並木道
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7部分:第七章
第七章
19.Generation
僕達の生きている事実
これは誰にも変えられないんだ
僕達の世代は何ができるかな
それを考えながら今日を生きている
きっと何かができる何かが残せる
いつもそれを考えながら先へ進んでいく
きっと何かができる何かが果たせる
だから僕達は生きているんだ
その残していったものが次の世代に
一つずつ受け継がれていって
そうして世界を築いていくから
僕達の見ている未来は
すぐに現実のものになるんだ
僕達の世代が未来を現実に
それを果たす為に明日へ向かう
必ず果たせるし果たしてみせる
その決意を胸にして明日へ歩くんだ
絶対に作り上げるし残すんだ
それが僕達の生きた証だから
僕達の生きたその証が次の世代に
生かされていってそれがやがて
人の世の中の一つになるから
その残していったものが次の世代に
一つずつ受け継がれていって
そうして世界を築いていくから
20.月の女神
月の女神は悲しい人
恋をすればそれは必ず悲しいことになる
恋をできずにそれでも誰かを好きになる
訪れるのは悲しい結末ばかり
その度に泣いて銀色の涙を流す
けれど恋は彼女を捉えてしまっていて
また誰かを好きにならずにはいられない
悲しいことになって涙を流す
それが彼女の運命だけれど
それでも恋をせずにはいられない
心はいつも誰かを求めているから
月の女神は寂しい人
恋をしてもいつも報われずに終わる
恋は実らないが誰かを愛さずには
いられないからまた恋をする
どれだけ白銀の涙を流しても
恋をせずにはどうしてもいられはしない
誰かを好きになって追い求めるのは
人でも神でも同じことだから
彼女の運命がそうであっても
恋から離れることはできはしない
心はいつも誰かの側にいたいから
悲しいことになって涙を流す
それが彼女の運命だけれど
それでも恋をせずにはいられない
心はいつも誰かを求めているから
21.荒野を進む
ただ一人荒野を進む
吹き荒ぶ嵐の中を
この荒野が何処まであるか 何処に続くか
それはわからないけれど進む
前も碌に見えず 僕の他には誰もいない
けれど何があっても前へ進む
ただひたすら前へ その先に何かがある
だから先に進むんだ 希望も絶望も
その先に行かないとないんだから
嵐の荒野を一人進んでいくんだ
ただ一人希望を目指し
孤独な荒野の中でも
この荒野が一体何処まで続くか 最後にあるのは
何もわからないけれどそれでも
前にあるのも 後ろにあるのも荒野だけ
それでも僕は一人行くんだ
ただ前へ向かって そこに何かがあるから
だから荒野を渡る 光も暗闇も
荒野の先にあるものだから
一人でも最後まで進んでいくんだ
ただひたすら前へ その先に何かがある
だから先に進むんだ 希望も絶望も
その先に行かないとないんだから
嵐の荒野を一人進んでいくんだ
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