| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

連合について

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

4部分:第四章


第四章

11.市民
 連合の構成員は市民と表現しています。今の我が国ではこの表現は左翼勢力の都合のいい表現なので個人的には抵抗があるのですが連合という国家を考えますとこれが妥当であると考えこの表現にしました。各国に所属するという場合もやはり市民となります。中央政府の構成員であるとされる場合もやはり市民となります。これに対してマウリアは国民となります。これはマウリアがその中にマハラジャやそういった君主も多く抱えながらもそれでもシステムとして単独国家で構成されている為この呼び方になっています。サハラは各国ごとに臣民だったり国民だったりします。君主制国家にある場合は臣民になり共和制国家にある場合は国民になるという具合です。エウロパでは貴族と平民に分かれます。連合に話を戻しますと何故市民になったかといいますと連合は間違っても共産主義国家ではありません。ですから人民という表現は決して使われません。なお僕は人民という表現は個人的に好きではありません。そして約三百の国家から構成される国家連合という形式の国家です。ですから市民となりました。フランス革命で使われる市民や我が国の左翼が都合よく使っている表現としての市民ではなくアメリカでの市民にその意味が近いです。連合の市民権もアメリカを見て書いています。
12.諸国家
 連合には約三百の国があります。地球にあった頃からの国や宇宙に進出してから独立した国家が多いのですがそれと共に新興国家がありそして所謂古代民族が復活した国家があります。この新興国家にはアッシリアやヒッタイト、フェニキアといった古代メソポタミアの民族の末裔を称する国家やアステカやインカといった中南米の半ば伝説となっている国家が復活したものもあります。なおカルタゴといった国家もありますがどの国家もその民族的な素性は甚だ胡散臭いものがあるのが現実です。こうした国家を出してみたのは古代民族を出してみるのもいいかな、と思ったこととアメリカにアッシリア人の末裔が約三万人いるという話を聞いてこれは面白い、と思い出しました。
13.各国の国家元首
 各国はどれも民主主義であり資本主義、大衆社会ですが共和制の国家もあれば王制の国家もあります。この辺りはそれぞれです。ただし帝制の国家は日本とエチオピアだけです。各国はこの二国に遠慮して王で留まっています。日本とエチオピアはこの時代で人類社会に存在する二つだけの帝制国家です。日本のそれは言うまでもなく天皇陛下でありエチオピアは皇帝です。エチオピア皇室を復活させたのはあれだけの歴史を持つ皇室は流石にそのまま断絶していたのは惜しいと思い復活させました。僕はエチオピア皇室の後のメンギスツ政権は大嫌いなのでその意味合いも含んでいます。
14.神々
 そしてそれと共に古代の神々も信仰が復活したということで出しています。なお黒人のアッシリア人や白人のインカ人がいたりします。こうしたことを見てもこの古代民族の末裔というものが完全に自称であるのがおわかりになられると思います。これは連合がそれだけ混血しているのだということを書いてもいます。連合は多くの民俗や人種が混血している社会です。国が違えど結婚するということも普通にあります。従ってアジア系でも金髪だったり白人の顔でも肌が黄色かったり青いめの黒人がいたりします。それだけ人種や民族の壁が雑多な社会の中で希薄になってもいます。これを連合の誇りとしてエウロパを白人ばかりだと嘲笑う描写が時折あるのは人種論へのアンチテーゼの意味もあります。実は人種の優性とかそうしたものをしていくと必ずアジア系が最も優秀になるという話を読んだりアメリカ社会でアジア系が最も知能指数が高いというデータが出たりしていて実際は人種による優劣なぞ意味がないということも意識して連合はあえて混血が非常に多いという社会にしました。
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧