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小さくて大きな存在に。

作者:Rei×Making
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始まり

はぁ。朝一からなんなんですか?
今日もまた上司からの理不尽な一言に
心を折られそうになりつつも、仕事を再開した。
よくもまあこんな会社で毎日頑張ってるなぁと
自分を褒めてあげたい気分。

食品会社に18歳新卒で入社して、まだ半年。
研修でいろんな部署を回っている。
今日からセンターという部署で、
新しく仕事を任されたのだ。
唯一の救いといえば、センターでの人間関係が
複雑でないこと。ある1人を除いては…。

モヤモヤした気持ちで仕事に取り組んでいると、
突然横から声をかけられた。
「元気にやってるかー」
「はっ、おはようございます!!」
びびったー。
いつもの元気で優しいおばちゃん。
と、もう1人は誰だろう…。
仲良く肩組んでるし。
「この子は21歳!あなたとも歳が近いから仲良くね。
母校も同じみたいだし」
「そうなんですか!?」
いかんいかん、嬉しさのあまり取り乱してしまった。
「それじゃあ先輩にあたりますね!今日からよろしくお願いします!」
先輩はこくりと頷いた。
あんまり笑わない人なのかな?
まあ先輩とは仕事内容が違うし、あんまり接点はないか。 
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