| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

艦隊これくしょん【転移した青年の奮闘記】

作者:Bloo-D
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

北方作戦
  第14話 北方大海戦 Ⅰ

 
前書き
他の作品書いてたらこんな感じに遅れました

*余談ですが、この作品での海域についておおまかに紹介していきます。
まず鎮守府近海は横須賀を中心とする日本本土の領海。
北方海域は樺太や千島列島とアッツ島やキスカ島が存在するアリューシャン列島とコマンドル諸島、及び北方領土の4島の領海。
南西諸島海域は沖ノ鳥島及び小笠原諸島や沖縄諸島群と台湾、及びマリアナ諸島とパラオ諸島,トラック諸島からなるカロリン諸島、更にマーシャル諸島などのミクロネシア一帯とウェーキ島。
西方海域はフィリピン,インドネシア,マレーシアとタイ,パプアニューギニアと東ティモールと、ソロモン諸島。
南方海域はオーストラリアと、珊瑚海が存在するメラネシアとその東方のポリネシア。
中部海域はミッドウェー諸島とハワイ諸島、加えて日付変更線付近のライン諸島,フェニックス諸島。 

 
……主人公サイド……



7月21日の06:00
津軽海峡で補給を終え、艦隊は北方海域の出入り口に入ろうとしていた。



金剛「テートク、間もなく海域入り口に入るデース!」

座蒲郎「そうか、解った。第一攻略部隊全艦に聞こえるように通信を開いて」

金剛「了解デース!準備するからチョット待つデース‼︎」

金剛から海域入り口に入ると報告を受けて改めて全艦に号令する為金剛に通信を開くように命じ、本人は直ちに準備に掛かった。

それから……

金剛「テートク、準備完了ネー!」

座蒲郎「ありがとう」

準備出来たそうだから例を言ってから号令を掛けた。

座蒲郎『全艦に告ぐ、本艦隊はこれより北方海域へと突入する。
旗艦にZ旗を掲げよ、守護神の名に恥じぬ戦をしようではないか。
暁の水平線に、勝利を刻め!』

『了解(デース!)!』

金剛の鐘楼にZ旗が上がり、《第二次北方作戦》の〈キ二号作戦〉が本格的に始まった。


座蒲郎「全艦速力25ノットへ増速!対空・対潜・対艦警戒レベルを更に上げ、真っ直ぐアムチトカ島へと向かえ‼︎」

≪ザザ〜〜〜……≫

≪グオォーーン!≫

一刻も早く敵に肉迫する為速力増速と同時に警戒レベルを上げるよう命令。
それに伴って赤城,加賀,飛龍,蒼龍,アキツ丸から艦隊直掩機と偵察機、更に対潜哨戒機が次々発艦して一切の油断も出来ない状況になった。


陸軍少将「いよいよですね」

座蒲郎「そうですね」

陸軍少将「ですが、頼みの綱の霧が見当たりませんがどうしますか?」

途端に陸軍少将の口から出た言葉に、俺は今回の作戦について改めて思い出した。
今回は霧が発生しやすいという北方海域独特の気象状況を利用して霧に紛れて行動することにしていたが、今は肝心の霧は出ていない。このままでは航空戦力があるとはいえ丸裸の状態で敵(深海棲艦)の懐に飛び込んで行くのと同じだ。

座蒲郎「こういうのは“時の運”ってヤツですよ。
それに霧を味方に出来なかったとしても、こちらには我が鎮守府が誇る精鋭部隊が居るのですから、いざぶつかっても深海棲姫が出て来ない限り心配はありません」

陸軍少将「そうでしたか、なら心配ありませんね」

とはいえこっちには強力な航空戦力を持つ一航戦と二航戦、更に先の前哨戦でも持ち前の航空戦力を活かしたあきつ丸が居るからそう対して問題は無い。それにもし深海棲姫とぶつかる事になったとしても、後々到着する第二部隊が合流すれば百人力だ。

ーーーーーーーーーーーーーーーー

……アナザーサイド……



一方……同日の7月21日の08:00



≪ザザ〜〜〜……≫

津軽海峡にて第二攻略部隊は陸軍部隊と会合。燃料の補給を済ませ、陸軍部隊の輸送船団を中心に、第四艦隊を前に、第五艦隊,第一航空機動部隊を左右に、第一打撃支援艦隊を後方に配置した対潜輪形陣を組んで北上。余談ですが各艦隊は敵潜を警戒して輪形陣をとっていた。
陸軍部隊は第一部隊の会合で座蒲郎と会った陸軍中将を指揮官とするおよそ2万の軍隊、輸送船30隻からなる軍団だった。

現在……空母と航空戦艦はそれぞれ偵察機を出して警戒を強め、更に随伴の巡洋艦と駆逐艦は電探とソナーに目を光らせて近くをうろつく敵潜水艦を艦隊に近づけまいと最善の注意を払っていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

7月22日の05:00



伊勢「提督、こちらも間も無く北上海域へと突入します」

座蒲郎『解った。くれぐれも陸軍部隊に損害の無いようにね』

伊勢「はっ!」

この時、第二攻略部隊の総旗艦を務める第四艦隊旗艦の伊勢は座蒲郎との定時連絡を行っていたがすぐに終わり、油断を見せないまま北方海域への突入を開始した。

伊勢「第二攻略部隊所属の全艦に告ぐ。提督を名を借りて、現時刻をもって〈AT作戦〉の発動を宣言するわ。
これより速力を20ノットへ増速して北方海域へと突入する。警戒を更に強めよ、敵に対し一切の油断も見せては駄目よ!」

『了解!』

≪ザザ〜〜〜……≫

同時に伊勢は通信にて全艦に号令、速力を上げて北上。ここに〈AT作戦〉が発令された。


日向「始まったな」

伊勢「ええっ、何も無ければいいのだけど……考えても仕方ないから、進むしかないわね」

日向「そうだな。とにかく、何かあれば提督に連絡すればいい話だからな。
気は抜かないようにしなくてはな」

伊勢「そうね」

旗艦を任されてる伊勢は何か不安が募るものの、考えてばかりでは仕方ない為、任務を遂行するべく前進を続ける。

____________________


……主人公サイド……



それから4日が経過した7月26日の08:00



≪ザザ〜〜〜……≫

金剛「テートク、濃い霧に覆われて前がマトモに見えまセーン!」

座蒲郎「まさか本当にこうなるとはな」

アムチトカ島の南南西約1300海里(約2405km)にさしかかった所で突然霧が立ち込めて来た為、航空機の発艦が不可能になって、艦隊は電探とソナーを頼りにせざるを得なくなってしまった。
この北方海域独自の気候はある程度把握してはいたものの、こうなってしまうのは流石に予想の範囲外だった。

座蒲郎「各艦の間隔を1kmに広げよう。下手に密集させようものなら艦と艦が衝突する危険がある。
それと、全艦との定時連絡を30分毎に変更する」

金剛「ワーカリましたデース!直ちに全艦に連絡シマース‼︎」

これで一応は筋書き通りにはなったものの、今は艦と艦の間隔はおよそ数百mくらいだから下手をすれば衝突する危険性もある。そうならない為に早めに距離をとらせ、更に1時間おきだった定時連絡を30分に短くして一層厳しい警戒を計るとする。


陸軍少将「ようやく筋書き通りになって来ましたね」

座蒲郎「そうですね。ですが……こうも霧が濃いと、敵とすれ違って第二部隊と接触したらたまったものではありませんがね」

陸軍少将「まあ…確かにそうですね」

横から話しかけてきた陸軍少将の発言に納得はするけど、霧のせいで敵艦隊を逃して第二部隊に襲いかかる可能性があるのが一番の不安だった。一応第二部隊には空母と対潜戦闘の得意な艦は多数つけてはあるけど、それでもやっぱり不安が募る。
とにかく……

運命は天に委ねるまでかな?
今考えられるのはそのくらいだった……

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

……アナザーサイド……



時を同じくして第二部隊



≪ザザ〜〜〜……≫

『……』

突然霧が立ち込めて来たが、視界が遮られる程に酷い状況ではなかった為、航空機の発着艦に何一つ支障はなかった。

伊勢「各艦隊、何か異常はない?」

扶桑『こちら第五艦隊旗艦扶桑、電探及びソナーに異常なし』

雲龍『第一航空機動部隊旗艦雲龍、同じく異常なし』

大和『第一打撃支援艦隊旗艦大和、同じく異常ありません』

伊勢「そう、ならいいわ」

各艦隊の艦載機と電探及びソナーには何のエコーも確認されていない為敵が近くに居る確証は無いがそれでも不安にはなる。

伊勢「(何だが知らないが胸騒ぎがする……気の所為かしら?)……このままアムチトカ島へと前進します。全艦、警戒を一切怠らないように!」

『了解!』

伊勢「(何も無いと良いのですが、頼みますよ提督……全てはあなたの肩にかかっているわ……)」

報告を受けた伊勢の表情は落ち着いているものの、一抹の不安を隠せないものとなっていた。
この伊勢が感じた胸騒ぎの正体は一体何なのか?それとも単なる気の所為なのか?
北方の天候はその答えを霧へと閉ざしたのであった……

____________________


……主人公サイド……



7月29日の06:00



第一部隊は霧のおかげで敵に見つかる事なく進撃し、艦隊はアムチトカ島の南約500海里(約925km)にさしかかった。

≪ザザ〜〜……≫

金剛「テートク、霧が晴れてきたおかげでやっと飛行機が発艦出来マース!」

夜明けの時間になった頃には霧は晴れていき、航空機が再び出せるようになった。

座蒲郎「よし、早速偵察機を発艦させろ!対潜哨戒機も艦隊上空に出して警戒を強化しろ‼︎
もうすぐ接敵する筈だ!一刻も早く敵を見つけろ‼︎」

『了解!』

もうすぐ敵航空機か艦隊との接触が考えられるからその為にも早く敵を見つけ無ければ先手をとる事は出来ない。
早速偵察機と哨戒機を搭載する艦に対して発艦を命令。


≪ゴオォーーン……!≫

ものの数分かからずに航空機の発艦準備が完了。
赤城,加賀,蒼龍,飛龍,あきつ丸の航空甲板にはすぐ偵察機と哨戒機がズラリと並びそして……

赤城「一航戦赤城、出ます!」

加賀「ここは譲れません」

蒼龍「大物を狙って行きましょう!」

飛龍「やるからには徹底的にやります!勿論索敵も念入りにね‼︎」

あきつ丸「とばしていくのであります!」

≪ゴオォーーン……グオォーーーーン!≫

準備が完了した艦から偵察機と哨戒機が次々発艦。
艦隊から100km離れた空域と海域の威力偵察。
更に哨戒機は艦隊上空に待機して海中に潜む敵潜に目を光らせる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
……アナザーサイド……



その一方で……


≪ザザ〜〜〜……≫

『……』

伊勢が率いる第二部隊は霧の中を進んでおり、視界が悪く速度を20ノットから15ノットにおとし、艦の間隔を広げて衝突を防ぐようにしていた。
一方の陸軍部隊は大船団であるだけあって警戒・警備、及び衝突にも十分注意を払っているが、それでも不安はある。

ーーーーーーーーーーーーーーー

陸軍中将「……」

参謀「司令官、どうかされましたか?」

空を眺める陸軍中将の下に部下の参謀が声をかけてきた。
実はこの陸軍中将は滅多な理由では空を眺めたりしないから、部下達は心配で仕方ないのだ。

陸軍中将「いや、なんでもない。ただ考え事をしてただけだ」

参謀「考え事…ですか?」

陸軍中将「ああ……“この戦いがいつになれば終わるのか?”っと思ってな」

参謀「この戦いといいますと、“深海棲艦との戦い”のことでしょうか?」

陸軍中将「貴様が考えてる通りさ。
深海棲艦という化け物が現れてから40年。奴らには通常兵器は全くもって通用しない。そのおかげで世界のパワーバランスは崩れ、世界の海は奴らによって奪われ、我々は陸での生活を余儀なくされた。
だが、陸のみでの生活には限度がある。特に我が国は国土が狭く、資源も無いから海を取り戻そうとするも敗れ、結局日本国は生活にあえぐ者達によるクーデターで倒れ、我が国は自分達の海を取り戻すとして“大日本帝国”が再建され、深海棲艦に対抗する手段として、かつて海で戦いし旧日本海軍の艦の力を宿す“艦娘”が誕生し、我らは深海棲艦に対抗出来る力を手に入れた。
だが、その頃には名高い提督達は皆この世を去っており、残った者達は“艦娘”が女であることをいいことに悪用し、そのせいで多くの者達が粛清され、結局のところは膠着した状況が20年に渡り続いた」

この時陸軍中将はある考え事をしていた。それは、深海棲艦との戦いがいつになれば終わるのかという話だった。
深海棲艦との戦いはなんと40年も前から始まり、人々はありとあらゆる手を駆使して深海棲艦に挑むも、通常兵器が通じない相手であるがゆえ手も足も出なかった。そのおかげで世界が激変し、人々は海を捨てて陸上での生活を余儀なくされるもそれだけでは生活していけるはずがない。特に日本は国土が狭いからとりわけ困り、なんとしても海を取り戻そうとした日本は昔のような天皇陛下を長(おさ)を務める帝国が復活して、負けじと挑むも対抗出来る手段がなかったゆえに結局は停滞した状況が何年も続く結果となった。
そんな中日本は深海棲艦に対抗する手段として、旧日本海軍の艦艇の力を宿す“艦娘”が誕生しようやく人類は深海棲艦に対抗出来る力を得たものの、その当時はマトモな人材が居なかった。特に提督クラスは横領やら艦娘を悪用したりとして海軍上層部は多くの提督を粛清、このせいで才能があっても提督に就こうとしなかったり、就いても戦いで殉職したりで20代にもならない若者を徴用しても同じ結果であった為、海軍では長らく深海棲艦に対抗する人材集めに関して手を焼いていた。この件に関しては陸軍でも他人事ではない話だった為陸軍も陸軍で才能ある軍人を派遣するも結局戦局に影響を来す程ではなく、陸軍と海軍の間に亀裂が生じようとしていた。


陸軍中将「そんな時、海軍の横須賀鎮守府にある1人の提督が着任してからは状況が大きく変わった」

参謀「沢小路提督のことですね」

陸軍中将「その通りだ。
彼が着任してから、海軍は…いや沢小路提督は破竹の勢いで深海棲艦が居座る各海域へと進出し、遂には誰にも成し得なかった太平洋全域の解放という偉業をやってのけ、彼は“祖国の危機を救った英雄”と呼ばれるに至り、彼の栄誉は海軍だけで無く陸軍や政府,更に国民や各国の首脳達が賞賛する程になり、今回の件で海軍と我が陸軍の関係は修復された。彼を尊敬する者は増え、世界は“彼の勇姿に続け!”っと言わんばかりになって来た。
が……それでも奴らに対抗出来るのは結局は横須賀鎮守府の沢小路提督のみで、皆彼に任せて諦めかけて来ておる」

そこで登場するのが横須賀鎮守府の沢小路 座蒲郎。彼が着任して以来帝国海軍は勢いづき、遂に座蒲郎は太平洋全域の解放に成功きたのだ。
それから各国は彼に続こうと挑むも結果は惨敗。どちらにしても世界は座蒲郎に世界の命運を賭けるしかなくなったのだ。

参謀「しかし、沢小路提督のみでは太平洋全域を守りきるには限度があります。今回に限ってもそうです」

陸軍中将「確かにそうだ。だが彼の代わりを務めるに相応しい者はこの世界のどこにも居ない。
だがだからといって、彼に負担をかけては帝国の恥だ。
とはいえ、彼に劣らず勝らずな人材などこの世界には居ない」

しかし、幾ら彼でも彼全海域を守るには限度がある。実際に今回の第二次北方作戦もその一例だ。
だが無理をさせては過労死する恐れがある為、そんな事をさせてしまえば国家の恥となってしまう。
とはいうものの、彼に匹敵するほどの人間はこの世界に居ないが故どうすることも出来ないのが現状でもある。

陸軍中将「けれど、挫けてばかりでも仕方ない。
我々は明日という未来の為にも前に進まなくてはならない。何れ、この世界の全てを解放する為にもな」

参謀「それが自分達の償いというものなのでしょうね」

そういって陸軍中将と参謀は霧に覆われた空を見上げてた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

……主人公サイド……



その頃……



≪ザザ〜〜〜……≫

加賀『提督、我が方の偵察機がアムチトカ島上空へ到着。
情報によると、‘敵機は今にも飛び立とうとしている。’との事です』

座蒲郎「何?」

加賀から偵察機からの報告が入った。なんでも敵航空機は今にも発進しようとしてるらしく、“遂にこっちに気付いたのか⁉︎”っと勘繰った。

飛龍『提督偵察機より入電!
‘我、艦隊に迫る敵艦隊見ゆ!
重巡1、軽巡2、駆逐艦3!
進路250、距離44000、速力30!’』

座蒲郎「遂に来たか」

“やっと来たか。”っとは思ったけど、流石にこれでは囮みたいで居心地が悪い。


座蒲郎「まあいい。見つかったなら見つかったで、派手に暴れてやるのみ!
金剛、全艦に通達!‘これより我が艦隊は、第二部隊の突入路を開ける為に敵艦隊へ向け突撃する!
総員戦闘配置!航空隊も発艦準備にかかれ‼︎’」

金剛「了解デース!」

けどそれなら撃破してしまえば全て良しだ。早速金剛に通達するように指示し、どこからともなく気が滾(たぎ)ってくる。
陸軍少将「いよいよですね」

座蒲郎「ええっ。ですが、あなたは下がった方が宜しいですよ。ここからは激しい戦いになりますから」

陸軍少将「いえ、沢小路提督が残るというのに、自分だけ安全な場所へ避難するなど出来ません。
自分も残ります」

座蒲郎「そうですか」

側に立つ陸軍少将の身の安全を図って艦橋から出ることを勧めるも、本人は俺を残して避難するなど出来ないと言って断られた。


座蒲郎「ここからは根気のいる戦いになるぞ!全艦全力を尽くして挑んでくれ!
航空隊は準備出来次第発艦始め!備砲は射程に入り次第全砲門開け!水雷戦隊は砲雷戦にて敵艦隊へ攻撃をかけよ‼︎」

『了解!』

この先に待ち受けてるのは勝利か絶望という名の敗北か?そんな事が脳裏に浮かぶも戦いに集中する為無線をとばし、全艦迫り来る敵艦隊目掛けて突撃を開始した。


(続く) 
 

 
後書き
今回は序章として開戦前の動き、そして陸軍中将と参謀の話を載せてみました。

さて次回は北方大海戦の続き。
次回こそ本格的な海戦へと突入。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧