サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜
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サトシ:「どこにいるんだ?」
ザッザッザッ
ヒカリ:「サトシちょっと待って〜」
サトシ達は
それぞれリュックを背負い、
森を探索した。
ヒロシ:「ポケモンを直接探すんじゃなくて、
出来れば”きのみ”がある場所を探してくれっ。」
サトシ:「え?」
ヒカリ:「きのみ?」
カツラ:「、、、なるほどっ」
ヒロシ:「目撃情報があったって事は、
2年前に市民が見た時間帯は多分、
朝方から夕方にかけてだと思うんだ。
キャンプ場もないのに
夜に森へ入る人なんて居ないだろ?
ポケモンが居なくなった
この森に人が入るとすると、
理由としては多分、明るい内に行動出来る
”きのみ狩り”か”ピクニック”、又は
ニビシティまでの通行。
”野生ポケモンの生態”を含めて考えると、
きのみ狩りの途中でポケモンと
遭遇した可能性が高いはず。」
サトシ:「なるほど!」
ヒロシ:「でも、もしかしたら
ニビシティまでの通行ルートで
通りすがった可能性もあるし確信はないけど、
俺の仮説が正しければ、
そのポケモンは多分昼行性で、
朝方から夕方にかけて”きのみ”を
探している時に遭遇する可能性が高いと
思うんだっ。」
ヒカリ:「そっか!サトシどっか
きのみ狩りの場所知らないの?
ニビシティまで通ってたじゃない!」
サトシ:「そう言われても俺、
ニビシティまで
別のルートを通ってたし、それ以前に
きのみ狩りなんてしないからなぁ」
ヒカリ:「あー、、そっかぁ」
カツラ:「簡単な事じゃ。
きのみが育つに適した場所を探せばよいっ。」
サトシ:「おぉ!!なるほど!」
ヒロシ:「この季節に収穫出来る
きのみは主に、”オレンのみ”だね。
この森で
最も日当たりのいい場所を探そう!」
サトシ:「よし!、、って言っても、どこだ?」
ヒカリ:「確かにっ。こんな山みたいな
森の中じゃ、その都度木に登らないと
確認できないかも、、。”気”が遠くなるわっ」
ヒカリ(あたし、うまいっ)
カツラ:「仕方ないのぅ、
来週から始まるポケモン搜索に備えておった
アイテムを使うとするかのっ」
ガサガサッ
カツラはリュックから無線機を
取り出した。
ヒロシ:「無線機!!」
カツラ:「ワシは一旦車に戻り、
ノートパソコンと無線機を使って
”きのみの場所”を伝えるとしよう。」
ヒカリ:「さすがカツラさんっ!!」
サトシ:「ただyourtube観て居候してた
訳じゃなかったんですね!」
カツラ:「当たり前じゃっ。」
カツラ(これで歩かなくてすむわい)
ヒロシ:「森を歩くよりも、カツラさんは
そっちの方がいいかも知れないなっ。」
サトシ:「そうだな!ヒカリ、
リュックを貸してくれっ。」
サッ
ヒカリ:「えっ?」
サトシはヒカリからリュックを借り、
背中に背負った(しょった)
サトシ:「搜索は俺とヒロシでやるから、
ヒカリはカツラさんの手伝いをしてくれっ」
ヒカリ:「あ、うんっ!わかったわ!
二人とも、気をつけてねっ?」
こうして、サトシとヒロシは搜索、
ヒカリとカツラは連絡といった役割を決め、
それぞれ調査に取りかかった。
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