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ガールズ&パンツァー もう一人の転校生

作者:stk
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隠れて見てみましょう。

 
前書き
遅くなりました。
この小説は週な三話ずつ更新します。
 

 
私は、聖グロリアーナ女学院と大洗女学園との戦いに参加して、やはり思いました。
『戦車道が好きなんだ。』と
梨華とは考え方が違うのかも知れないが、これが私、亜衣の気持ちなんだと。
隣にいた梨華はずっと、みほを見ていた。
「絵里と亜衣はみほの今の気持ちはどうだと思う?」
梨華がいきなり私たちに質問してきた。
「私にはわかりませんが梨花はわかっているのではないですか?もともとは今のみほと同じく隊長だったのですから。」
絵里が言ったことに私も賛同した。
「確かにそうだよね。私が思ったのは100%私たちのことだと思うの。」
「どうしてなんですか?別に勝ったんだから良いじゃないですか。」
「みほ自体は勝ったなんて思ってないはずだよ。むしろ負けたと思っているとおもうよ思うよ。だって私たちが助けないと負けけていたんだから。」
梨華の言うとおりだった。
「梨華隊長、私は感謝されていると思います。」
さやねが反対意見を出してきた。
「みほさんにもプライドはあると思いますが、勝つことに喜びを持たない人はいないと思いますから。」
「確かにそうかもしれないわね。他にも考えられるかもしれないわね。でもこの件はおいといて帰りましょうか。」
私たちが帰ろうとすると、今まで話していなかった裕香が声を出した。
「梨華隊長、此方に聖グロリアーナ女学院のダージリンが向かってきます。」
梨華は動くのを止めて、ダージリンを待つことにした。
数分してダージリンは梨華達が隠れていたコンテナの中にやって来た。
「まさか白河女子高の隊長さんが助っ人でしたなんて、ビックリしましたわ。ですがどおして大洗女子学園に協力したんのです?」
「大狩流はどんな相手でも過小評価せず、協力を求められたら手伝うことだってします。今回は協力されたにすぎません。」
梨華がハッキリと答えた。
「そうですの。では西住流のお嬢さんとは違うのですね。」
みほの事情を知っているような言い方に、それに反応したのは梨華ではなく裕香だった。
「梨華隊長も、みほさんも責任をとって此処にきたんです。決して無駄な行動ではないと思います。」
「そう、責任をね。随分と変わったようね。お姉さんが知ったら、さぞビックリされるでしょう。」
「ダージリンさんは、責任とは何だと思いますか?」
梨華がダージリンに質問をする。
「同じ過ちを何度もしないように訓練をすることかしら。」
「普通はそうですが、私がしたミスはそれだけでは償いきれないものでした。多分みほも同じなんです。」
「それでみんなは納得したのかしら?私でしたら、納得できませんわね。」
後ろから聖グロリアーナ女学院の制服を着ている少女が、
「ダージリン様、出港のお時間です。」
「わかりましたわ。では皆さんごきげんよう。」
ダージリンは学園艦に行ってしまった。
しかしその少女は、
「これをどうぞ。」
渡された箱の中には、沢山の紅茶とマグカップが入っていった。
「ではこれで。」
走って学園艦に向かっていく少女。
その姿はまるで、一人の軍人に見えた。
「また貰いましたね。」
そして私たちは去年も貰った、紅茶とマグカップを持って、私たちの学園艦に戻っていった。 
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