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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

作者:ドリ男
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135

サトシ:「う、、、くっ、、」

バタッ


ヒロシ:「サトシ!」


コジロウ:「ジャリボーイ!」



シュウゥウン

その時、
トリックルームの効果がきれた。


スゥッ


ヒロシ:「まずいっ!!」


コジロウ:「落ちるぞっ!」



メガヤンマ:「キキッ!」


シュンッ


ガシッ



メガヤンマは落下したサトシを掴み、
そのままヒロシ達の元へ急降下した。



スゥーーッ、、、サッ


ヒロシ:「サトシ!」


コジロウ:「ジャリボーイ!」



サトシ:「、、、っっ、メガヤンマ、、
大丈夫か??」(笑顔)


サトシはメガヤンマに
微笑みかけた。


ヒロシ:「サトシ、、お前なにやってんだよ、、」

ヒロシはサトシの無事を確認し、
安堵(あんど)した。


コジロウ:「ジャリボーイ、、、」


メガヤンマ:「キキッ、、」

メガヤンマもサトシを見つめていた。



サトシ:「ごめんなメガヤンマ、、
俺にポケモンがいたら、、、
お前にこんな思いさせずに済んだかも
知れないのに、、」


ヒロシ:「サトシ、、、」


コジロウ:「ジャリボーイお前、、、」


メガヤンマ:「、、キキッ」


サトシ:「とにかく、、お前は
もう逃げろっ、、、
まだ飛ぶ力は残っているか?」


ヒロシ:「サトシ、
あまり喋らない方がいいっ。
少し安静にしろっ、、」


サトシ:「俺は大丈夫だよっ、、、
とにかく、メガヤンマを逃がさないと、、」


サトシは喋る気力はあるものの、
背中に大怪我を負っていた。



ヒロシ:「メガヤンマっ、今の内に
逃げるんだっ、、」



コジロウ:「そうだぞメガヤンマ。
俺たちが
やりとりしている今がチャンスだっ、、
お前は”おつきみやま”辺りにでも逃げろっ、、」



サトシ達がメガヤンマに
逃げるよう伝えると、、、








メガヤンマ:「キキッ、、、キシャアァァ!!」


シュンッ、、、ゴォオォオォオォッ!!







サトシ:「っっ!!」


ヒロシ:「うわっ!!」


コジロウ:「なんて強風だっっ!!」



メガヤンマは物凄い勢いで飛翔した。



そして、、、





シュンッ!!

スリーパー:「!?」


メガヤンマ:「キシャアァ!!」


ガシッ


スリーパー:「スリィッ!」



シンジ:「しまった!!」


ビュンッ!


メガヤンマはスリーパーを掴んだまま
森の並木をめがけた。





バキバキバキバキィ!!



スリーパー:「スリィッ!」


スリーパーを掴んだまま
並木に叩きつけ、メガヤンマは
そのまま木をなぎ倒しながら進んだ。


サトシ:「メガヤンマ!!やめるんだ!!
そんな事したらスリーパーが!!」


メガヤンマ:「キシャアァァ!!!」


ヒロシ:「あの鳴き声、、、
怒っているんだ、、、」


コジロウ:「あいつ、、
あんなに獰猛(どうもう)なのか、、」


シンジ:「くっ!!、、エアームド!
ラスターカノン!!」


エアームド:「グァッ!」

グゥンッ


メガヤンマ:「ギギィ!!」


シュンッ!



スッ、、ドサッ

スリーパー:「スリィ、、」





シュッ!!

エアームド:「!!」


メガヤンマ:「キシャアァァ!!」


ブンッ
ドガァッ!!


メガヤンマはさらに、ラスターカノンを
放とうとするエアームドを尻尾で叩きつけ、
地上へ吹き飛ばした。


エアームド:「グォォッ!」

ドゴーンッ!


シンジ:「くっ、、」


サトシ:「シンジ!!今すぐスリーパーと
エアームドをボールに戻せっ!!」



シンジ:「、、チッ!」


カチッ
パシューーッ

シンジはモンスターボールに
スリーパーとエアームドを戻した。


しかし、、、



メガヤンマ:「キシャアァァ!」


ガシッ!!


シンジ:「っっ!?」


メガヤンマはシンジを掴み、
獰猛な表情を見せた。


ヒロシ:「まずい!
このままじゃ殺されるぞ!!」


コジロウ:「うそだろ!!
メガヤンマやめるんだぁぁ!!」


今にでも食いつきそうな
メガヤンマに、もはや声は届かなかった。




サトシ:「メガヤンマァァァ!!」



メガヤンマ:「キシャアァァ!!」

グワッ!!!

シンジ:「、、、」




ヒロシ:「くっ!!」


コジロウ:「うっ!!」





口を開けたメガヤンマに、
ヒロシ達は目をつむった。

すると、、、










スゥッ



パタッ



メガヤンマ:「、、、zzz、、、zzz、、、」




サトシ:「、、、えっ、、、」




ヒロシ:「、、、?」


コジロウ:「、、、お?、、」




メガヤンマは特製きのみ入りジャムの
効果がここにきて効き、眠ってしまった。





 
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