サクラ大戦来訪者は私の幼馴染
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4章 世界を超えての出会い篇
4章 世界を超えての出会い編 帰りの船の中で語られる昔の話
前書き
今回から新章です。
この章と次章は、時間軸は同じ巴里から帝都に戻る時間内です。
大神さんはまだ巴里にいますので
太正15年9月中旬・・・
巴里を震撼させたパリシイ事件から1週間が経ったある日
シャノワールでは・・・
「もう帰るのか直哉」
「ええ、いつまでも帝劇を夏季休暇にするわけにも、行きませんし、それになのはたちも向こうの仕事があるみたいですからね」
「なるほどな、なのはちゃん達もありがとう」
「いえいえ、そんなこと無いですよ、大神さんもお兄ちゃんみたいに早く結婚したほうがいいですよ」
「いい!!」
「「「「「ええーーー直哉さん結婚してたんですかーーー」」」」」
予想外の事に驚く巴里花組だった。
「あれ皆さんに言ってませんでしたかね?」
「「「「「聞いてませんよ」」」」」
「改めて紹介しますね、僕の妻である人を」
「私が直哉君の妻の、真宮寺さくらです。よろしくね皆」
「「「「「ええーーーさくらさんなのーーー」」」」」
再び驚く巴里花組だった。
「まさか、あんた達がシャノワールに来た時迫水が、直哉に対して変だったのはこう言う事だったんだね」
「グラン・マすいませんあの時僕達の素性を言うと、大神さんに知られるのを避けたかったんで」
「何故だ直哉?」
「大神さん忘れたんですか、仙台での出来事を」
「・・・」
「その結婚待ったーーー」
!!
突然の大神の登場で、式に来ていた来客達は驚く。
花組や米田も例外ではなかった。
「おいおい、隊長が来てしまったぞ」
「嘘ーー熱海から仙台まで来たの?」
「あの馬鹿やろう」
「さくら君こんな結婚をする必要はない。君に相応しい男は、この俺しかいないのだから」
ガヤガヤ・・・
大神の言葉を聞いた来客は、戸惑いを隠せないでいた。
「大体俺のさくら君を奪い取った馬鹿な男は誰だよ?」
!!
「私がいつ大神さんの物になったんですか?」
さくらは強い口調で言う。
「何時からって、上野公園で再会した時からだろ?」
「「「「「はああああ!!」」」」」
大神の発言に花組隊員が一番驚いていた。
「さあ、さくら君俺と一緒に、熱海に行くぞ」
そう言って、大神はさくらの腕を引っ張る。
「嫌、離してください」
だが、大神はさくらの声を無視して、進むそんな状況を見せられ、来客は大神に対し、嫌な奴と言う感じで見ていた。
「さて、先輩満足しましたか?ちなみにこの結婚式は、紫藤直哉と、真宮寺さくらの結婚式なので、勝手に新婦を連れて行くな大神一郎!!」
「直哉君」
「おお、なのはちゃんついに全面戦争だよ」
「だねアイリスちゃん」
「こら、あんた達そんなこと言うんじゃない」
「「ごめんなさいマリア」さん」」
「今・・・・何と言った?直哉俺のさくら君を奪ったのは、お前だったのかーーーー」
そう言いながら大神は、直哉に迫るが、さくらが二人の間に入り、大神に見せ付ける形で、二人は誓いのキスをした。
「さくらちゃん愛してるよ」
「私もよ、直哉君」
「あああああーーー」
直哉とさくらの誓いのキスを直視した、大神は気絶した。
「という事があったんですよ」
「「「「「「オーーーやるなあ」」」」」」
「隊長にしてはやるではないか」
「これが略奪愛ですか」
「このまま奪えばよかったのにな」
「大神さん人のを取るのは駄目ですよ」
「そうだぞイチロー」
「わわっやめてくれーー直哉」
「そんなことも、あったねお兄ちゃん」
「さて僕達は、そろそろ行きますね」
「「「「「それでは皆さんお元気で」」」」」
そして直哉たち5人は、シャノワールを出て、港に向かい、帝都行きの船に乗った。
船内・・・
「あの直哉さん聞きたいことがあるんですけどいいですか?」
「何かなエリオ?」
「直哉さん達となのはさんの出会いを教えてください」
「ティアナも何か聞きたい?
「それじゃあ帝国華撃団が出来た理由を教えてください」
「わかった順番に話すよ」
そして直哉の話が始まった。
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