戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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最終回 遂に終わりだ!大団円!!その十五
「そんな人いないんだな」
「この地球には」
「そんな都合のいい人なんていないわよ」
瞬はまた言った。
「何処にもね」
「やれやれだな」
「じゃあ俺達どうすればいいんだ」
「これからのことは」
「どうしてDT卒業しろっていうんだ」
「そんなの知らないわよ」
これが瞬の返事だった。
「自分で考えなさい、私は将来心定めた殿方と結ばれるけれどね」
「そうか、じゃあな」
「精々幸福な家庭を築きな」
「俺達はハーレム目指すぜ」
「酒池肉林でいくぜ」
やはり二人はこちらだった。
「やるぜ」
「太く長く遊んでいくぜ」
「金びご馳走にお酒にお姉ちゃんだ」
「その生活を送るぜ」
「全く最後の最後までこの調子ね」
瞬はヒロイン、そしてライバルキャラとして二人を見つつ呆れた。
「どうなることやら、これから」
「決まってるだろ、薔薇色の未来だ」
「俺達の人生はな」
「ハーレムエンド」
「それが待っているんだよ」
「ハーレムハーレムって」
それこそとだ、瞬は呆れて言った。
「そんなにいいの?」
「俺達にはいいんだよ」
「それでな」
「だから酒池肉林最高って言ってるだろ」
「そうした生活がな」
「全く、結局最初から最後までそう言って終わるなんて」
それこそとだ、また呆れて言った瞬だった。
「駄目な作品ね」
「それが最終回迎えたんだよ」
「打ち切りにもならずにな」
「これだけでもすげえぞ」
「作者ガチで打ち切り視野に入れてたからな」
「それが無事最終回」
「俺達も生きていた」
奇跡である、この作品がこうした終わり方をしたことは。
「いいだろ」
「じゃあこのまま終わるぜ」
「とりあえずDT卒業する相手探してくるぜ」
「未亡人限定でな」
「じゃあもうする終わるわよ」
瞬は何時まで未亡人未亡人五月蝿い二人に告げた。
「この作品の大団円、三人で記念撮影で終わるわよ」
「よし、変身はしないがポーズつけるか」
「最後だからな」
「皆今まで読んでくれて有り難うな!」
「俺達のことずっと忘れるなよ!」
瞬を真ん中に置いてだ、三人で記念撮影を撮り。
この作品は無事終わった、次回はまた別の作品がはじまる。これまで読んでくれた読者の方々本当に有り難うございました。
最終回 完
戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー 完
2016・3・3
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