戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第五十三話 野村大佐!将棋は実は種類が多い!!その十一
「作者が挙げた木村さんや古川さんもな」
「何でか悪役だと下衆なんだよ」
「そして無残な末路なんだよ」
「調子に乗りまくって主役に逆転されて」
「徹底的にぶちのめされるんだよな」
「それも一切同情の余地がない位にな」
そこまで下衆で倒されていくのだ。
「凄いことになるからな」
「それで俺達もかよ」
「そうした人達演じる悪役みたいに負けて欲しいのか」
「作中の全世界の人がそれを待っている」
「そうなんだな」
「その通りや」
まさに完全な孤立無縁だ。
「そやからわしも思うんや」
「負けろってか」
「そうした悪役みたいにか」
「安心せえ、負けてもや」
この二人がだ。
「次回作は決定してる」
「だから何時でもいいっていうんだな」
「負けても」
「そういうことなんだな」
「そや、次回作の主役はや」
それこそというのだ。
「御前等とは全然ちゃうからな」
「読者がそれを知るのは連載スタート時」
「今年中だな」
今執筆している二〇一六年度中にだ。
「どっちにしても連載終了は近い」
「それもあってか」
「今回で負けてもええ」
つまり今回で連載終了してもというのだ。
「安心せえ」
「へっ、最後まで続けてやるぜ」
「大団円までやってやるぜ」
これが二人の返事だった。
「絶対にな」
「それまで頑張るぜ」
「打ち切りなんかなるか」
「そうさせないのが主役なんだよ」
意地になって言う、しかし。
その二人にだ、勝負の場に来た瞬が言って来た。
「じゃあはじめましょう」
「あっ、来たか」
「五分前に来たな」
「日帝衆は五分前でしょ」
かつての帝国海軍の様にだ。
「五分前行動よ」
「だからか」
「もうなんだな」
「そう、開始前よりもね」
その勝負のだ。
「五分前に来たのよ」
「そこ真面目だな」
「それも相当にな」
「帝国海軍の精神はね」
五分前行動以外にもというのだ。
「大事にしないとね」
「真面目にか」
「そう言うんだな」
「そうよ、だから今回もだけれど」
五分前に来たというのだ。
「あんた達今回は早かったわね」
「ちょっと中百舌鳥見回してな」
「それでだよ」
二人で言って来た。
「だからだよ」
「もういるんだよ」
「ここが南海ホークスの二軍グラウンドだったから」
「それでだよ」
「まさにその通りだよ」
二人は瞬によく言えば砕けた、悪く言えば悪い態度で応えた。
「作者が思い入れある場所だからな」
「作者今はホークスファンだしな」
「そうよね、今は福岡のチームだけれど」
親会社がダイエーになった時にそうなった。
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