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英雄伝説~運命が改変された少年の行く道~(閃Ⅱ篇)

作者:sorano
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第124話

~メルカバ玖号機・ブリッジ~



「あ、あれは”アハツェン”にベルガード門にいるメンフィル帝国軍にあった”機甲兵”……!?」

「オイオイオイオイ……!”アハツェン”どころか、何でエレボニアの”貴族連合”の主力の兵器まで警備隊が持っているんだよ!?」

それぞれの部隊がクロスベル市の周辺で戦闘を繰り広げ始めたその頃、画面端末で戦いの様子を見ていたノエルはギュランドロス達率いる警備隊が操縦する戦車や機甲兵を見て信じられない表情をし、ランディは信じられない表情で声を上げ

「――――”クロスベル帝国”に魔導兵器と合成魔獣(キメラ)の知識、並びに技術提供される際の契約の一つとしてメンフィル帝国は”アハツェン”や最新型の飛行艇、そして”機甲兵”を多数、警備隊に譲渡する条件があったのですが………昨夜、クロスベル帝国の方々に他の”兵器”共々一部を除いてクロスベル帝国の方々に全て譲渡し終えたとの報告を聞きました。」

「なっ!?」

「そ、そんな契約までしていたなんて……!」

静かな口調で言ったエクリアの話を聞いたロイドは驚き、エリィは信じられない表情を

「そ、それより………”他の兵器共々”って言いましたよね?それは一体どういう意味なのですか?」

ティオは不安そうな表情でエクリアを見つめて尋ねた。



「――――合成魔獣(キメラ)である”歪竜”、各属性の”竜”及び”石象兵(ゴーレム)”、そして魔導技術によって創られた兵器です。」

「”歪竜”……聞いた事がない竜種ね。」

ティオの疑問にエクリアが答え、エクリアの答えを聞いたロカは考え込み

「……ベルガード門にいたノエルさんならその力の一端を見ていると思います。」

エリゼが静かな口調で答えたてノエルに視線を向けた。

「え……――――あ!ま、まさか………あ、あんなとんでもない兵器や化物が量産されている上、司令達まで所持しているんですか……!?」

視線を向けられたノエルは呆けた後ある事を思い出して表情を青褪めさせてエクリアに問いかけ

「―――はい。ちなみに昨夜より、知識や技術提供された方々―――リセルさん達がメンフィルが譲渡した超弩級魔導戦艦”マグナニム”に乗船して、クロスベルに向かっている所です。恐らく本日の昼前には到着すると思われます。」

問いかけられたエクリアは頷いて答えた。



「ノエルさん?」

「ノエルはその”他の兵器”を知っているのか……?」

一方ノエルの様子を見たエリィは不思議そうな表情をし、ロイドは真剣な表情で尋ねた。

「ええ―――――」

そしてノエルはかつてクロスベルに侵攻して来たエレボニア帝国軍やカルバード共和国軍を殲滅した所かガレリア要塞消滅までも起こした”神機”が破壊された時の話をロイド達にした。



「なっ!?」

「あ、あの”神機”を容易に破壊するほどの戦艦……!?」

「た、確かに”神機”をメンフィルの新兵器で破壊した話は聞いていましたが………」

「オイオイオイオイ!オッサン達、そんなとんでもない切り札を手に入れてやがったのかよ!?」

ノエルの話を聞いたロイドやエリィは驚き、ティオは信じられない表情をし、ランディは目を細めて叫び

「うわー………確かにそんなとんでもない兵器があれば二大国を滅ぼすのも容易ね。あの人形兵器に二大国の軍団が次々と殲滅させられたのだから。その人形兵器の上を行く上、しかも複数あるし、おまけにエレボニアの最新兵器まであるんでしょう?勝負はもう決まったようなものじゃない……」

「「……………………」」

グレイスは表情を引き攣らせた後疲れた表情で溜息を吐き、マクダエル議長は重々しい様子を纏って黙り込み、キーアは辛そうな表情で黙り込んだ。



「ちょっと待った。今、合成魔獣(キメラ)や”竜”、石象兵(ゴーレム)とか聞き捨てならない言葉が出てきたけど……まさかそれらも全てメンフィルが本国―――異世界で量産して、こっちの世界に持ってきた上、局長達に譲渡したのかい?」

その時ワジが真剣な表情でエクリアを見つめて尋ね

「はい。特に”歪竜”の力は凄まじく、正直な所普通の”竜”のドラゴンブレスとは比較的にならないほどの威力を持つエネルギーを放つ事ができますし………さらに”竜”自体も合成儀式で作れます。」

尋ねられたエクリアは頷いた後真剣な表情で答え

「ベルガード門に潜入していた私も”神機”が破壊される様子を見ていましたけど………現存する導力兵器では絶対に敵わないと思いました……あれはハッキリ言って”格”が違い過ぎます。”貴族連合”の”機甲兵”すらも霞む存在です」

リーシャは重々しい様子を纏った後真剣な表情で答えた。



「……………………」

「そ、そんな存在までメンフィルや局長達が手に入れたなんて………」

「オイオイオイオイ………!二大国を焦土に変える気か!?」

「というかリセルさん達がその兵器達の知識と技術を知っていたという事は………ヴァイスさん達はかつてとんでもない戦争を繰り広げていたのですね………」

「どうやらかつてのメルキアは今以上の相当な技術力を誇っていたようね……」

エクリアの話を聞いたロイドは口をパクパクさせ、エリィは表情を青褪めさせ、ランディは厳しい表情で声を上げ、ティオは不安そうな表情で呟き、ロカは重々しい様子を纏って呟いた。



「へえ………ヴァイス達、私達の予想以上に凄い戦争をしていたようね♪」

「あ、ありえん……!”竜”の合成儀式だと………!?」

「…………まさか人の”(わざ)”で”竜”を”創る”とはな…………異世界の”魔道”の技術力………どうやら私の予想を遥かに超えた技術力のようだな………」

「…………………」

「ヒュウ!異世界は一体どれだけ反則技ばかり使うんだ!?」

カーリアンは興味深そうな表情をし、ワジの従騎士である”正騎士”アッバスは信じられない表情で声を上げ、ツァイトは厳しい表情で呟き、セシルは複雑そうな表情で黙り込み、ヨナは口笛を吹いて興味深そうな表情になった。



「やれやれ………星杯騎士としては色々と複雑な気分だよ………ぶっちゃっけそんな存在や技術、どう考えても”外法”に値するし。」

その時ワジは疲れた表情で溜息を吐き

「ただ、厳しい事を言わせてもらいますがその技術や存在は私達の世界では”普通”なのです。」

「元は混沌の女神(アーライナ)の”混沌魔獣”を元とした技術なのですが………」

「それが世に広まって、今ではあたし達職人達にとってはかかせない技術なんだよね~。」

セティとエリナは真剣な表情で呟き、シャマーラは目を伏せて言った。



「………………………」

セティ達の話を聞いたロイドは複雑そうな表情で黙り込み

「そういえば……前から気になっていたけど、アルテリア法国は”クロスベル帝国”についてどう考えているのかしら?」

ある事を思い出したエリィはワジに尋ねた。

「その事なんだけどさ………数日前にリベール王家から情報が入ってさ。何でも”空の女神”がゼムリアの地に降臨してその”空の女神”自身は二大国侵攻については一切介入しないって自分の意志で言った話を聞かされたそうでね。正直判断に困っているんだ。」

「なっ!?」

「ええっ!?」

「”空の女神”がこのゼムリアの地にですか?」

「あ、ありえねえ………」

「馬鹿な!?奴は遥か昔にその生涯を閉じてこの世から去っているぞ!?」

疲れた表情をしているワジの話を聞き、ロイド達と共に驚いたツァイトは信じられない表情で声を上げ

「それと遊撃士協会もメンフィル帝国との”契約”によって今後起こるメンフィルとクロスベルの連合によるエレボニア、カルバードの侵略には一切口を出さないし、仲裁もしないそうだ。」

「なっ!?遊撃士協会まで!?一体どうして……!」

アッバスの情報を聞いたエオリアは驚きの表情で声を上げた。



「どうやら今後制圧する事になる地域――――エレボニア帝国内で2年前に起こった帝都を中心としたギルド襲撃事件を弱味に付け込んだ情報局の手によって撤退した数多くの支部の復活を持ち掛けられたそうだよ。……で、機会があれば支部の復活を願っていた遊撃士協会にとってまたとない話が来たからメンフィルと契約を結んだって訳。しかもメンフィルからは100兆ミラの寄付金までされたそうだよ。」

「ひゃ、100兆ミラ!?何よその滅茶苦茶な金額は!?」

「た、確かにその件でエレボニアでのギルドの力は凄く弱くなったけど………まさかそこまでして復活させたかったなんて………」

ワジの説明を聞いたグレイスは信じられない表情で声を上げ、エオリアは信じられない表情をし

「―――それとアリオス・マクレインは遊撃士協会の目を欺いてクロイス家の者達に力を貸していた件で、既にA級正遊撃士の資格は剥奪され、遊撃士協会のブラックリストにまで乗ったそうだ。」

「アリオスさんが!?」

そしてアッバスの説明を聞いたエオリアは信じられない表情で声を上げた。



「当然の結果だと思うがな。」

「そうですね。」

「うむ。奴は遊撃士協会にとって裏切者であると同時に恥以外の何物でもないしな。」

一方セリカ、リタ、レシェンテは冷静な様子で答え

「確かによく考えればすぐに予想できる事でしたね………」

「遊撃士協会が長年積み上げてきた”支える籠手”の信頼を大きく低下させたアリオスさんを許す訳ないものね…………」

「ああ……………」

疲れた表情で呟いたティオとエリィの言葉にランディは目を伏せて頷き

「”クロスベルの真の守護者”がそこまで墜ちてしまうなんて……………」

「今では”クロスベル最悪の裏切者”扱いですものね………」

「今までお世話になっていた身としては色々と複雑だわ………」

(まあ、当然の結果ね。)

ロイド、ノエル、エオリアは複雑そうな表情で呟き、ルファディエルは納得した様子で頷き

「…………………(シズクちゃんの今後や未来を考えるとアリオスさんには悪いけど、やっぱり私が引き取った方がいいかもしれないわね………)」

セシルは真剣な表情で考え込んだ。



「それでワジ君……七耀教会は結局どうするの?」

「とりあえず今の所は静観するみたいだよ。それよりもまず”空の女神”が本当にこのゼムリアの地に降り立っている事実を確認する方が先だし。報告を聞く限り、それらしき人物がエレボニア帝国領やメンフィル帝国領で見かけられた話もあるから信憑性が高くなっているし、空の女神がこの時代にこれる”方法”を知っている僕からすると本当に来ていると思っているよ。何せ”黄金の百合”という超反則技を使えば連れて来られるしねぇ?」

「そ、それは……」

「未来のキーアを連れて来たのですから未来か現代……どちらかのミントさんならやりかねないですね……」

「例えそうだとしても相当な理由がなければ女神は時代を越えてこの時代に来ないと思うが……」

(空の女神……一体どのような人物なのかしら?)

エリィの疑問にワジが答えるとロイドは表情を引き攣らせ、ティオはジト目になり、ツァイトとエリゼは考え込んでいた。そして画面端末は今度は南口で戦うエステル達の画面に変わった。


「あ……エステル達……!」

「す、凄い……!」

画面にいるエステル達を見たロイドとエリィは驚き

「ツンツン頭の神父が言ってた助っ人っていのは、やっぱりエステルちゃん達だったのかよ!」

ランディは明るい表情で声を上げた。



「ああ、本人達たっての希望でリベールから連れてきたらしい。………まあ、知らない人達もいるようだけど。」

ランディの言葉に頷いたワジは静かな笑みを浮かべた後不思議そうな表情で画面で戦っているアドル達を見つめ

「なっ!?あ、あの人達は………!」

「わあ~!アドルさん達です♪」

「ナユタ君達もいるじゃない!」

「………過去………帰った………なんで……いる………?」

「い、一体どうして私達の時代にいるのでしょうか………?」

「……………………あの女性は一体………」

(フム、エステル嬢ちゃんに非常に似ている容姿をしている上、しかも髪型がサティアと一緒とはな。しかもクーが2体だと?あの娘、まさかとは思うが………)

ティオは驚き、サリアは喜び、マリーニャは明るい表情をし、ナベリウスは首を傾げ、シュリは戸惑い、セリカは画面端末に映っているサティアを見つめて呆け、ハイシェラは真剣な表情で考え込んだ。



「へ………」

「そ、それってまさか”影の国”で出会った空の女神(エイドス)のご両親やご先祖の………!?」

「オ、オイ。ま、まさかとは思うが………!」

ティオの口から出た聞き覚えのある名前を聞いたロイドは呆け、エリィは信じられない表情をし、ランディは驚きの表情でキーアに視線を向け

「キーアみたいにミントが過去の時代から連れて来たのだろうね。」

「―――その通りや。」

キーアは静かな表情で言うと画面端末にケビンの画像が映った。



「ケビン神父………!」

「大丈夫かい?そっちは今、”神機”と交戦中なんだろう?」

ケビンの状況を知っていたワジは不思議そうな表情で尋ねた。

「ああ、心配いらん。何せこっちには”神”が2柱味方になってくれとるからな。今はフェミリンスさんが戦って、オレらがそこを援護しているから、通信をする暇ぐらいはあるで。」

「ええっ!?」

「フェ、フェミリンスさんが”神機”と戦っているんですか………!?」

「そういやあのお姉さん、本物の”女神”だもんな………」

「け、けどまさか生身で……それも空中で”神機”と戦うなんて……”姫神フェミリンス”の力は私達の想像以上の力の持ち主のようね………」

「皆さんのお知り合いの方達って凄い人達ばかりですね……」

ケビンの話を聞いたロイドは驚き、ティオは信じられない表情をし、ランディは表情を引き攣らせ、大量の冷や汗をかいたエリィは苦笑し、リーシャは表情を引き攣らせてロイド達を見つめた。



「そ、それよりケビンさん!ナユタさん達も本当にミントさんが………!?」

そしてティオは真剣な表情でケビンが映る画面端末を見て尋ね

「ああ、未来と現代、二人のミントちゃんが手分けして連れてきたみたいや。その中にはセリカさんにとってもご待望の人もいんで。」

「何………?」

「セリカにとって待望の人……?」

ティオの疑問に頷いたケビンの言葉にセリカとロカが眉を顰めたその時

「―――まさか。未来のサティア様までいらっしゃっているのですか!?」

ある事に気付いたエクリアが信じられない表情で尋ねた。



「ああ。エステルちゃん似の女性がおったやろ?その女性が生まれ変わったサティアさん――――つまりエステルちゃんの血の繋がった娘にして一番最初の子供……いや、養子のミントちゃんがいるから次女やそうや。」

「何っ!?という事はさっきの画面に映っていたエステルに似ていたあの女性がサティアかっ!?」

(やはりか。)

ケビンの答えを聞いたセリカは血相を変えて声を上げ、ハイシェラは納得した様子で頷き

「わあ……!よかったですね、主!」

「サティア様がエステルさんのご息女として生まれ変わると今この場で証明されましたね……!」

「おめでとうございます♪」

「よかったな、セリカ!」

「おめでとう…………よかった……………」

リタやセリカの”使徒”達、そしてナベリウスはそれぞれ明るい表情をした。

「フフッ、セリカにとって最初の恋人でセリカがずっと探し求めていた女性か……ちょっと妬けちゃうわね。」

ロカは苦笑しながら呟いたが

「……お前もサティア同様俺にとっては無くてはならない存在で愛している存在だ。それだけは変わらん。」

「セリカ…………―――ありがとう。私も愛しているわ。」

セリカの答えを聞くと目を丸くし、そして嬉しそうに微笑んだ。



「えええええええええええええええええええっ!?」

「エ、エステルさんのご息女……!?」

「オイオイオイオイッ!そんなのありかよ!?」

「ま、まさか生まれ変わったサティアさんまで来ているなんて………」

一方ロイドは驚きの表情で声を上げ、エリィは信じられない表情をし、ランディは疲れた表情で指摘し、ティオは大量の冷や汗をかいて苦笑していた。



「ハハ、言っておくけどもっと驚く事があるで?」

「もっと驚く事………?」

ケビンの言葉を聞いたノエルは不思議そうな表情をし

「そういえば………”神”が2柱力を貸してくれているって言ってたけど……もう一柱はどこの”神”なんだい?」

ある事に気付いたワジは真剣な表情で尋ねたその時

「フフ、それは私ですよ。」

「!?(秘匿情報にあった……!じゃあ目の前に映っている方が……!)」

なんとエイドスが画面端末に映り、エイドスの顔を見たエリゼは血相を変えた。



「フィ、フィーナさん!?い、いえ……さっき南口でエステルさん達と一緒に戦っているのが見えましたし………な、なんでそこにいるんですか!?」

エイドスを見たティオは驚いた後戸惑い

「フフ、貴女がティオさんですか。それにお母様達が”影の国”で共に戦った方々もいらっしゃっていますね。ようやくお会いできましたね。」

「へ………」

「”お母様”………?」

微笑みながら言ったエイドスの言葉を聞いたロイドは呆け、エリィは不思議そうな表情をし

「………?――――!!!!ま、まさか貴女は……………!」

エイドスを見つめて何かに気付いたティオは身体を震わせながら信じられない表情をし

「馬鹿な!?何故お前がそこに……いや、この時代にいる!?――――女神よっ!!」

「アドルとフィーナの娘―――――”空の女神(エイドス)”か。」

エイドスの顔をよく見た後目を見開いて信じられない表情で声を上げたツァイトに続くように、セリカは静かな表情で言った。



「はい。――――初めまして。エイドス・クリスティン・ブライトです。2か月前に結婚したばかりの”ただの新妻”です♪フフ、まさか遥か未来で貴方とも再会できるとは思いませんでしたよ、ツァイト。」

「フフ………それはこちらの台詞だ。人の子達が”答え”を出す前にお前が介入してもいいのか?」

ツァイトは静かな笑みを浮かべて答えた後尋ね

「まあ、さすがに限度がありますので。それに”幻の至宝”が消滅したのですから、貴方のように私が介入しても問題ないでしょう?」

「フッ……確かにそうだな……ん?それよりも先程”ただの新妻”と言っていたが、あれはどういう意味だ?」

「そのままの意味ですよ?3週間くらい前に現代に現れた際に正体を誤魔化す為に”ただの新妻”として名乗っていたんです。」

「何!?そんなにも前からこの時代にいただと!?それよりももっと他にも誤魔化しようがあっただろうが……」

エイドスの説明を聞いて驚いたツァイトだったがある事に気付いて呆れた表情で指摘した。そしてツァイトとエイドスの会話が途切れると凍りついていた空気が解かれ



「えええええええええええええええええええええええええっ!?」



我に返ったセリカ達やエリゼを除いた者達――――ゼムリア大陸の出身者達はそれぞれ信じられない表情で声を上げた! 
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