サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
166
研究所にて
サトシ達は朝食後に着替え等を済ませ、
シルフの張り込み調査をする為の
作戦を練っていた。
サトシ:「ヒロシっ、張り込みで
一番大切な事って何だ?」
ヒロシ:「そうだなー、、。
監視する場所や目的の建物、
時間や期間によって様々だから
一概には言えないけど、シルフを監視するなら
先ず最低人数は2人。そして、
散らばるんじゃなくて一ヶ所に集まり
時間交代で監視する。、、ってのが
一番いいかな。」
ヒカリ:「じゃあ3人で行動するのね!?」
サトシ:「でも、シルフは出入り口が
表と裏の二つあるぜ?二手に
分かれた方がいいんじゃないか?」
ヒロシ:「いや、今日は3人で行動しよう。
別にサトシ達の事を下に見てる訳じゃ
ないけど、多分張り込みは初めてだろ?
状況に応じて色々とアドバイス出来る事が
あるかも知れないから、先ず今日は
3人でもいいかな?」
サトシ:「そうか、わかった!
アドバイス頼むぜヒロシ!」
ヒカリ:「色々と教えてね!」
ヒロシ:「ああ!じゃあ、先ず
張り込む場所だけど、、、」
サトシ達が作戦会議をしていると、、
ガチャッ
カツラ:「みんなちょっと」
カツラが現れた。
サトシ:「カツラさん。
上のスーパーにでも行ってきたんですか?」
カツラ:「いや、、、君らに良い報告がある」
サトシ:「え?」
ヒロシ:「いい報告ですか?」
ヒカリ:「わーいなんだろー!」
カツラ:「ふむ、、、さぁ、入っとくれ。」
三人:「?」
カツラがドアの横に立つと、誰かが入ってきた。
スゥッ
コジロウ:「、、おじゃましま〜っす。」
三人:「コジロウ!」
研究所に入ってきたのは
リュックを背負ったコジロウだった。
コジロウ:「お前ら、いいとこに
研究所作ったな!」
サトシ:「どうしたんだよコジロウっ、
何かあったのか?」
コジロウ:「フフンッ、、、実は、
お前らに”とっておきの物”を持ってきたのさ!」
ヒカリ:「とっておきの物?」
ヒロシ:「それは、そのリュックの中に
入ってるのかい?」
コジロウ:「ああそうだ!見たいか?見たいか?」
ヒカリ:「なになに!?見たーい!
ひょっとして何かのアイテムとか!?」
サトシ:「わかった!何かのメカだ!!」
コジロウ:「ブブー!残念ハズレ〜笑」
ヒカリ:「えー!アイテムじゃないのー?」
サトシ:「勿体ぶってないで
教えてくれよー!」
コジロウ:「フッ、、じゃあ教えてやろうっ。
みんなテーブルの前にきてくれ」
みんなはテーブルの前に移動した。
コジロウ:「俺が持ってきた”とっておきの物”、
それは、、、、、、これだっ!」
バッ!!
コジロウはリュックを逆さにし、
中から何かが出てきた。
コンッコンッコロコロ〜
ヒロシ:「!!」
ヒカリ:「ちょっ!これって、、、」
サトシ:「、、、モンスターボール、、」
リュック出来てきたのは、
複数のモンスターボールだった。
コジロウ:「どうだ驚いただろ!!
ただのモンスターボールじゃない!
中にはちゃんとポケモンが入ってるんだぜ!
、、、って、あれ?」
三人:「、、、」
カツラ:「、、ほほっ。驚きすぎて
言葉も出んかね♪」
三人は予想だにしなかった
出来事のあまり、言葉を失った。
ページ上へ戻る