サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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ヒカリ:「警備員が近づいてきたわっ」
サトシ:「ヒカリ!隠れるんだ!」(小声)
緊迫した雰囲気が張り詰める中、
警備員は徐々にサトシ達の所へ接近する。
警備員:「、、、ん?あの草から
匂いが出てるのか?」
警備員は、カラオケ店の影から
頭の草だけ出しているナゾノクサの
存在に気づいた。
警備員:「、、何か珍しい花でも
咲いているのかな?」
ナゾノクサ:「ナゾッナゾッナゾッ」(小声)
サトシ(あと3メートル)
ナゾノクサは近くに置いたマジックミラーに
反映されて映る警備員から距離を推測し、
サトシ達に教えた。
ナゾノクサ:「ナゾッナゾッ」
サトシ(2メートル)
ナゾノクサ:「ナゾッ、、、」
サトシ(1メートル、、、ヒカリ今だ!)
サトシは目でヒカリに合図をした。
ヒカリ:「ナゾノクサ!フラフラダンス!」
ナゾノクサ:「ナゾ!」
ピョンッ(飛びだし)
警備員:「うわっ」
ナゾノクサ:「ナゾ〜〜ナゾ〜♪」
警備員:「はにゃ、、、」
ナゾノクサのフラフラダンスで
警備員は混乱した。
サトシ:「よし!」
バッ
サトシは警備員が混乱したのを確認すると、
店の影に引き込んだ。
サトシ:「ヒカリ!”ねむりごな”をくれ!」
ヒカリ:「はい!」
スッ(ねむりごな)
ヒカリは警備員にねむりごなを
飲ませた。
警備員:「うひ〜」
ヒカリ:「これで混乱が解けた後は
しばらく眠ってるわね」
サトシ:「ああ!
それにしても、ナゾノクサ、偉いぞっ!」
ヒカリ:「よく頑張ったわねナゾノクサ!
あなた、とっても優秀よ(笑顔)」
ナゾノクサ:「ナゾ〜♪」
警備員:「わいは〜」
ーー5分後ーー
警備員:「zzz zzz zzz」
ヒカリ:「眠ったわ、、、」
サトシ:「あぁっ。でも、問題は
ここからだっ。俺が警備員に成りすまして
シルフに潜入した後、ベンツのスペアキーを
手に入れて監視カメラの電源を切る。
そして手に入れたスペアキーを
非常口から駐車場に投げる。」
ヒカリ:「あたしはそのスペアキーを
受け取ってベンツに機器を付ければいいのね!」
サトシ:「ああ!とにかく時間がない!
6時までに終わらせないとみんな
退勤して駐車場に社員がくる!」
ヒカリ:「今は5時40分、あと20分しかないわ!」
サトシ:「急いで着替えないと!」
ババッ(着替え)
ヒカリ:「ちょっと!あたしの前で
着替えないでよ!」
サトシ:「そんな事
言ってる場合じゃないだろ!」
ヒカリ:「もう!サトシったら
ほんとデリカシーがないのね!」(逆向き)
なんだかんだあり、サトシは
警備員の格好に着替えた。
サトシ:「ヒカリ、着替え終わったぜ!」
ヒカリ:「、、あっ、警備員っぽい!」
サトシ:「それに、シルフの内部マップまで
所持してるぜ!」
ヒカリ:「それなら、他の警備員に
聞かなくてもスペアキーとモニター室の場所が
わかるわね!」
サトシ:「じゃあ、行ってくるぜ!」
ヒカリ:「サトシ、、本当に気をつけてね?」
サトシ:「ああ!」
サトシは残りの”ねむりごな”と
無線機を持ち、シルフへ向かった。
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