夏の詩
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第一章
1.黄色い日差し
外に出ると否が応でも僕を照らしてくる 照らすというよりかは焼いてきているのか
ただひたすら熱くじりじりとしてくる 外に出るのを後悔してしまう程だ
夏の日差しは黄金で何処までも熱くて僕を苦しめてくる 夏そのものが嫌になってしまう
けれどその夏の熱い日差しの中であるものを見る 夏になるといつも目に入ってくるもの
向日葵 夏に咲く大きな花達
向日葵達は何も言わずこの熱い日差しの中で咲いている まるで自分達自体が太陽である様に
その向日葵達を見て不思議と夏も悪くないと思える その咲いている姿を見て
明るい向日葵達は一面に咲いてその輝きを見せてくれる その輝きの色はというと
黄金だ 黄金の輝きを放つのは太陽だけじゃない
向日葵達も咲いてそのうえで黄金の輝きを見せてくれる 向日葵の黄金は一面に輝いていて
夏の世界を彩ってくれる 夏は熱いだけじゃない
そこには黄金がある その黄金は決して手に取ることはできないけれど
それでもかけがえのない宝物として僕達の前にある 夏にしかない宝物
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