英雄伝説~光と闇の軌跡~(零篇)
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第93話
同日、18:50――――
ロイド達がウルスラ病院に到着すると既に夜になっていた。
~夜・ウルスラ病院~
「日が落ちてしまったわね………でも、あれは………」
エリィは照明の付いていない病院を見つめて真剣な表情をし
「屋外の照明はともかく建物の明かりが点いてねぇ。どう考えても様子が変だぜ。」
「………まだ早い時間なのに正門が閉じられていますね。警備員の方はどこに………」
ランディとティオは照明の付いていない建物や閉じられた正門を見つめて呟き
(なっ!?これほどの多くの”魔”の気配は一体どういう事だ!?)
(ありえん………!もはや”悪魔”の巣窟と言ってもいいほど、”魔”の気配が強すぎるぞ………!)
(……今の状況を考えると一番あり得るのは恐らく―――)
メヒーシャやラグタスは驚き、ルファディエルは目を細め
「くっ………とにかく中の様子を――――」
ロイドが唇をかみしめて呟いたその時
グルルル………
唸り声が聞こえた後なんとルバーチェの軍用犬達がロイド達の背後に現れた!
「こいつら………!?」
「マフィアの軍用犬………!」
「チッ………気配を感じなかったぞ!?」
軍用犬達を見たロイド達は驚き
「!後ろからもです………!」
「なに………!?」
何かの気配に気付いたティオは振り向いて警告し、警告を聞いたロイドが仲間達と共に正門に振り向いたその時マフィア達が現れた!
「あんたたちは………!」
「姿が見えないと思ったらこんな所に………!?」
「てめえら………一体何をしてやがる!?」
現れたマフィア達を見たロイド達は驚いた後、マフィア達を睨んで声をかけたが
「「……………………………」」
マフィア達は無言で武器を構えた!
「くっ………」
「問答無用みたいね………」
「気を付けてください……良くない気配を感じます!」
「来るぞ………!」
そしてロイド達は戦闘を開始した!
「……………」
戦闘開始時鉈を持ったマフィアはすざましいスピードでロイド達に近づき範囲攻撃のクラフト―――ぶった切りを放った!
「な………ぐっ!?」
「チィッ!?」
マフィアの攻撃に驚いたロイドはダメージを受け、ランディはギリギリ武器での防御が間に合ったが
「グルルル!」
「グッ!?」
軍用犬が放ったクラフト―――空牙を受けてダメージを受けると共に怯み
「ロイド、ランディ!この………!」
2人の様子を見たエリィは銃で攻撃しようとしたが
「………………」
「きゃっ!?」
銃を持ったマフィアによる攻撃によって、銃を取り落とし
「ガウッ!!」
「うっ!?」
さらに軍用犬が放ったクラフト―――空牙を受けて怯んだ。
「グルルル!」
そして残りの軍用犬もクラフト――空牙でティオに襲い掛かって来た!
「ハッ!」
しかしティオは翼を羽ばたかせて空に飛んで回避し
「動きを止めます!デミガンナー起動………アブソリュート……ゼロ!!」
「「!?」」
空から絶対零度の氷の魔法弾を放って、マフィア達を凍結状態にして動きを止め
「エニグマ駆動!ブレス!!」
さらに駆動を終えたオーブメントでダメージを受けたロイド達の傷を回復した。
「ありがとう、ティオ!はぁああ………だぁあああっ!!」
そして傷が回復したロイドは炎の闘志で限界突破の力を得るクラフト―――バーニングハートで大幅に自分の身体能力を上げ
「ガウッ!!」
「うぉおおっ!たぁあああっ!!」
「ギャンッ!?」
さらに光の魔力を纏った突撃技―――セイクリッドスマッシュを放って、突進して来た軍用犬にダメージを与えると共に怯ませ
「せいっ、はっ、たぁっ!!」
続けてクラフト―――アクセルラッシュで追撃を加え続け
「お返しよ!聖なる光よ!我が剣に力を!エクステンイング!!」
「ガッ!?」
鞘から細剣を抜いたエリィの光の魔力を纏った魔法剣技―――エクステンイングを受けて止めを刺された!
「「グルルル!!」」
一方2体の軍用犬達はランディに再び襲い掛かり
「これで終わりだ…………喰らえ!」
「「ギャン!?」」
襲い掛かられたランディは全身に闘気を纏った後スタンハルバードを回転しながら突進して軍用犬達を吹き飛ばした!
「…………わりぃな………」
そして突進を終えたランディが静かに呟くと軍用犬達の全身にすざましい闘気の刃によって切り刻まれた!戦域を自在に駆け抜け、鬼気迫る勢いで敵を蹂躙するランディのクラフト―――デスストームを受けた軍用犬達は全身から血を噴出させて絶命した!
「行きます………ハアッ!!」
「「!?」」
一方空中にいたティオはクラフト―――ビームザンバーで強襲して凍結して動けなくなっているマフィア達にダメージを与え
「ダイヤモンドダスト!!」
攻撃前に駆動させておいたオーブメントでアーツを発動し、さらにダメージを与えると共に溶けかけている凍結状態を酷くしてより動けなくし
「そこだっ!!」
「おらっ!!」
その隙を狙ったロイドとランディがそれぞれの武器を振るってマフィア達を吹っ飛ばし
「「………………」」
吹っ飛ばされたマフィア達は戦闘不能になったのか地面に膝をついた!
「はあはあ………なんて強さなの!?」
「やっぱり例の薬で身体能力を強化しているみたいだな………軍用犬の方もそうかもしれない。」
戦闘を終えたエリィは息を切らせた後足元に落ちていた自分の銃を拾って腰のホルダーに収め、ロイドは警戒した様子で地面に膝をついたマフィア達を睨み
「しかし………こいつら一体どうしたんだ?一言も喋らないで黙々と襲ってきやがって………」
「………感情の揺らぎがほとんど感じられませんでした。これではまるで―――」
ランディはマフィア達を睨みながら戸惑い、ティオは静かに呟き、何かを答えかけた。するとその時
「………ゥルルル………」
「………ァァア………」
マフィア達は唸り声を上げた後、全身にすざましい”魔”の気を纏って立ち上がった!
「こいつら………!?」
「チッ………完全に無力化したはずだぞ!?」
「これが………”グノーシス”の力………!」
「ど、どうすれば………」
立ち上がったマフィア達を見たロイド達が驚いたその時!
「フフ……―――やれやれ。面倒をかけてくれる。」
どこからか聞き覚えのある声が聞こえた後、突如針が飛んできてマフィア達に刺さり
「がっ………」
「ぐっ……」
針に刺さったマフィア達は呻いた後地面に倒れた!
「今の針は………!」
それを見たエリィは驚き
「”銀”――――殺したのか!?」
ロイドは真剣な表情で叫んだ。するとその時!
「フ………経絡を突いて気の巡りを遮断しただけだ。いかに身体を強化しようともしばらくは眠ったままだろう。」
なんと銀がロイド達の傍の空間から現れた!
「そ、そうか………」
「しかし、相変わらず神出鬼没な野郎だな………ルバーチェの動向を探ってここに辿り着いたって所か?」
銀の説明を聞いたロイドは安堵の溜息を吐き、ランディは溜息を吐いた後真剣な表情で尋ねた。
「ツァオからの依頼でな。しかし思っていた以上に厄介な事になっているようだ。”グノーシス”………眉唾物だと思っていたのだが。」
「どうしてその名前を……」
「貴方達………何をどこまで知っているの?」
銀の話を聞いたティオは驚き、エリィは警戒した様子で尋ねた。
「フフ………お前達が掴んでいる程度だ。ルバーチェどもの失踪と”D∴G教団”残党の存在………それ以上の事は私もツァオも掴めてはいない。」
「そうか………」
銀の話を聞いたロイドは頷いた後仲間達と共に構えを解いて考え込み
「―――そちらの目的がどうあれ、今は緊急事態だ。おそらく病院内は、マフィア達に占拠されている可能性が高いだろう。一刻も早く病院関係者の安全を確認しなくちゃならない。だから”銀”――――この場は協力してくれないか?」
驚くべき提案を口にした。
「ええっ!?」
「おい、そいつは………」
ロイドの提案を聞いたエリィとランディは驚き
「クク………何を言い出すかと思えば。お前達が本来、取り締まるべき犯罪者の力をアテにするというのか?」
銀は不敵な笑みを浮かべて尋ねた。
「言っただろう、緊急事態だと。それに、あんたはあんたで真相を突き止めるつもりのようだ。だったら病院関係者を助けて話を聞くメリットはあるだろう?」
「フフ………あくまで対等な協力関係というわけか。―――いいだろう。この場は力を貸してやる。だが、足手まといになるようなら私は私で勝手にやらせてもらう。それでいいな?」
「ああ、構わない。」
銀の確認にロイドは頷き
(フフ、柔軟な考えができるようになってきたわね………)
(そもそもその”女”がロイドの提案を断るなんてありえないがな。くかかかかっ!!)
その様子を見ていたルファディエルは微笑み、ギレゼルは陽気に笑い
「まったくもう……思い切りがいいというか。
「こういう時のロイドさんは大胆過ぎますよね………」
エリィとティオは呆れた。
「ま、ウダウダ迷ってる場合じゃねえのも確かだしな。そんじゃあ、さっそく病院内の捜索を始めるかよ?」
「ああ、とにかく病院関係者の安全を確認していこう。ついでに話を聞けば何が起こったかわかるはずだ。」
「ええ………!」
「了解です。」
「フフ………それでは行くとしよう。」
ランディの言葉にロイド達はそれぞれ頷いて病院を見つめ
(セシル姉………どうか無事でいてくれ。絶対に……みんな助けてみせるから!)
ロイドは決意の表情で病院を見つめた後仲間達と共に探索を開始した。その後銀を加えたロイド達は近くの建物―――看護師や医師の寮に入り、扉を守っていたマフィア達を気絶させた後、扉の奥に行き、通路にある扉を開いて部屋の中に入った。するとそこには多くの一般市民達がいた!
「ひっ………!?」
「な、なんだアンタら………!?」
部屋に入って来たロイド達を見た青年は悲鳴を上げ、男性は戸惑った様子で尋ね
「あなた方は………」
ロイドは不思議そうな表情で部屋にいる人物達を見た。
「あなたたち………たしか警察の人じゃ!?」
その時、部屋の中にいたメイド服を着た女性が驚きの表情で尋ねた。
「ええ、クロスベル警察の者です。こちらの異変に気付いて、皆さんの安全を確認しに来ました。」
「た、助かったわ!」
「バスから引きずり出された時はどうなることかと………」
そしてロイドが名乗ると部屋の中にいた人物達は明るい表情をしたり安堵の溜息を吐いた。
「あんたら、途中で停まってたバスに乗っていたのか?」
「ああ………道の途中で、いきなりあの黒服たちが立ち塞がったんだ。」
「む、無言で銃を突きつけられてここまで歩かされて……抵抗しようとした運転手さんはい、いきなり撃たれて………!」
「そうだったんですか………」
「………しばらくの間、ここで待っていてください。皆さんの安全は自分達が必ず確保します。」
バスの乗客たちの話を聞いたエリィは頷き、ロイドは指示をした。
「わ、わかった!」
「よろしく頼んだわよ!」
その後ロイド達は隣の部屋に入った。
「あんたたち………!」
「確か警察の………!」
部屋に入って来たロイド達に気付いた看護師達の師長と寮長は驚いた。
「師長さん………ご無事でしたか。」
「……よかった………」
「どうしてここに………ひょっとしてもう安全なのかい!?」
自分を見て安堵の溜息を吐いているロイドとティオを見た師長は尋ねた。
「いえ………私達も先程来たばかりなんです。現在、安全を確認しています。」
「そうかい………」
「どうやらケガをしてる人がいるみたいッスね?」
エリィの答えを聞いて残念そうな表情をしている師長にランディはベッドに寝かされている男性達を見た後尋ねた。
「ああ………ウチの警備員とバスの運転手さ。あの黒服たちに撃たれて………一応、応急手当は済ませたよ。」
「そうですか……セシル姉や他の人達はやはり病棟の方でしょうか?」
「ああ、ちょうど仕事中だったし、かなりの人間が病棟にいるはずだ。あたしは丁度休憩中でこっちに来ていたんだが……くっ、こんな大変な時に病棟から離れちまうなんて………」
ロイドの質問に答えた師長は悔しそうな表情をした。
「師長さん………」
「……安心してください。セシル姉や患者さん達は俺達が絶対に助けます!!」
「師長さん達はどうかケガをされた方を診ていてあげてください。」
「わかった………よろしく頼むよ!」
師長に指示をしたロイドとエリィは仲間達と共に再び、探索に戻り、時折襲って来るマフィア達を気絶させて、さまざまな場所に監禁されていた患者や医師、看護師達を次々と確認して行ったがセシルだけは見つからず、ロイドは焦る気持ちを抑えながら病棟の屋上に到着した。するとそこには驚くべき光景があった。
「なっ!?あれは………!」
屋上に到着し、ある方向を見つめたロイドは血相を変え
「おい、ヤバイぞ………!」
ランディは叫んだ!ロイド達が見つめた方向―――そこにはかつてロイド達が月の僧院で戦った”悪魔”や亡霊、不死者に加え、大型の悪魔―――”グレーターデーモン”や飛行する下級の悪魔達に囲まれ、杖を構えて結界を展開しているセシルと、結界の中に震えている男の子がいた!
「ひっ……セシルおねえちゃん………」
「大丈夫、大丈夫だからね………絶対に私から離れないでね………絶対に守ってみせるから………イーリュンよ……どうか私達をお守りください………!防護の聖域!!」
「うん………!」
悲鳴を上げている男の子をあやすようにセシルは優しげな口調で言った後強く祈り、さらに結界の強度を高めた!そして悪魔達はセシル達に襲い掛かったが、結界に阻まれ、結界を攻撃していた。
(まずいわ…………このままだと結界がもたないわ……せめてこの子だけでも建物の中に避難させてあげたいのに………お父さん、お母さん、イリア、ルファディエル……ロイド、ガイさん、リウイさん………ごめんなさい………!)
それを見ていたセシルは悲痛そうな表情をしたその時!
「セシル姉えええええ――――――!うおおおおおおおおっ!!」
ロイドが突撃し、エリィが銃撃を放ったが
「…………………」
「ぐあっ!?」
強靭の身体を持つ悪魔達に銃撃はあまり効かず、ロイド達に気付いた悪魔が剛腕を振るってロイドを入口まで吹き飛ばし、さらに空にいた下級悪魔達が次々と魔術を放った!
「クッ…………!」
「チィッ!これじゃ近づけねえぞ!」
「セシルさん!」
「力の続く限り結界を展開し続けろ!すぐに向かう!」
下級悪魔達の攻撃にエリィは表情を歪めた後、舌打ちをしたランディ達と共に下がり、ティオと銀は叫び
「ぐっ………セシル姉えええええ――――――!」
ロイドは大声で叫んだ!するとその時!
「………どうやら間に合ったようだな………」
突如男性の声が聞こえ
「聖光よ、邪を滅せよ!エクステンケニヒ!!」
なんと紫がかかった銀髪の男性がロイドの背後から悪魔の軍勢の前に飛び込み、すざましい光を纏った紅き魔剣を振るった!
「ギャアアアアアアアアア―――――――ッ!?」
すると大勢の悪魔達が断末魔をあげながら薙ぎ払われるかのように消滅して、結界を展開しているセシルまでの道を作り
「魔力放出!ルン=アウエラ!!」
「邪を焼き払う炎よ……今ここに!贖罪の聖炎!!」
「純粋なる魔よ………我が仇名す者達に制裁を!エル=アウエラ!!」
「ガアアアアアアアアアアア―――――ッ!?」
さらにロイドの背後から現れた女性達が次々と高位魔術を空に向かって放ち、空に滞空している悪魔達を全て滅した!
「エニグマ駆動……!クロノドライブ!!お母様、大丈夫ですか!?イーリュンよ………我等に守りの加護を!防護の聖域!!」
そして蒼髪の女性がロイドの背後から走りながら自分にアーツによる身体能力の向上を付与して、セシルの元に辿り着いた後セシルが展開している結界の強度を大幅に上げた!
「ティア………!リウイさんにイリーナさん、それにエクリアさんやペテレーネさんも………!」
自分の傍で結界の強度を上げ続けている蒼髪の女性―――メンフィル大使リウイの長女にして現メンフィル皇帝シルヴァン・マーシルンの腹違いの姉にあたり、ゼムリア大陸のイーリュン教の神官長を務め、”癒しの聖女”の異名で呼ばれている女性―――ティア・マーシルン・パリエや、走って自分達に近づいて紅き魔剣を構えている紫がかかった銀髪の男性―――メンフィル大使”闇王”リウイ・マーシルン、杖を構えている金髪の女性―――リウイの正室の”聖皇妃”イリーナ・マーシルン、連接剣を構えた金髪の女性―――イリーナの世話兼護衛役の”姫将軍”エクリア・フェミリンス、杖を構えている修道服の夕焼け色の髪の女性―――リウイの側室の一人にして、ゼムリア大陸のアーライナ教の神官長を務める”闇の聖女”ペテレーネ・セラを見たセシルは嬉しそうな表情をし
「セシル姉っ!!」
「大丈夫ッスか!?」
「ロイド!それにみんなも……!」
さらに走って自分に近づいてリウイ達と同じように武器を構えて自分を包囲している悪魔や不死者達の警戒を始めたロイド達を見て、明るい表情で声をあげた。
「え……そんな………貴方達は………!」
「どうして貴方達がここに…………!?」
「ほう……まさかこんな所でかの”剣皇”達と邂逅する事になるとはな………」
一方エリィとティオはリウイ達を見て目を見開いて驚き、銀は興味深そうな様子で呟き
「…………今はこいつらを殲滅する事とセシル達を守る事に集中しろ!――――エクリア。セシルの背中は任せたぞ!」
セシルの正面で武器を構えているリウイは驚いているエリィ達に指示をした後、セシルの背後で武器を構えているエクリアに指示をし
「承りました!」
指示をされたエクリアは答えた後、連接剣を構えていつでも攻撃できるようにしていた。
「イリーナ、ペテレーネ!お前達はセシル達を守りつつ後方からの援護だ!」
「「はい!!」」
「ティア!お前はセシルの代わりに結界を展開し続けろ!」
「わかりました!」
「ロイド・バニングス!」
「は、はい!あの………貴方達は一体……――――なっ!?何故、貴方のような方がここにいるんですか!?”英雄王”リウイ陛下……!そ、それによく見れば”聖皇妃”イリーナ皇妃や”闇の聖女”ペテレーネ神官長、”癒しの聖女”ティア神官長まで………!」
「ハアッ!?オイオイオイオイ………!なんでそんな大物達がここにいるんだよ!?」
イリーナ達に指示をした後、リウイに呼ばれたロイドは答えた後戸惑いながらリウイを見つめた後信じられない表情をしてリウイの名を叫び、さらにイリーナやペテレーネ、ティアを見て驚きの表情で叫び、リウイ達の名を聞いたランディは驚きの表情でリウイ達を見つめた。
「――――お前達、特務支援課はセシル達を守っていろ!雑魚共は俺達が片付ける!お前達は俺達の取りこぼしを一匹残らず滅せよ!」
「わ、わかりました!」
そしてリウイの指示にロイドは頷き
「よし――――行くぞっ!!」
「「「はいっ!!」」」
リウイの号令にイリーナ、エクリア、ペテレーネは頷いて戦闘を開始し、ロイド達はセシル達を守るようにセシル達の周囲で警戒していた。
今ここに!特務支援課と”闇王”リウイと”姫将軍”エクリア達との共闘が始まった…………!
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