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ガラスの海で

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4部分:第四章


第四章

10.クラッシュ!
 さあ何もかもぶち壊せ  ルールも何もかも

 俺達が自由になる為に  決まりなんて糞くらえだ

 そして自由を手に入れるんだ  自由こそが俺達の生きがいさ

 CLASH!  全てを壊してやる

 そこから生まれたものが  新しい世界なんだ

 俺達の世界  大人のいない世界

 俺達だけの世界が今はじまるんだ

 何もかもを新しくした本当の世界

 CLASH!  WE GET FREEDOM

 全てが自由な世界へ


 さあやって来たのは  新しい指導者さ

 俺達を自由にしてくれる  全てをもたらしてくれる人

 JUSTICE!  その人は正義と言う

 それが正義なのさ  新しい世界の

 新しい世界  革命の後にあるもの

 ルールも何もかもがいらなくなった世界

 それは一人が導いてくれるんだよ

 FREEDOM!  WE HAVE READER!

 その人が全部やってくれるのさ


 俺達だけの世界が今はじまるんだ

 何もかもを新しくした本当の世界

 CLASH!  WE GET FREEDOM

 全てが自由な世界へ


11.サキュバス
 夢に出てくる御前のことを  朝にまた考える

 寝ても覚めても考えるのは御前のことだけだ

 御前はサキュバス  夢の中で俺を惑わす

 惑わせて  悩ませて

 それを見て楽しむ悪女さ

 惑わされる俺は哀れな道化

 御前のことばかりいつも考えて

 朝に見る御前には声もかけられない

 にこりと笑いかけてくれる御前に


 夜になると見てしまうのは  御前の顔ばかり

 夢の中の御前は昼の御前とは違い淫らな娼婦

 俺を惑わしては  楽しむサキュバスなのさ

 楽しんで  弄んで

 そうして淫らな女になる

 朝の御前は清らかな少女なのに

 そのことはおくびにも出さない

 内緒の二人、だけれど夜は本当にある

 どちらが本当の御前かわからない


 朝に見る御前には声もかけられない

 にこりと笑いかけてくれる御前に


12.金木犀
 香りの中を歩いていく僕達

 こうして歩いていられるだけでいい

 君と出会えただけで  君が側にいてくれるだけで

 その奇跡があればそれだけでいいんだ

 金木犀の香りが君を包んでくれている

 そんな君を抱き締めたい  ずっと側にいたい

 何度でも言うよ  好きだって

 だから何時までも一緒に  秋が終わって冬になっても

 それからもずっと一緒にいようよ

 僕達が巡り合えた奇跡に感謝して  何時までも何時までも


 金木犀の香りで僕達は

 お互いを意識しあって僕が告白して

 君が頷いてくれて  それから側にいてくれるようになって

 それが奇跡なんだとわかったあの日から

 金木犀は僕達の祝福の木になってくれた

 金木犀の香りと君が  何よりも好きなんだ

 だから言うよ  愛してるって

 だから共に生きたいんだ  これからもずっとずっと

 死ぬまで僕達が一緒にいられるように

 この香りにお願いしようよ  二人の心を一緒にして


 だから何時までも一緒に  秋が終わって冬になっても

 それからもずっと一緒にいようよ

 僕達が巡り合えた奇跡に感謝して  何時までも何時までも
 
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