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ハイスクールD×D大和の不死鳥

作者:sou×yuki
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3VSロキ二戦目四(コンビ復活!天使と悪魔のロンド)

◇いのり


「まさか、ここまで追い込まれるとは思ってもいなかった。だが、我の手はこれだけではない!!」

 ロキの足元の影が広がり、そこから身体が細長いドラゴンが何匹も現れる。その姿は少し前に見たミドガルズオルムそのものだ。かなり小さくなってはいるが間違いない!

「ミドガルズオルムも量産していたかッ!」

 タンニーンはそれを見て、憎々しげに言葉を吐く。元と比べれば確かに小さいけど、タンニーンサイズのドラゴンが何匹もいるのはかなり不味い。

「いのりさん!真名さん!アーシア!三人はそのままロキを!オルム量産型は私達が引き受ける!」

ゼノヴィアが大声で言ってきた………残りのメンバーなら大丈夫だよね?
「「わかった………お願い」」

「お願いします!」

「ああ!任せろ!」


◇ゼノヴィア

「ゼノヴィア、何か策があるのかしら?」
リアス部長が聞いてきた。

「いいや、策は無いがドラゴンなら聖神ヤマトから頂いた、私やイリナの新武器が本領発揮する……いのりさん達は知らないらしいがな」

そう言って私は背中に背負っていた剣を鞘から引き抜いた。イリナも細剣(レイビア)を持つ。

「ヤマトさんから貰ったのなら信用できますね……」

「うん、ヤマトさんは向こうでは私のお兄ちゃんだから、信頼できるよ!」

聖神ヤマトは元々、聖のフェニックスで向こうの私やイリナを鍛えてくれたらしい…そんな感じで人間として駒王学園に入学してリアス部長を好きになったとか………

「リアス部長と朱乃さんは後ろから援護砲撃を!」

「わかってるわ!」

「わかりましたわ」

私はそう言ったあとイリナの隣に立つ

「コンビ復活と行こうじゃないか、イリナ」

「いいわよ、ゼノヴィア!転生天使・悪魔の天剣コンビよ!行くわよ、ゼノヴィア!」

「ああ!」

私とイリナは天剣を構え、ドラゴンに向かう
「俺達も行こうか!」

「はい!《滅竜魔導士》のウェンディ、行きます!」
「僕もヤマトから貰った恩を少しずつ返さなくちゃね!」

「……行きます」

「僕も行かせてもらうよ!」

私達の後ろから葬儀社の城鐘、ウェンディ、集。同じグレモリー眷属の小猫、木場がついて来る

「行くぞ!《天馬剣》!」

「行くわよ!《ランベントライト》」

私が切り裂き、イリナは連続で突いて量産型の一体を殺った。

「風?」


ここら一帯の風が一カ所に集まっていた。

「天竜の鉤爪!翼撃!」

その中心に居たのは髪の色が薄ピンクになっていたウェンディだった。

「なんだ……あれは…」

「アレは、ウェンディが使う《滅竜魔法》の最強形態《ドラゴンフォース》」

疑問に思っているとウェンディと同じ葬儀社の城鐘が横でしゃりべりだした

「滅竜魔法……ドラゴンフォース?」

「ああ、《滅竜魔法》とは竜迎撃魔法で、体の一部を竜に変える《太古の魔法(エンシェントスペル)》の一つとされている」

「そんなすごい魔法をどうしてウェンディちゃんが?」

そうだ、なぜあんな小さな子がそんなすごい魔法を?

「ウェンディの育ての親はドラゴンだ、名は《天竜グランディーネ》。」

「ドラゴンに育てられた?」

「そんな事があり得るのか?」

「ああ、俺やウェンディがいたフィオーレにはほかにもドラゴンに育てられた人間は何人かいる。そのドラゴンに滅竜魔法を教えてもらうんだ」

「ドラゴンが竜迎撃魔法を教えるって変じゃない?」

それはそうだが、イリナ、そんなのどうでもいいだろ?

「確かにそうだな。未だにその謎もわかってはいない………だが、全てに意味があるはずだ。今はそれでいい。俺は行くぞ、ウェンディだけに戦わせるわけにも行かないからな」

そう言って城鐘は高速で飛んで行った。




続く 
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