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ラブライブ!~満身創夷の龍と9人の女神~

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第1部 音ノ木坂高校、俺の青春の始まり
序章~俺の、不本意な高校生活、始動~
  第3話 日常決壊

__雛子(ことりの親)side
  ....
(...あの先生から聞いた通りね。)
昔の龍哉君には無かった、相当な威圧感。まだ15歳の筈なのに、私より圧倒的に高い身長。とても発達している筋肉と、そこに幾つもある傷痕の様な物。そして、殺意を宿す様な鋭い眼光と、冷徹な目。そして、髪により隠れている右目と、その髪が風で揺れた時に見える目の付近に微かに見える、酷い傷。
とてもこれは、誘っても駄目そうな風格を持っている。
(...けど、人数の減少を阻止する為には、何とかしないといけないし、今更逃げられる訳には行かない...!)
そう考えた雛子は、覚悟と決意を象徴するかの様な表情になった。
_____龍哉side
(コイツは、あと何回言えば辞めてくれるんだ...面倒臭ぇんだよ。本当に...)
俺はそう考えながら、不快な表情を作る。こっからは意地の張り合い、恐らく長期戦になる可能性もある。だが俺は途中で逃げる様な真似はしねぇ。理事長には悪いが、ここで完全に断念させるしかねぇだろ。万が一負けて入る事になっても、不登校という策を使う。そうだ、俺は自宅警備隊N,E,E,Tだ!これは戦争だ!勝利して自宅警備という日常を守り抜く!
...うん、これは誰に言ってんだろうな。まぁ大丈夫だ。.....行くぜ。アタックフェイズだ。
「...チッ...はぁ.....」
第一段階。まずは舌打ちと溜め息をつく。これでまずは印象をダウンさせる。理事長も嫌な顔をしている。計画通りだ。
俺は、心の中で凄いニヤけながら、心の中でこう呟いた。
(...作戦通りだ。)
そしてここからが本番だ。畳み掛けて行く。
「...あの、理事長。先程も言いましたが、俺はお宅の女子高の試験生なんざごめんですね。そもそも俺は学費もロクに無い。成績も中の下だ。そんな俺なんざをそっちの高校に入れて何の得がある?無いだろ。寧ろ俺を入れたら得よりも損だ。それに俺は学校にはもう行かねぇと決めてるんで。はい。」
...よし。上出来だ。実際は学費はまぁある。成績も中の上か下かは俺は、よく知らない。只、こうでもしないと折れてくれないだろうからやらかしてやった。
成し遂げてやったぜ。まぁ「成せば成る。成さねば成らぬ、何もかも」という言葉もある。俺はその言葉の通りにしただけさ。途中から口調が崩れたが気にしないでおこう。
「...あの、すみません。」
突如、理事長が口を開いた。その妙に弱々しい口調から、俺は、勝利を確信した。...任務、完了。(ドヤァ)
........フハハハハハハハハハハハハハハ! 勝った!自由だぁ!!俺は自由だァァァァァ!!イヤッホォォォォォォォwwwwwww最高にハイッて奴だァァァァァァァァァァ!!微分!積分!二次関数!!微分!積分二次関s「いつ、私は「入るか入らないかの決断をあなたに委ねる」と言いましたか?」ゴゴゴ
「...は?」
突然の言葉に驚き、俺が目の前を見たら理事長が、「まだだ、まだ終わらんよ」とでも言いそうな笑みを浮かべ、俺を見ている。畜生。今脳内で完全勝利したシリーズで有名なUC流そうと思ってたのに。
...つーかヤバい。殺気放ってる。オーラ見える。コイツ...新手のスタンド使いかッ!!というか強制なんですか?え?お兄ちゃん泣くぞ?おぉん?
「...いや、だから俺は何がどうなろうが地球が滅亡しようが地球がグラン・ミラオスに焼き払われて消し炭にされようが俺は入らn「いつ言いましたか?ねぇ、私がいつ言ったんですか?」
...ヤバい。相手は満面の笑みを浮かべてんのに何だこの威圧感は...ッ!しかも睨み付けてるってのに効かない!?俺曰く俺の眼光は睨み付ければ女や子供は全員ビビって泣きそうになるってのに...(町中やT京駅で実証済みです)まぁ、こうなっちまったら仕方ねぇ。不登校して懲戒喰らって強制退学すればいいな。よし、乗った。
「...分かりましたよ。入りますよ、音ガ山坂高校。」
「...学校名間違ってるじゃないですか。」
...え?音ガ山坂高校じゃねぇの?
「チッ...そんじゃ、これで話終わりッスよね?俺帰るんで。」
「あっ...最後にこれ、パンフレットです。それでは。」
そう言われた俺は、断ろうとしたが強制的にパンフレットを貰わされた。断りきれなかったじゃねぇか畜生が。
「...とりあえず中身だけ見てみるか。興味は無いが一応見ておかないといけない気がする。」
そう独り言を呟きながら、パンフレットを捲る。というか名前音ノ木坂だったのか。音ノ山坂だと思ってた。何処の力士だよ。
そして画像とかを見る。男子居ねぇ。制服も載ってねぇ。マジか。面倒臭い。
「はぁ...何で俺が女子高なんかに行かなきゃいけねぇんだ...面倒臭すぎんだろ。あの時是が非でも断りゃ良かった...」
本当情けねぇな、俺は。断り切れねぇなんてな。んな甘ぇ考えだったから...
.... ........
あの時も、駄目だったんだろ...

...まぁ、ここまで来たら、もう俺から退学するなんて言える筈も無ぇ。だが、作戦はあるし、何とかなる筈だぜ。
「よし、ア○バ討伐の続きやるか。」
そして、俺は再び3●Sを開いた。
...だが、この時は本当に知らなかった。まさか、こんな所で(チャー研じゃねぇぞ)彼女達と再会してしまう事になっちまうなんて。

TO BE CONTINUED... 
 

 
後書き
今回も、読んでいただき本当に有難うございました。
次回は、小説オリジナルの新キャラが登場します。
次回もまた、見てくださるなら是非宜しくお願い致します 
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