ラブライブ!~満身創夷の龍と9人の女神~
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第1部 音ノ木坂高校、俺の青春の始まり
序章~俺の、不本意な高校生活、始動~
第1話
前書き
どうもライゼです。
今回から本格的なストーリーが始まりますが、今作はおそらく駄作になると思います。一応ご了承ください。
ちなみにこの作品の1話時点での時系列は、本家アニメ1期1話の約1年前辺り、すなわち穂乃果達が入学する直前です。
まぁ前書きはこの位にしておいて、それではどうぞ。
「死ねよカス野郎が!」バキィ「よくも____さんを!」ドゴォ
「何で生きてるのよ!?あんたみたいなゴミクズとっとと死になさいよ!」ズシャッ「警察に連絡しろ!この塵野郎は死刑だ!」バキィ
「だから...俺じゃないって言ってるよな「屑の分際で言い逃れするなゴキブリ!」ボゴォン「グハッ...」
「最低!」バゴォン「速く死ねよ!」バキィ
「俺じゃないって...何回言ったら解るんだよ...」
バキィ、ドカァンという音が鳴り響く校庭に数十分前現れた、大量の人で作られた壁の中で、罵声、笑い声等を浴びされながら、一人の傷だらけの少年は、血を吐きながら数の暴力を受けている。両腕両足には、その歳には絶対に壊せない程固い鎖が巻き付けられ、逃げ場の無いまま、その少年は暴力を受ける他無かった。しかもそこに居たのは生徒だけではなく、
「お前はこの学校の恥だ!」ボゴォ「ゴキブリ以下の癖に何て事をしてくれたんだ貴様は!」バキバキィ
教師達も一緒に少年を殴っていた。
「辞めろ...辞めてくれ.....(バキィ)カハッ...」
その少年は再び血を吐き続けた。周囲には笑い声や罵倒の声が響き渡る。最早そのまま後15分後もこのまま殴られ続けられていたら全身の血を吐いても可笑しくない。そんな状態だった。
「誰か...助けてくれ.....ッ....!」
その男は声にならない叫びを上げた...
_____\デッデッデェーン♪デッデッデェーン/
突如耳元に、いつもの荒々しい曲調の、とあるゲームの曲が流れ始める。
そして、我に還った俺の、いつもの視界が開き始める。
閉まりきったカーテン。ゲームソフトや漫画で埋め尽くされた本棚。そして、最近使っていない胴着。紛れもなく俺、剣谷龍哉の部屋だった。
「.....夢か...。」
何で今更、あんな思い出したくもねぇ夢を...
「...考えても仕方無ぇし、とりあえず朝飯食うか。」
そして部屋から出て、家の階段を降り、リビングへと直行する。そして、いつも通り、夜の内に炊いておいた白米を茶碗に乗せて塩を振り、冷蔵庫から材料出して味噌汁作って、コップに水を入れ、ついでにテレビの電源を付けて、朝飯の準備を整える。そして
「...いただきます」
いつも通り飯を食い始める。
そして、片手で食べながらリモコンのボタンを押す。
「今日は面白そうな番組は無いか」
ダメだ。今朝はまともな番組が無い。1chから12chまで、地デジもBSもCSも見たがドラマしか無ぇな。
そう思いながら電源を消そうと考えた時、朝ドラのとあるシーンが映った。その画面には、ドラマの主人公っぽい奴が何人もの仲間らしき奴と遊んでいて「私達は一生友達だよ!」と叫ぶシーンが映っていた。
「.....下らねぇ。馬鹿じゃねぇの」
俺はそう呟きながらテレビを消した。
「何処もかしこも友達とか友達とか煩ぇんだよ...何が友達だよ。そんなモン作るから後で後悔すんだよ。」
そう呟きながら彼は、再び朝飯を食べ始めた。
_____
そして、いつも通り夕飯の買い出しに行き、また周りから見た目故に恐がられて、んで家帰ってきて、夕飯作って食って、といつも通りの生活をしていて、気付いたら夜になっていた。
そして俺はP○4でスト○ァイ5をしながらテレビのN○Kのニュース番組を聞いていた。
「よっしゃネット6連勝目。やっぱガ○ル強「続いてのニュースです。」
おいNH○、少しはタイミング考えろ。まぁテレビに言っても仕方無ぇか。
「来週から都内の全高校で入学式が行われます。ということで今日は高校特集として、最近猛烈な人気を誇るUTX高校のA-RISEさんに取材をして来ました」
そう聞いた瞬間、俺の手が止まった。後半のUTZだかB-RIZだかの事は知らねぇしそもそもどうでも良かった。寧ろ俺は前半の事を聞いていた。1月のあの事を思い出したからだ。
「...そういや来週から一般の新高校生は高校生活始まんだな...。まぁ、俺には関係無いか。」
俺は、県内でも中間レベル程の高校を受験していた。
別に他の奴と馴れ合うつもりは無い。
只勉強は嫌でもした方がいいと思ったし
..
師匠にも行っとけと言われたから受験した。ただ、当時______してた俺が受かる筈が無いなんて知ってた。
実際、俺は落ちた。しかも、俺以外の約237人は全員受かっていた。しかも滑り止めで受けさせられた方も学年の定員は100人、んで受験生97人。偏差値的にも問題無かった筈が、そこも俺以外全員が受かっていた。だから俺の高校生活は有り得なくなった。それだけの話だ。まぁ、無理矢理他人と変な関係作らされるよりはマシだ。と考えたらある意味良かったのかもしれない。というか良かった。
「そうすりゃこれからも一人で生きていく事が10000%可能だしな。」
そう思っていた事を口に出した時、リビングの机から音が鳴った。電話か。面倒臭いな。誰からかも解らねぇ。まぁとりあえず出るだけ出て、面倒臭かったら切るか。
ピッ
「もしもし、剣谷ッス」
「はい、もしもし、私は...」
...誰だよ。面倒だからとっとと言えよ。口調からして大人の女って事は解った。んじゃ誰だ。知るか。
「私は......音ノ木坂高校理事長の、南です。」
「...は?」
国立高校の理事長?マジかよ。つーか南?確かこの家の隣の家に住んでたよな。...いや、まさか隣の家の人が理事長とか有り得ねぇよな。きっと別の家のとりあえず何の用か聞くか。
「あーはい、俺に何の用ですか」
あえて適当に言ってみる。
「はい、今日は大事な話があって、電話したんだけど、いいかな?」
「あ、はい。」
おい、何故いきなりタメになった理事長。俺なんかにタメになってどうすんだよ。というか、何故俺の電話番号知ってんだよ。ストーカーか?
だが、次に理事長から電話越しに出た言葉は、俺のそんな小せぇ疑問なんざ一瞬で潰す様な、衝撃の言葉だった。
「剣谷龍哉君。あなたを音ノ木坂高校の共学化試験生として、本校に入学してもらいます。」
「.....は?」
ページ上へ戻る