々と学院に向かうのだった。

グレン「ちくしょうセリカめ、おもいっきり蹴りやがって!大体休みの日に学園がある方がおかしいんだっての! 」

俺がそうぼやいていると

グレン「おやあれは… 」

目の前に知っている人物がいた。

とりあえず俺は声をかけるのだが

グレン「どもっすハレンチ先輩! 」

ずこぉーっ!!

俺が声をかけた人物は派手にずっこけた。

すると

ハーレイ「グレン=レーダス!貴様何度私の名前を間違えれば気がすむんだ!!私の名はハーレイ=アストレイだと言ってるだろう!!しかも最低な間違いをしおって!! 」

グレン「いやぁ、すいませんねハ…何とか先輩 」

ハーレイ「貴様ぁっ!! 」

こいつは俺の先輩講師のハー…何とか先輩。口うるさいハゲで俺に対して厳しいハゲの先輩だ

ハーレイ「貴様ぁっ!!私の説明を読者に対してハゲハゲと言ってるだろう!! 」

グレン「さぁ、何のことだかサパーリ? 」

これ以上ハー…何とか先輩をからかうわけにはいかんな

グレン「それじゃあ先輩、ちぃーす! 」

ハーレイ「待たんかグレン=レーダス!! 」

待ってられるかっての

俺はハー…何とか先輩から逃げるため走りまくった。

だが

バキンッ!!

グレン「あぁっ!? 」

それがいけなかったのかベルトの金具が壊れてしまった。

グレン「ちくしょう!!この安物め!どうすりゃいいんだよ!! 」

このまま学院に行くと白猫にガミガミ言われるだろうし、かといって新しいベルトを買う金もない

どうしようかと俺が思ったその時

キラッ☆

グレン「んっ? 」

俺の近くに妙なベルトが落ちていた。

グレン「うほっ!こりゃ日頃から真面目に働いている俺に対して神様がくれたご褒美かもな♪ちょっと形が変だが拾ったものは俺のもの♪ 」

ガチャッ!

俺は落ちていた妙なベルトを代わりに腰に巻いた。

グレン「何だか自動で巻いてくれるだなんて便利なベルトだな。こりゃいい拾い物したかもな 」

この時の俺はそう思っていた。

だがこれがきっかけで後々めんどくさいことに巻き込まれる羽目になったのだった。

それから数時間後、俺は学院に着いたのだが

システィーナ「遅いじゃないですか先生!! 」

待っていたのは白猫の説教であった。

実はあの後、俺はある出来事により遅刻し、白猫から説教を受けているのだった。

システィーナ「何をやってたんですか!!今日が休日登校だと知っていたでしょう! 」

すまん。忘れてたわ

こいつはシスティーナ=フィーベル。通称白猫。俺のクラスの生徒で真面目で厳しい。風系の魔術を得意とする。

俺が白猫からガミガミ説教を受けていると

ルミア「まぁまぁシスティ、それくらいにしてあげようよ。先生だって何か理由があったんだろうしさ 」

ルミア、お前はマジで天使だぜ!

ルミア=ティンジェル

俺のクラスの生徒で優しい女子。回復系の魔術が得意で意外と精神制御力が高い。実は一部の奴しか知らない秘密がある。

システィーナ「理由ねぇ、それじゃあ先生、その理由を話してみてください 」

わかったよ

グレン「実はな、俺だって時間が迫ってヤバイと感じて猛ダッシュしたんだ 」

グレン「だけど走っていたら輝く太陽が目に入り、俺は思ったんだ 」

グレン「こんなポカポカ太陽の日には寝るしかない!そう思った俺は近くのベンチで軽い昼寝をしたんだがそのまま寝過ぎちゃって今に至るわけだ! 」

俺が胸を張って理由を言うと

システィーナ「《あんたは・一体・何をやってんのよーっ》 」

バチバチィーッ!!

グレン「ぎゃあぁーっ!? 」

白猫は俺が教えた呪文即興改変で俺に向かってショック・ボルトを放ってきた。

システィーナ「今日という今日は許さないから覚悟してください!! 」

グレン「いやぁ!!電撃はいやぁ!! 」

ルミア「あはは… 」

そして白猫に電撃を食らわされている俺を

リィエル「…グレン、いつもと変わらない 」

リィエルが呟くのだった。

リィエル=レイフォード

俺の元同僚。密かにルミアを護衛する任務についている普段は無口。錬金術で作った大剣を振り回すのが得意。苺タルトが好物

とまぁ、いつもと変わらない日常が始まるわけなのだが

ここから先が少しくらい違うのだった。

?『どうやらようやく彼に代わる人物が現れたようだね。この人ならきっと大丈夫だろう 』

一体何が起きるのやら!? 
 

 
後書き
今回は好きな小説を題材にしました。最初はゴーストかウィザードとも考えましたがウィザードはハイスクールD×Dに使い、ゴーストは地球の偉人が出るのはおかしいと思って却下しました。 
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