夢の274㎝
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決戦
前書き
斑鳩学園校内戦順位(残り一試合)※上位八人
1位 長野岬【3年】
1位 早田隼人【1年】
3位 真木新之助【2年】
4位 真田幸助【3年】
5位 真中幸田【2年】
6位 長谷川正毅【2年】
6位 猪瀬亮【3年】
8位 琴沢翔【3年】
「では、最終試合を始めるぞ‼」
部員計21人の斑鳩学園卓球部
その部内総当たり戦が最終試合を迎える。
試合一覧(上位八人分)
長野岬(1位)ー早田隼人(1位)
真木新之助(3位)ー琴沢翔(8位)
真田幸助(4位)ー真中幸田(5位)
長谷川正毅(6位)ー猪瀬亮(6位)
「各試合、始め!!!」
「お願いします」八人の声が体育館に響く。
十五分後
まず真木と琴沢の試合が終わった。
セット0-3琴沢の勝ち
次いで長谷川、猪瀬の試合も終了した
1-3猪瀬の勝ち
その五分後
真田と真中の試合が終わり残るは1位争いのみとなった
3-2真田の勝ち
「最終セット サービス長野」
「お願いします」
(やるな、隼人。でもここからが勝負だぜ❗)
長野のサーブ
カツン エッジボールが早田のコートに入った。
その瞬間長野が頭を下げた。(点1-0)
もう一度長野のサーブ
カッ 「くっ」エッジボールが再び入った。(2-0)
「隼人ついてないな。」1年の永崎瑛太がぼやく
「かわいそうにな、」試合を終えた琴沢が言った。
ビュッ 早田のドライブが長野を襲う
(なんの‼)ブロックしたボールは…
またも、早田のコートのエッジに当り床へと落ちた。
(3-0)
その後もエッジに入り、(5-0)
コートチェンジ後も、サーブ、スマッシュ、ブロックと
エッジをし続ける長野。そして気づいた頃には(9-0)
(まだ、いける。)この絶望的な状況で早田は諦めてはいなかった。
早田のサーブ レシーブはエッジへ
しかし、早田は飛び付きながらドライブを打つ
それは、コートで跳ね、長野の後ろへと飛んでいった。
(9-1)「もう、わかったよ先輩、」
「エッジの帝王のボールをとるとはね。」猪瀬がボソッと呟いた。
「狙ってやってたか。」早田、永崎は気づいた。
「エッジなら対応出きるぜ、隼人なら‼」永崎は言う。
そして、エッジをされては拾い、されては拾い続けてついに(9-9)「並んだ❗」
早田のサーブ エッジをとるため体制を低くする。
しかし、ボールは強烈なドライブがかかって戻ってきた。
(10-9)
同じくサーブを出す。そしてブロック(10-10)
デュース
長野のサーブ、早田のサーブ、一進一退の攻防が続き、
得点は(18-18)
そして、長野のサーブ
エッジへと入った。(19-18)
早田のサーブ、ラリーが続く、
カンビュッ、コンカン
カスッ、(しまった。)早田のボールはふわりと浮いて、
セット3-2長野の勝ち。
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