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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

作者:ドリ男
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76

味吉店内にて


店員:「こちらへどうぞ!」


サトシ達は店の個室に入り、
サトシの正面にヒロシ、
横にはヒカリという形でそれぞれ座った。


店員:「コースの方はいかがいたしますか?」


サトシ:「飲み放題でっ」


店員:「かしこまりました!」





サトシ:「えっと、メニューは、、」


サトシはメニューを広げた。



ヒロシ:「サトシって、酒飲むのか?」


サトシ:「いや、俺はあんまり飲まないよ。
会社の飲み会でも酔っ払いの世話係だし、
家でもあんまり飲まないなっ。
そういうヒロシはどうなんだ?」


ヒロシ:「俺は〜、飲まない訳じゃないけど
サトシとだいたい同じだよ。
たまに気分で飲む感じだな。」


サトシ:「そうなのか、、、
ヒカリは結構飲むんじゃないか?」


ヒカリ:「それどういう意味よっ(笑)
あたしもたまに気分で飲む感じかなっ」



ヒロシ:「へぇー、じゃあみんな
そんなに飲まないんだ。」

ヒロシ(居酒屋じゃなくても
良かったんじゃないか?)


サトシ:「とりあえず注文決めようぜ!」


ヒカリ:「そうね!、、あっ、
あたし”サーモンのカルパッチョ!」


サトシ:「もつ鍋も頼もう!」


ヒロシ:「飲み物はどうするんだ?」


ヒカリ:「ファジーネーブル!」


サトシ:「おれノンアルのキリンリキフリー!」


ヒロシ:「じゃあ、俺は生で。よしっ」


ピンポーン


ヒロシは店員を呼び出した。



店員:「ご注文は?」


ヒロシ:「ファジーネーブル1つ
キリンリキフリー1つ
生1つで。それからー、、、
サーモンのカルパッチョと
もつ鍋と、、あと焼き鳥の盛り合わせ。」


店員:「かしこまりました!」


注文を済ませ、サトシ達は会話を再開した。


サトシ:「、、ところでヒロシ。」


ヒロシ:「ん?」


サトシ「前から気になってたんだけど、
その首に下げてるペンダントは、なんだ?」


サトシは、ヒロシが首から下げている
木製で筒の形状をした
ペンダントが気になっていた。



ヒロシ:「あぁ、これかっ。これは、
あの事件が起きる何日か前に、
パピー(バタフリー)がトキワの森で拾ってきて
俺にプレゼントしてくれたんだっ」


サトシ:「えっ、そうなのか!?
ヒロシのパピー(バタフリー)、懐かしいな!」


ヒカリ:「へぇー、そうなのー♪」
ヒカリ(この人、ファザコンかしら?)


ヒロシ:「あぁ、だからパピーのためにも、
ポケモン達は絶対に探し出してみせる。」


ヒカリ:「そうね!みんなで力を合わせて
頑張りましょ!!」


サトシ:「そうだな!」



店員:「お待たせしました、こちら
飲み物になりまーす!」


会話をしていると、注文が届いた。



サトシ:「よし、じゃあ、かんぱーい!」

ヒロシ:「かんぱーい!」
ヒカリ:「かんぱーい!」



3人は乾杯し、今後の話を含めた
飲み会が始まった。











 
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