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艦隊これくしょん【転移した青年の奮闘記】

作者:Bloo-D
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日常
  第5話 初の顔合わせ Ⅲ

 
前書き
今回も前回の続き。
挨拶回り 最終回 

 
……主人公サイド……



空母を回って……

座蒲郎「次はやっぱ戦艦だろな」

次へ行くとしたらやっぱり戦艦。さっき長門達と食べてた所がそうだったけど、誰も近付くどころか話し掛けもしなかったから、他の戦艦とも話したい。

ーーーー

と言う訳で……

座蒲郎「今度は戦艦とのみんなだけど、長門と陸奥以外は集まって。2人の事はある程度知ってるから。
それと、金剛は姉妹艦と一緒に出て来てくれ」

金剛「はいはーい、ワーカリマシタデース!」

「「……」」

座蒲郎「……」

長門と陸奥以外と挨拶をすることにする。2人の事は大体知ってるからだけど、後で謝るとして今は分かって欲しい。
それに金剛も知ってるけど、姉妹艦の方を考えたら一緒に紹介して欲しいから、金剛は2人とは違った意味で出て来て欲しい。
長門,陸奥、悪いが他の戦艦とは話してないんだ。分かってくれ……


『ワイワイ……』

そして長門と陸奥、そして海外艦を除いた戦艦全員が揃った。まず最初は……

金剛「と言う訳でテートク!ミーのシスターを紹介するね♪!」

座蒲郎「ああ頼む」

やっぱ高速戦艦金剛の姉妹から。理由はここの第一艦隊と第二艦隊には金剛型戦艦をあてていて、両方とも旗艦は金剛型に任せているからだ。


比叡「では紹介させて頂きます。まずは2番艦、比叡です!」

榛名「そして3番艦、榛名、全力で…参ります!」

霧島「最後に4番艦、艦隊…と言うより鎮守府の頭脳、霧島です!」

金剛の姉妹艦、比叡,榛名,霧島(みんな改二仕様)。
言った通り第一,第二艦隊所属の高速戦艦。この鎮守府では主力中の主力戦艦で、全員が秘書艦の長門より出撃回数が多い。

座蒲郎「ああ宜しく、これからもこの鎮守府の精鋭として、宜しく頼む」

「「「はい!」」」

金剛「デース!」

金剛の姉妹のせいか凄い元気、流石といえば流石。
けど……

金剛「ところでテートク!」

座蒲郎「どうかした?」

金剛「私を明日から秘書艦にしてクダサーイ!」

座蒲郎「残念だがお断りだ!」

このキャラはどうにかして欲しい。
てか秘書艦は長門にずっと任せるつもりだから、今更変える気など無い。


んで……

大和「提督、大和型戦艦1番艦大和、今後とも宜しくお願いします」

武蔵「2番艦の武蔵、宜しくな」

座蒲郎「まぁ宜しく」

超弩級戦艦の大和と武蔵。資材消費のせいで近代化改修しかやってなく、普段は支援艦隊を任せているけど、艦娘達のレベルの影響か出番がこれといって無い。

座蒲郎「普段は支援艦隊を任せてるから出番はそう無いけど、いざ深海棲姫が出て来たら主力艦隊を任せるから、それまで十分力を温存してくれ」

大和「はい、そうします♪」

武蔵「不本意ではあるがな。提督が言うんじゃ仕方ないな」

とはいえ棲姫が出て来ればレベルなんて関係無くなるから、その時は大和達にあてるとして、今のところは戦力の温存を図るとする。


ほんで……

扶桑「提督、扶桑型戦艦の扶桑です」

山城「姉妹艦の山城、扶桑姉さま共々、宜しくお願いします」

座蒲郎「ああ……これからも期待してるよ、活躍をな」

姉妹揃って不幸艦で知られる違法建築艦橋の扶桑と山城(両方航空戦艦で改二仕様)。
幾ら不幸とはいえ、それでも扶桑には第五艦隊の旗艦を任せているから、期待しているのは本当だ。

扶桑「本当ですか?なら私、精一杯頑張ります」

山城「扶桑姉さまの言う通りね。私達の活躍、ちゃんと見ててよね、提督⁈」

座蒲郎「勿論だ。でも無茶はするなよ、損傷してもらっても困るし」

扶桑「当然ですわ」

山城「当たり前じゃない」

2人が頑張ってくれるのは良いけど、だからって無理をしてもらうのは困るからその事を話すと、2人が当然と言わんばかりの笑みを浮かべたから良しとする。


続いては……

伊勢「今度は私達のようね」

日向「そうみたいだな。提督、私が伊勢型航空戦艦の2番艦日向、そして1番艦の伊勢だ」
座蒲郎「よう」

最上が属する第四艦隊の旗艦の伊勢、そして姉妹艦の日向(両方改仕様)。
金剛達程じゃないけど、航空戦力を持ってるだけ有利だから、任務や遠征でよく重宝している。

座蒲郎「とりあえず、これからも2人の活躍を期待してるよ。頑張ってね」

伊勢「ええ…是非期待して下さい」

日向「四航戦の実力、見せてくれる!」

っと言った訳で、扶桑並み(?)のエールを送って、2人は燃え上がる炎みたいに気合を入れた様だった。

ーーーー

座蒲郎「それじゃ、次を回らなきゃならないから、ここで失礼するよ」

『はい(おう)(デース)!』

「「……」」

戦艦達と挨拶した俺は、どこか萎れてる長門と陸奥に悪いと思いながら、次へと向かう。
長門,陸奥、今回だけは勘弁してくれ……

ーーーーーーーーーーー

次は潜水艦、普段から任務でも世話になってる艦娘達を回るとする。

ーーーー

潜水艦はこれまでと同じ様に、普通の潜水艦と潜水空母の2つに分かれているけど、呂500が居ないが、なんでもドイツ出身って理由でドイツ艦達と固まってるとの事(伊168伝)。
まずは……

伊168「私は伊168、“イムヤ”って呼ばれています」

座蒲郎「知ってる。と言うか、言わなくともわかるから」

まるゆ「陸軍から派遣された“まるゆ”です。輸送艇でも戦えるので、宜しくお願いします」

座蒲郎「まあ、それも知ってるけど……」

呂500の事を教えてくれた潜水艦隊の旗艦伊168こと“イムヤ”と、輸送艇の“まるゆ”(両方改仕様)。
まるゆの方は色々大丈夫なのか(潜水とか)不安だけど……
座蒲郎「これからも宜しくな」

まるゆ「はい!」

伊168「任せといてよ!」

このくらい言っておくことにする……


そして今度は……

伊401「初めまして提督、潜水空母の筆頭、伊401だよ。宜しく」

伊8「同じく潜水空母の伊8です」

伊19「同じく潜水空母の伊19、“イク”って呼んでね」

伊58「同じく潜水空母の伊58、“ゴーヤ”と呼んでください」


我が鎮守府が誇る潜水空母が揃いも揃って自己紹介。
けど……

座蒲郎「みんな宜しく。
でも、伊19と伊58は普通に呼ばせてもらうよ。なんだか嫌なの想像しちゃいそうだから」

伊19「ええ〜〜⁈」

伊58「まっ、提督がそう仰るのならば、構いませんよ」

伊19と伊58は別のヤツを連想しそうだから普通に名前で呼ばせてもらうとする。

ーーーー

座蒲郎「と言う訳で、宜しくな」

『はーい!』

まぁと言う感じで潜水艦達とも挨拶が終わって、次は特務艦を訪ねる事にした。

ーーーーーーーーーー

ここの特務艦はたった5人しか居ないせいか、特務艦達が固まるところはどうも寂しい気がする……

ーーーー

間宮「初めまして提督、私は鳳翔さんと伊良湖さんと速吸さんと一緒に食堂を受け持つ間宮です」

伊良湖「伊良湖です。提督、これから宜しくお願いしますね」

速吸「速吸です。提督さん、宜しくお願いします」

座蒲郎「ああ…今度とも宜しく」

まずは鳳翔の方からも聞いた間宮と伊良湖,そして速吸(改仕様)の2人。
向こうで速吸には、改造して以来から流星を載せていたけど、午後に長門から聞いた話だとコッチでも流星は積んでるらしい。


明石「提督、私は改修,改造,開発,そして鎮守府の工事を受け持つ明石です。
私は技術面で提督をサポートしますから、どうぞ期待して下さいね」

座蒲郎「ああ…そうさせてもらうよ」

次は工作艦の明石。そう滅多な理由では出さず、ずっと鎮守府に待機させて来たが、コッチでもあまり変わらないよう。けど鎮守府の工事もやってるみたいで、工事の指揮をしてる大淀に働かされてるのか思うと気が重い……


そして……

あきつ丸「提督、まるゆと同じく陸軍から派遣されました、揚陸艦のあきつ丸と申します」

座蒲郎「ああ…宜しくな」

最後は揚陸艦のあきつ丸(改仕様)。揚陸艦とはいえ、防空用の艦戦を積ませているけど、最近は空母がかなり艦隊に行き渡ってるから、あきつ丸は鎮守府に現状待機になっている。

ーーーー

座蒲郎「じゃあ、これからもみんな宜しく」

『はい!』

特務艦達との挨拶も終わり、後は海外艦を残すのみとなった。

ーーーーーーーーーー

海外艦はドイツ出身とイタリア出身でそれぞれ別れていて、まずはドイツ艦との挨拶。
まずは当然……

ビスマルク「Schön, dass Sie , Admiral gerecht zu werden.Bismarck-Klasse Chodokyu Führungsschiff , Bismarck .Mit freundlichen Grüßen .(初めまして、提督。ビスマルク級超弩級戦艦のネームシップ、ビスマルクよ。宜しく)」

座蒲郎「Hier ist, was jetzt beginnt , Bismarck .(こちらこそ初めまして、ビスマルク)」

ドイツ戦艦のビスマルク(drei仕様)。ドイツ艦からなる第七艦隊の旗艦で雷(魚雷)装戦艦。
けどドイツ語で話しかけて来たからついドイツ語で返してしまい……

プリンツ・オイゲン「提督,ビスマルク姉さま、ドイツ語はそこまでにして下さい」

ビスマルク「あ……すまないプリンツ」

座蒲郎「ゴメン…つい……」

重巡のプリンツ・オイゲン(改仕様)に止められる始末。

グラーフ・ツェッペリン「それにしても驚いたな。ここのAdmiral(提督)は、ドイツ語が達者なのか?」

座蒲郎「俺は向こうじゃ、ドイツやイタリアとかに留学してた事があってね。英語とドイツ語とイタリア語は、難なく話せるよ。
けど、ここでは出来るだけ日本語を使ってくれるとありがたいな。一時は日本語を忘れそうになるからさ」

グラーフ・ツェッペリン「成る程な、Ich war mir bewusst .(承知した)」

俺がドイツ語を話せる事に驚いたグラーフ・ツェッペリン(改仕様)に、補足として英語とイタリア語も話せると説明。
けど、留学から日本に帰った際に、日本語を忘れてしまって空港関係者を困らせた一件があった。その後どうにか日本語を思い出したけど、外国語を話す度に忘れそうになるから、出来れば日本語で話して欲しいと伝えて、グラーフ・ツェッペリンは納得してくれた。


レーヴェ「それにしても、外国語を話すだけで忘れそうになるなんて、驚いちゃうね」

マックス「そうね、正直引くわ」

呂500「ははは……」

座蒲郎「酷い…酷過ぎる……」

そんな俺にドン引きな駆逐艦のレーヴェヒト・マースとマックス・シュルツ(両方zwei仕様)。そして潜水艦の呂500。
呂500は日本の潜水艦だけど、実際はドイツのUボートを改装した艦だから、彼女もれっきとしたドイツ艦でもある……



更に……

リットリオ「Piacere di conoscerti , ammiraglio .(初めまして、提督。)ヴィットリオ・ヴェネト級戦艦のリットリオと……」

ローマ「姉妹艦のローマよ、以後よろしく」

座蒲郎「ああ…宜しくな」

今度はイタリア戦艦のリットリオ(リットリオとはいえ改仕様)とローマ(改仕様)の2人。
大鳳が参加する第六艦隊を任せていて、リットリオはその旗艦を務めている。


そして……

ザラ「提督、ザラ級重巡洋艦のネームシップのザラと……」

ポーラ「姉妹艦のポーラで〜す」

リベッチオ「マエストラーレ級駆逐艦、リベッチオです」

「「「提督、これから宜しくお願いします!」」」

座蒲郎「う…うん……」

圧倒されるノリの、ザラとポーラとリベッチオ(全員改仕様)。
けど……

座蒲郎「酒臭……」

ポーラ「え、なんのことですか?」

≪スルスル……≫

座蒲郎「うわ待て!ヤメろ〜、脱ぐな〜〜‼︎」

ザラ「ちょっとポーラ、酒飲んだら脱ぐ癖をやめなさいよ!提督が困ってるでしょ⁉︎」

ポーラ「え…そんなw__」

座蒲郎「いいから服を着直せ〜〜!」

リベッチオ「うわ〜!誰か止めて〜〜‼︎」

酒臭いと思えば、既に酔ってるポーラ。
すると突然脱ぎ始めたポーラに叫んでしまい、ザラが止めようにもついに制御不能に……


『キャーキャー!』

その後、ポーラが服を脱ぎ出したせいで、食堂が騒然となったのは言うまでもない……


(続く) 
 

 
後書き
折角の歓迎会が一瞬で修羅場に。ポーラ、恐るべし。

さて次回は、大本営へと出頭。 
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