ウルトラブライブ
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
ウルトラマンダイナ
守るべきもの
守るべきもの-11
にこ「ゼェ……ゼェ……」
真姫(相当辛そうね……無理してたんだわ…なのに私は……)
にこ「ハァ…真姫……」
真姫「何にこちゃん」
にこ「もし私が死んだら、にっこにっこにーを…可愛さをアピールするための掛け声として、世界中に流行らせて欲しいの」
真姫「何言ってるの!!にっこにっこにーを世界中に流行らせるなんて私一人じゃ出来ないわよ!!」
にこ「そんなこと無い…貴方ならきっとここから助かることが出来るわ……だからにっこにっこにーのことだけは…」
真姫「無理よ!!にこちゃんがいなきゃ私なんか何にも出来ないわよ!!しっかりしなさいよ!!弱気になるなんて貴女らしく無いわよ!!」
にこ「……そうだ…真姫、私の鞄とってくれる?」
真姫「え?……はい」
にこは上体を起こし荷物の中を漁る
にこ「……あった…これ、あんたのでしょ?」
真姫に差し出すにこの手にあったのは
真姫「!!にこちゃんこれ何処で!?」
にこ「空港であんたが落としたのよ、返すの忘れてたわ」
リーフラッシャーだった
にこ「くっ……バタン……ハァ…ハァ…」
真姫「にこちゃん!!…(これで変身して、病院までにこちゃんを連れていけばにこちゃんを助けることが 出来る……でもそうしたら正体が……)」
ダイナ『真姫、いいか』
真姫が葛藤する中、ダイナが真姫に話し掛ける
真姫『…何?』
ダイナ『答えを出すのは君自身だから、俺は特に何も言わない』
真姫「……」
ダイナ『だが聞かせてくれ』
真姫『何を?』
ダイナ『君は、何を守りたいんだ?』
真姫「!!」
ダイナ『君は、何を守る?誰を守る?俺は力を貸す、だが守るべきものを決めるのは真姫…君だ』
ダイナの言葉に、真姫は決意した
真姫「にこちゃん、聞いて」
にこ「……何?」
真姫「今まで黙ってたことがあるの、これは…他の誰にも言わないで欲しいの…にこちゃんを信用して、話すわね」
にこ「分かった……話して」
真姫「私が、ウルトラマンダイナなの」
にこ「え?」
真姫はにこの上体を抱き抱え、リーフラッシャーを見せる
真姫「光は、すぐ側にあるのよ」
そして二人は、眩い光に包まれた
ページ上へ戻る