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東方 死神默

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東方死神默-3死神なりし者

 
前書き
パァ、 

 
三途の川にて......

三途の川には、私と例の人間、
そして死神........と、

?「そーかいそーかい。いい話だねぇ。」

赤髪の死神がいた。
鎌を持っていて、木船をこいでいる。

人間「いえぇ。僕は嘘つけないので。」

死神「では我めはこれで。小町さま。
船頭をよろしく頼みます。」

ん?小町?

一見人間の名前かと思ったが、
死神の物言いから、船頭をしている
赤髪の死神であることを悟った。

小町「あんたらとは暫く話せるねぇ。」

小町......。死神とはどのくらい
強いのだろうか?と言うか私も
死んだのか?

いや、私は生きている。
どうしてわかるのかと言うと、
人間は胴体が最早浮遊体であり、

私には胴体が存在し、自在に動く。

そんな違いだ。


小町「そういや半妖のあんた。」

クロハ「え?はっ....は?」

私は唐突に呼ばれ飛び上がり、
きょとんとしていた。

小町「あんたから物凄い負の力を
感じるよ。大妖怪かなにかかい?」

クロハ「違います。私は只の
ザコです。」

小町「ははっ。いやいや。強いよ
君は。」

意味不明だ。
私は鬼火程度の妖術を
扱うことしか出来ない。

なのに大妖怪とか笑わせんな。

小町「ちょっと出してみ?妖術。」

クロハ「え?」

無茶ぶりだ。この死神はやはり苦手だ。

仕方なく........

クロハ「........はぁっ!」

私は鬼火を出す。 まぁちっぽけだ。
鬼頭提灯の照火程度の。

小町「ふぅむ........」

小町は首をかしげ、

小町「じゃあさ。指じゃなくて、
腕、二の腕辺りに力をいれてみな?」

クロハ「はぁ........?」

私は肘を曲げ、手刀みたいに
スラッシュしながら

クロハ「はぁっ!」

グジュグジャァッ!!!!

人間「え........!?」

クロハ「......はぁっ?」

小町「ほぅ。狂いはなかったね。」

私の鬼火は、今までになく大きく、
自分を飲み込みそうなほど巨大化し、
やがて鎌状のもの。いや、鎌に
なって重量を持って現れた。

クロハ「( ゚д゚)ポカーン」

出したはずの私がこんな表情を
している。

小町「じゃあさ、鬼火を
攻撃に、弾幕を撃ってみな?」

クロハ「う......うん。」

私は弾幕を放つ。

どうしよう。全然疲れない。

私はいつの間にか呟いていた。

クロハ「純黒-絶禍。」

周りに黒紫の大爆発が起こった。

まぁ空中爆破だったので、船が
/(^o^)\になるハメは喰わなかったが



いや、

小町「船が壊れるーーー!」

あっ。ダメそうだ。



ドガシャーーーーーーーン!




気がつくと、庭園のような場所で
気絶してた。

クロハ「よっ........と。」

小町を探す。が、すぐ見つかった。

だが、小町以外にもう一人いた。
先程の死神でも、人間でもない。

緑髪の形容しがたい帽子を被った

ロリ........が、小町に説教
していた。

?「聞こえてますよ。貴女を地獄に
落としてあげましょうか?」

クロハ「すいません勘弁してください。」

この人は明らかにヤバイ。殺される。

八咫烏とか非々夜ノヶなんて
比べ物にならないほど。

クロハ「あなたは......?」

?「よく来ましたね。夜神蝣。
またの名を夜蜉蝣。」

クロハ「私の妖怪名ですか。
よく知ってますね♪」

?「私の名は四季映姫。閻魔をしています。」

クロハ「闇鮫黒琶と言います。」

映姫「あなたの用件は死神になりたいと。」

クロハ「理解が早いようで。監視でも
してるんですか?」

映姫「監視とは言い方を慎め..
ないですね。」

クロハ「大雑把だからさ。私は。
結果教えてくれない?」

映姫「構いませんよ。
数が足りなくて困ってましたし。」

クロハ「それはそれは。なんで?」

映姫「霊夢の死よ。」

クロハ「博霊霊夢は死んだんですか?」

映姫「手違いだったみたいだけど、
三途の川を渡ってしまって....」

クロハ「へぇ。」

映姫「止めに入った死神を力で
圧倒して.....死神の制度が
崩れていったんですね。」

もう聞いていられなかった。

私は大雑把なのだ。

クロハ「わかりましたよ。やりますよ。」

映姫「失踪だけはよしてくださいよ。」

クロハ「はいはい。」


四季映姫はこっちのいきさつを理解していた。

やはりこのかたはすごい。

映姫「小町!これで何度目ですか全くガミガミ」

小町「すいません!すいません!」



説教だけはされたくないなぁ。



 
 

 
後書き
紅魔館からバスが出て♪
始めに三人乗りました~ 
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