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NIGHT ANGEL

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4部分:第四章


第四章

10.Winter rain
 寒くなっていく街に雨が降ってきたよ

 もう秋が終わって  冷たい雨が降る

 その冷たい雨の中を一人歩いていく

 何もない寂しい夜道  星もない空の下

 誰だって一人なんだけれど  寂しさが余計に募る夜

 雨の音だけが静かに街の中に響いているよ

 Winter rain  静かな夜には一人が似合うよ

 他には誰もいない夜の世界  僕と雨だけの世界

 冬の雨は静かに寂しく  一人の世界を創ってくれている


 冷たくなっていく街を雨が包み込む

 冬になったけれど  雪じゃなかったよ

 静かな寒い雨がしとしとと降るよ

 奇麗な孤独をそこに創って  その世界を濡らしてく

 その中で僕はたった一人で  寂しい世界を哀れんでいるのかな

 雨の音だけの世界だけれど感じることはあるから

 Coid rain  冷たい雨が街を覆っていくよ

 奇麗な雨が輝く夜の道  静かな寂しい世界

 冬の雨は奇麗で冷たく  寂しい美しさを見せてくれる


 Winter rain  静かな夜には一人が似合うよ

 他には誰もいない夜の世界  僕と雨だけの世界

 冬の雨は静かに寂しく  一人の世界を創ってくれている


11.朝焼けのロック
 夜が明けて朝になる  聴こえてきたのは懐かしいあの曲

 ロックが静かに聴こえてくる  路上に歌声が響く

 その曲を歌う若い歌手  朝もやの中で歌っている

 長い夜の後で聴こえるその懐かしい曲

 聴いていると夜が終わったのを感じてしまう

 夜が終わり朝になって  静かに一日がはじまる

 ロックがそれを教えてくれる  懐かしいロックの歌が

 朝もやは少しずつ晴れていって  世界が目覚めていく

 その中でゆっくりと人々が歩きはじめる

 懐かしいあの曲の中で


 朝になりはじまる  美しいあの古い音楽が奏でられる中で

 古いあのロックの曲が  朝の世界に響いている

 朝は一瞬だけれど曲は残っている

 長い夜は一瞬の朝で終わってしまうけれど

 その曲は何時までも心に残っていく

 曲が終わってもそれでも  ずっと心に鳴り響く

 一日ずっと古いロックを抱き  そうして生きていく

 朝もやが消えて心に残るのは  昔ながらのロックの心

 それを忘れずに歩きはじめる

 歌にある心を忘れずに


 朝もやは少しずつ晴れていって  世界が目覚めていく

 その中でゆっくりと人々が歩きはじめる

 懐かしいあの曲の中で


12.バラード
 目を閉じると聞こえてくるよ  あのバラードが

 君が僕に歌ってくれた  遠い昔のバラード

 君はもう覚えていないだろうけれど

 僕は今も覚えているよ  君が歌ってくれたことを

 あのバラードが聞こえてきて  僕の心を癒してくれる

 古くてもう寂れてしまった歌だけれど

 君が僕に歌ってくれたことは覚えているよ

 今日はそのバラードを歌おうよ  二人で

 甘いワインと一緒に  二人で歌おう
 
 寂れた哀愁に浸りながら


 耳を澄ませば入ってくる  古いバラード

 君の声と一緒に  懐かしいバラード

 君が僕に歌ってくれたよね

 僕は今それを一人  静かに聴いているよ

 君が来る前のこの部屋で  僕は一人聴いているよ

 君が来たら二人で静かに聴こうよ

 その為に今君を待っているよ

 今日は静かに二人でゆっくり  それだけさ

 奇麗なワインで酔いながら  二人きりの夜で

 懐かしいあのバラードを 


 今日はそのバラードを歌おうよ  二人で

 甘いワインと一緒に  二人で歌おう
 
 寂れた哀愁に浸りながら
 
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