サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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サトシ:「よし、ワタルさん達は居ないっ」
ヒカリ:「今がチャンスね!」
サトシとヒカリはカラオケ店の影に隠れ、
向こうの駐車場に人が居ないのを確認した。
ヒカリ:「今の内に機器を取り付けましょ!」
サトシ:「よし!」
サトシ達が駐車場に向かおうとすると、、
ヒカリ:「指紋がつかないように
手袋を装着しないとね、、」
サトシ:「、、待てヒカリ!」
サトシは何かに気づいた。
ヒカリ:「!、、どうしたの?」
サトシ:「、、あそこを見ろっ」
サトシは駐車場の方を指さした。
ヒカリ:「え?、、あっ!あれはっ!」
サトシが指さしたをヒカリが見ると、
そこには、、、
ヒカリ:「監視カメラじゃないの!」
サトシが見つけたのは、駐車場に
設置されてある監視カメラだった。
サトシ:「このまま駐車場に
踏み込んだら危険だ!」
ヒカリ:「どうしよう!早くしないと
いつ人が現れるか時間の問題だわっ」
サトシ:「、、、そうだ!」
サトシは何か閃いた。
スッ(モンスターボール)
サトシはモンスターボールを取り出した。
ヒカリ:「モンスターボール?
、、カラカラを出してどうするつもり?」
サトシ:「カラカラの”あなをほる”で
俺たちが今いる場所から、あの黒いベンツの
場所まで移動して、車体の下に機器を
取り付ければ、、」
ヒカリ:「そっか!車体の下なら
監視カメラに映らないわね!
、、、でも、カラカラは”あなをほる”を
覚えてるかしら?」
サトシ:「、、、ちょっと
コジロウに電話してみる」
サトシはコジロウに電話をした。
サトシ:「、、、あ、もしもしコジロウ?
店の準備してるとこ申し訳ないんだけど、
カラカラって何の技覚えてるのか
教えてくれるか?」
ヒカリ(こんな時に、ポケモン図鑑が
あったらな〜、、)
サトシ:「、、、うん、、、うん、、
、、、あ、ちなみに”あなをほる”は
覚えてるか?、、、うん、、、本当か!?
、、あぁ、わかった!」
サトシ(オッケーサイン)
ヒカリ:「ちなみにナゾノクサの技も
教えてちょうだいっ!」
サトシ:「うん、、、あっ、あと
ナゾノクサの技も教えてくれっ。
、、、、、うん、、、うん、、、おぉ、、
わかった!助かったぜコジロウ!」
ヒカリ(何の技覚えてるのかしら、、)
ピッ(電話終了)
ヒカリ:「どうだった!?」
サトシ:「カラカラ達の保険証と
一緒に入ってたポケモンプロフィールによると、
カラカラの技が”なきごえ”、”ほねこんぼう”
”ずつき”、そして”あなをほる”、、」
ヒカリ:「とりあえず、”あなをほる”を
覚えてて良かったわね!」
サトシ:「そしてナゾノクサが
”すいとる”、”あまいかおり”、”ようかいえき”、
”フラフラダンス”だってさ!」
ヒカリ:「わかったわ!」
サトシ:「よし、カラカラ出てこいっ!」
スッ
ポーン
カラカラ:「カラッ」
サトシ:「カラカラ、俺たちに
力を貸してくれ!」
サトシはモンスターボールからカラカラを出し、
カラカラに”あなをほる作戦”の説明をした。
サトシ:「”あなをほる”であの車の下まで
潜って、この機器を取り付けて欲しいんだ。
、、、やってくれるか?」
カラカラ:「、、、」
カラカラは反応を示さず立ちすくんでいた。
ヒカリ:「、、、カラカラお願いっ。
あなたの力が必要なのっ」
カラカラ:「、、、、、」
ピョンッ
パシューウッ
サトシ:「!」
ヒカリの言葉にも反応せず、
カラカラはモンスターボールに戻ってしまった。
サトシ:「カラカラ、、」
ヒカリ:「あぁー、、やっぱまだ
あたし達に慣れてないのねっ、、。
どうしよう、、、」
サトシ:「、、、」
スッ
ポーン
サトシは再びカラカラを出した。
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