英雄伝説~運命が改変された少年の行く道~(閃Ⅰ篇)
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第132話
~特務支援課~
「!プ、プリネ姫!?それにルクセンベール卿も……!」
「へえ?”剣帝”までいるじゃないか。」
プリネ達を見たエリィは驚き、ワジは興味ありげな表情をし
「ほう?それが今通っている学院の学生服か。中々似合っているぞ。」
「なるほど、なるほど……これが学生服とやらですか。」
プリネとツーヤが纏っている学生服を見たヴァイスは二人を称賛し、アルは興味ありげな表情で見つめていた。
「フフ、お久しぶりですね、皆さん。まさかこんな形で再会する事になるとは思いませんでした。」
「―――既に話が行ってると思うが、これより”通商会議”の期間中、特科クラス”Ⅶ組”所属プリネ皇女、ルクセンベール、そして俺の3人は”特別実習”という形で”特務支援課”に所属する事となった。」
「よろしくお願いします。」
ツーヤは微笑み、レーヴェは説明し、プリネは会釈をした。
「……12:55。プリネ・カリン・マーシルン皇女、ツーヤ・ルクセンベール卿、そしてレオン=ハルト少佐の臨時着任を確かに確認しました。短い間ですが、よろしくお願いします。」
「は、はい!こちらこそよろしくお願いします!」
「短い間になりますが、プリネ姫達と共に行動できる事、とても光栄です。」
「よろしくッス!」
「よろしくね。」
「フフ、相手が皇女でも後輩になったからにはバリバリ働いてもらうつもりだから、覚悟してくれよ?」
「ワ、ワジ君!何て口の利き方をしているのよ!」
セルゲイは静かな表情で答え、ロイド達がそれぞれ挨拶をしている中、口元に笑みを浮かべて言ったワジの発言を聞いたノエルは慌てた表情で指摘した。
「フフ、そんなに緊張しなくても、気楽な接し方で構いませんよ?今のあたし達は学生ですから。」
「ええ。クラスメイトの方達からも呼び捨てで呼んでもらっていますし。」
緊張しているロイド達の様子を見たツーヤとプリネはそれぞれ微笑んだ。
「え、えーと、そう言われても……」
「さ、さすがに畏れ多いというか……」
二人の指摘にロイドとエリィは冷や汗をかいて苦笑し
「クク、本人達が良いって言ってるんだから別にいいんじゃねえのか?ま、説明とかその他諸々は勝手にやっていてくれ。」
セルゲイは口元に笑みを浮かべた後課長室に戻り
「か、課長!?」
「に、逃げましたね……」
「うふっ♪もしかしたら上司の影響かもしれないわね?」
セルゲイの行動を見たロイドは驚き、ノエルは疲れた表情をし、エルファティシアはからかいの表情でヴァイスを見つめ
「フッ、セルゲイもようやくわかってきたようで何よりだ。」
「さすがはヴァイスですね。」
静かな笑みを浮かべるヴァイスをアルは感心した様子で見つめた。
「ねーねー、もしかしてプリネたちはシエンカに入るのー?」
「ええ。数日間だけどね。」
「わ~!よろしくねー♪」
「うん、よろしく。」
「……短い間になるが世話になる。」
プリネの答えを聞いてはしゃぐキーアをツーヤは微笑ましそうに見つめ、レーヴェは静かな笑みを浮かべて言った。その後自己紹介をし合ったロイド達だったが、エリィがある疑問を口にした。
「そう言えば……プリネさん達のお話では”Ⅶ組”というクラスは貴族、平民が混じっているクラスだと聞いたけど……」
「ええ。有名どころで言えば”四大名門”のご子息に帝都知事のご子息、それと”ラインフォルトグループ”の会長のご息女や後は”光の剣匠”のご息女もクラスメイトにいますよ。」
「ラ、”ラインフォルトグループ”の会長のご息女までいるんですか!?」
「しかも”光の剣匠”って言ったら”剣聖”と並ぶと言われているとんでもない武人だぞ!?」
「フフ、この支援課すら比べ物にならないような色々と”ワケあり”なメンバーが集まっているねぇ?」
エリィの疑問に答えたプリネの説明を聞いたノエルやランディは驚き、ワジは静かな笑みを浮かべ
「ええっ!?し、”四大名門”と帝都知事と言えば、”貴族派”と”革命派”の主要人物達じゃない!」
「よく問題とか起こらなかったな……」
エリィと共に驚いていたロイドは目を丸くした。
「え、えっと、それは……」
「……しばくの間、仲違いで本当に苦労しましたよ……」
ロイドの言葉にプリネは苦笑し、ツーヤは疲れた表情で溜息を吐き
「フッ。………―――それと”闘神の息子”。お前にとっては顔見知りかもしれない者もⅦ組のクラスメイトだぞ。」
「だからその呼び方は止めろっつーの。……で、誰なんだよ?」
ツーヤの様子を静かな笑みを浮かべて見つめていたレーヴェはランディに視線を向け、ランディは疲れた表情で答えた後不思議そうな表情で尋ねた。
「―――”西風の妖精”だ。」
「ハアッ!?”西風の妖精”だと!?オイオイオイオイ……!なんでそんな奴まで士官学院なんかに通っているんだ!?」
「ランディ?」
「もしかしてその”西風の妖精”って人を知っているのかしら?」
レーヴェの答えを聞いて血相を変えた後疲れた表情で声を上げたランディの様子にロイドは首を傾げ、エリィは尋ねた。
「ああ。”西風の妖精”っつったら、”西風の旅団”に所属している腕利きの女猟兵だ。年齢は確かティオすけと大して変わらなかったはずだ。」
「”西風の旅団”……!」
「ティオちゃんと大して変わらない年齢の女の子が猟兵をやっているなんて……」
「”西風の旅団”……”赤い星座”と並ぶ大陸最強と謳われている”猟兵団”ですね。」
「でも確か”リベールの異変”で壊滅的な被害を受けて、解散したって話じゃなかったっけ?」
ランディの話を聞いたロイドは驚き、エリィは複雑そうな表情をし、アルは静かな表情で呟き、エルファティシアはロイド達に尋ねた。
「ええ。まあ様々な経緯があって、”西風の妖精”―――フィーさんは今は”Ⅶ組”のクラスメイトなんです。」
「フフ、この支援課よりワケありばかり集まっているまさに”魔窟”と言ってもおかしくないクラスだねぇ?そこに”姫君の中の姫君”達が入っても、何の違和感もないね♪」
「ちょ、ちょっとワジ君!?」
「プリネさん達に失礼すぎよ。」
静かな笑みを浮かべて言ったワジの発言にノエルは慌て、エリィは疲れた表情で指摘した。
「フフ、気にしないで下さい。―――ああ、そう言えばヴァイスさん。ヴァイスさんのご息女の一人が私達のクラスメイトの一人と使い魔契約していますよ。」
「……………ハ?俺の娘だと??」
微笑みながら答えたプリネの説明を聞いたヴァイスは一瞬石化したかのように固まった後、不思議そうな表情で尋ね
「ええっ!?」
「きょ、局長の娘!?」
「なっ!?やっぱり隠し子がいたんですね!?」
「わー♪キョクチョー、もしかしてカクシゴがいたのー?」
「まあ、局長ならありえそうだねぇ?」
「うふっ♪どこの女の子供なのかしら♪」
「一体いつの間に……」
エリィとロイドは驚き、ノエルは厳しい表情でヴァイスを睨み、キーアは興味ありげな表情をし、その様子をワジとエルファティシアは口元をニヤニヤしながら見つめ、アルは目を丸くした。
「ちょ、ちょっと待て!大体俺は女性を抱く時は必ず避妊はしているぞ!?というかノエル!”やっぱり”って、どういう意味だ!」
「ホントかしら~?貴方や私達自身が避妊魔術を使っているとはいえ、いつも中に出しているじゃない♪」
ロイド達に一斉に見つめられたヴァイスは慌てた表情で声を上げ、ヴァイスの様子を見たエルファティシアは口元をニヤニヤさせながら指摘し
「そんな事を胸を張って言わないで下さい。それとエルファティシアさんもこんな昼間からとんでもない事を口にしないでください。」
「ねーねー、”ヒニン”や”ナカにダス”ってどういう意味ー?なにをどこにだしているのー?」
「キ、キーアちゃん!?というか二人ともキーアちゃんの教育に悪いことを口にしないで下さい!」
ヴァイスの発言を聞いたロイドは呆れ、興味ありげな表情をしているキーアに慌てたエリィはヴァイスとエルファティシアを睨んだ。
「今の発言すら果てしなく怪しいですね……お母さん公認で付き合っているとはいえ未婚のフランにまで子供ができたら、即責任を取ってもらいますよ!」
「まあ、局長の普段の行動や言動を考えたら、ノエルの”やっぱり”も間違っていないよねぇ?」
「このリア充王が!無駄な抵抗は止めて、大人しく自分の罪を認めろ!」
「うふっ♪白状して、素直に話したらどうかしら♪」
「別に私達はそのくらいの事で怒りませんよ?私達自身、ヴァイスの隠し子の一人や二人、いてもおかしくないと思っていますし。」
ノエルは真剣な表情でヴァイスを見つめ、ワジは口元をニヤニヤさせ、ランディは悔しそうな表情で声を上げ、エルファティシアはからかいの表情になり、アルは苦笑しながらヴァイスを見つめた。
「お、お前ら、揃いも揃って……!プリネ姫、ツーヤ、レーヴェ!一体どういう経緯なのか、詳しい説明をしてくれ!」
自分の発言を全く信じていないロイド達に顔に青筋を立てて身体を震わせていたヴァイスはプリネ達に説明を促し、プリネ達はメサイアの事を説明し始めた。
「へ、並行世界の過去の局長の娘って……」
「い、色々と滅茶苦茶ですね……」
事情を聞き終えたロイドとノエルは表情を引き攣らせ
「というか私はヴァイスがエイフェリア達にも戦争を仕掛けた話が気になるのですが……」
「メルキア周辺の地方を全て制圧したって事はまさか”エレン・ダ・メイル”も制圧したんじゃないでしょうね~?しかもリセルが正室で、エイフェリアが側室なのに私が妾って、どういう事よ?私はこれでも”エレン・ダ・メイル”の女王よ?制圧した国の女王を娶るなら側室にするべきだと思うけど?」
「つーか、アンタは一体何人囲えば気が済むんだよ、このリア充王が!!」
「例え皇帝だとしても、正室、側室、妾全て合わせて15人はさすがに多すぎますよ……」
「アハハハハハッ!さすが局長だよ!」
アルは目を丸くし、エルファティシアはジト目でヴァイスを見つめ、ランディは悔しそうな表情でヴァイスを睨み、エリィは表情を引き攣らせ、ワジは腹を抱えて笑った。
「いや、そんな事を言われても並行世界の俺が何を考えてそんな事をしたのか、さすがの俺でもわからんぞ。しかし並行世界の俺とマルギレッタの娘―――”メサイア”だったか。フッ、不思議な偶然もあるものだな。」
ロイド達に注目されたヴァイスは戸惑いの表情で答えた後静かな笑みを浮かべた。
「へ……」
「不思議な偶然、ですか?」
ヴァイスの発言にロイドは呆け、ツーヤは目を丸くして尋ねた。
「ああ。メルキア皇帝だった俺はマルギレッタを側室として娶ったのだが、マルギレッタが産んだ長女の名前は”メサイア”だ。」
「まあ……確かに不思議な偶然ですね。」
「しかし人間を使い魔にする事ができるとは驚いたな……」
「え……」
「何を言っている?メサイアは”亜人族”だぞ。」
驚いている様子のヴァイスの言葉を聞いたツーヤは呆け、レーヴェは指摘した。
「”亜人族”だと?」
「局長?」
「何か気になる事があるんですか?」
眉を顰めて首を傾げているヴァイスの様子を見たロイドとエリィは尋ね
「ヴァイスハイトとマルギレッタの娘が亜人族って、さすがにおかしいわよ。」
「マルギレッタは純粋な”人間”ですから、二人の間に亜人族が産まれるなんてありえませんよ。」
メサイアの母を知るエルファティシアとアルはそれぞれ不思議そうな表情で答えた。
「……まあ、並行世界の話だからもしかしたらマルギレッタが亜人族だったのかもしれんな。―――しかし、並行世界とはいえ、俺の娘を使い魔にしているのだから、そのリィンとやらがどんな男なのか直に会って確かめないとな……」
「フフ、リィンさんはⅦ組のリーダー的存在で、クラス内の不和を何度も解決した人ですから、人格的には問題ないですよ。」
「……まあ、ある欠点はあるがな。」
「レ、レーヴェさん。」
まだ見ぬリィンに対して興味ありげな表情をしたヴァイスの様子を見たプリネは微笑みながら答え、静かな笑みを浮かべて言ったレーヴェの言葉を聞いたツーヤは冷や汗をかいた。
「ほう?どんな欠点なのか是非聞かせてもらおうか。」
そしてプリネ達はリィンの欠点――――鈍感かつ、無自覚で次々と周りの女性を落としてその結果多くの女性達に好意を寄せられ、その中にはアルフィン皇女も含まれている事を説明した。
「…………………」
「”ラインフォルトグループ”の会長のご息女どころかエ、エレボニア帝国のアルフィン皇女殿下がその人に好意を寄せているってとんでもない話じゃないですか!?」
プリネ達の説明を聞き終えたロイドは口をパクパクさせ、ノエルは驚き
「フッ、さすがの俺も”魔神”や”精霊王女”は落とせなかったな。まあ、それ以前に出会う機会もなかったが。」
「うふっ♪”精霊王女”どころか、”七大罪”の一柱に好意を寄せられているなんてとんでもない男の子ね♪」
「そのリィンとやらに好意を寄せている女性達は色々と苦労してそうですねぇ。」
「アハハハハハッ!今の話を聞いたら、どんな人物なのかもう、ほとんどわかっちゃったよ♪」
ヴァイスは静かな笑みを浮かべてまだ見ぬ並行世界の自分の娘を使い魔にした男に感心し、エルファティシアはからかいの表情になり、アルは苦笑し、ワジは腹を抱えて声を上げて笑ってロイドに視線を向け
(おおおおおおおおおおおおおっ!まさかそんな男がいるとはっ!ロイド、お前も負けずにどんどん増やせ!)
(お願いだから、そのリィンって子みたいな罪深い男にならないでよね……)
ギレゼルは興奮し、ルファディエルは頭を抱え込んだ。
「な、な、なっ、なんなんだよ、そのリア充野郎は!?おのれ……!まさか局長やロイドを超えるリア充野郎がいるとは!!お前らみたいなリア充野郎共がいるから、世の麗しいお姉さん達が俺達に振り向いてくれないんだよ!頼むから一人くらい分けろ!」
「ちょっ、ランディ!?何でそこで俺が出てくるんだよ!?」
一方口をパクパクさせていた後我に返ると悔しそうな表情で叫んで自分を睨むランディの発言を聞いたロイドは驚いて指摘したが
「……そうね。確かにランディの言う通りね。まさかロイド以上の”危険人物”がいるなんて。そんな人に好意を寄せているアルフィン皇女殿下達に同情するわ。」
「ロイドみたいにすっごいモテモテだね♪」
「エリィ!?それにキーアまで!?」
ジト目で自分を見つめるエリィやはしゃぎながら言ったキーアの発言に信じられない表情で声を上げ
「フワァ~……ウォン。(やれやれ。)」
その様子をあくびをかいて見守っていたツァイトは呆れていた。その後ロイド達は端末に来ている支援要請のチェックをし終えた。
「色々来ているけど……どれも気になるな。この演奏家の捜索っていうのはちょっとよくわからないけど。」
支援要請のチェックを終えたロイドは真剣な表情で呟いた後溜息を吐いた。
(あ、あのプリネさん、レーヴェさん。この”演奏家”ってもしかして……)
(……依頼人がヴァンダールの時点で既に誰なのかわかったようなものだな。)
(間違いなくオリヴァルト皇子でしょうね……しかもリフィアお姉様まで……ハア、二人して何をやっているんですか……)
一方ツーヤは冷や汗をかき、レーヴェとプリネは呆れていた。
「いや~、でもまさか遊撃士のお姉さんたちの要請とはねぇ。訓練ってのは色気がねぇけど時間があったら寄りたいよな。」
「ふふ、いい機会かもしれませんね。こちらの猫の捜索というのはあのご家族からみたいですけど……」
「ああ、東通りに引っ越したボンドさんのところだな。あの猫とも縁があるし……出来れば力になってあげたいな。」
「そうね、私も賛成。私達を頼ってくれたみたいだし、忘れずに訪ねてみましょう。」
「プリネさん達が手伝ってくれるおかげで人数も大幅に増えた事だし、チームを二つにわければ、今日中に手分けして全て片付けられるな。」
「あの……ちょっといいですか?」
ロイド達が話し合っているとプリネが申し出た。
「プリネさん?何か気になる事があるのかしら?」
「ええ。その、こちらのエリゼさんという方が出している依頼は出来れば引き受けて欲しいのですが……」
「?基本全ての依頼をこなすつもりだけど、何か気になる事があるのか?」
エリィの質問に答えたプリネの話を聞いたロイドは不思議そうな表情で尋ねた。そしてプリネ達は依頼人がリフィアの専属侍女長である事を説明した。
「ええっ!?この依頼を出しているエリゼさんがリフィア殿下の専属侍女長なんですか!?」
エリゼの事を知ったエリィは驚き
「つー事はこの”お嬢様の捜索”の依頼内容は……」
「ど、どう考えてもこれは………」
「”大陸最強”と名高いメンフィル帝国のお転婆姫の捜索って訳だね。」
ランディと共にある事を察したノエルは大量の冷や汗をかき、ワジはプリネ達に視線を向けて口元に笑みを浮かべて言い
「絶対に最優先で引き受けましょう!皇位継承者でもあるリフィア殿下に何かあったら一大事どころの話じゃ済まないわ……!」
「ああ。必ず見つけないと。」
(……まあ、聖魔皇女に危害を加える命知らずはいないと思うが……)
エリィは必死の表情で言い、ロイドは真剣な表情で頷き、レーヴェは考え込み
「身内がご迷惑をおかけして本当にすみません……」
「お詫びと言っては何ですがこちらでお世話になっている間はあたし達も出来る限りお手伝いしますのでどうかよろしくお願いします……」
プリネとツーヤはそれぞれ疲れた表情で謝罪した。
「い、いや、気にしないでくれ。」
「そ、そうよ。それにプリネさん達がいれば、ハロルドさんが出してくれた依頼を達成できるかもしれないしね。」
謝罪する二人を見たロイドとエリィはそれぞれ冷や汗をかいて苦笑しながら慰めの言葉を贈った。
その後ロイド達はメンバー編成をして、ロイド、エリィ、プリネ、レーヴェ、エルファティシアのチームがエリゼの依頼や遊撃士達が出した依頼、とある貿易商人が出した依頼を担当、残りのメンバーが残りの依頼を担当し、それぞれの”支援要請”を片付ける為に行動を開始した。
ロイド達がそれぞれの支援要請を片付ける為に動き出したその頃、ガレリア要塞を見学していたリィン達に実地見学の時間が近づいていた………
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