転生マブラヴ オルタネイティヴジェネレーション
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戦いの連鎖
一週間が経過したある日・・・
BETAの軍団おおよそ 四万は再び東ドイツの国境線に向かって進軍を開始していた。
これには流石の東ドイツといえども、徐々に戦線の撤退を随時行っていたがそれの殿に当てられたのが
第666中隊であった、なにせ東ドイツ最強の戦術機部隊なのだ、そのように宣伝しているし実際に各確たる戦果も上げているために、士気向上を含めた戦術を取る為に送り出していた。
無論多少の援護はする、流石にたったの八機程度で戦場を守れるはずもないことは上もわかっている。
ようは時間を出来るだけ多く稼いでもらって、その後は戦線を支えている他の戦術機中隊ともども徐々に戦線が構築した所へとBETAを引き込む為の餌件囮として生きてもらわないといけないのだから。
だがやはり徐々にだか流石の第666中隊もたったの八機程度はやれることは限られてくるのだ。
現に一週間前にアネットの変わりに配属された二人をテオドールに預けるという判断をしたアイリスディーナ隊長の考えを分からないままではあるが、
それでもテオドールはカティアとリズィの二人をお守りをしながらなんとかまだ戦場に踏ん張っていた。
「チッ・・・まさか生きていたとは・・・シュタージュに連れて行かれたからてっきり死んでいると思っていたが・・・」
「うん 私もお兄ちゃんが死んでいると思ったから・・・流石にあの尋問は・・・」
二人ともやはり脱走した為に一度はシュタージュによって尋問や拷問を受けているのだ。
ただ妹の方はよりひどくなっている為に実質的には一度は精神が壊れてしまったがだが逆にシュタージュ的には扱いやすい駒として、再び再利用ができるのでは? そんなことも含めて 命が助かったリズィだが。
一方のテオドールも軍に入ることでなんとか見逃されているのだ、そうでないと脱走した家族ごと今頃は処刑されている。
だがこんな会話をしながらも二人はあてがわれた戦術機に乗って突撃級・戦車級を次々と倒しているのだ。
すでに戦場には何百発・何千発も銃弾が戦術機が持つ銃から打ち出されては、突撃級・戦車級をほふっているが、それでもまだまだ数の上ではBETAの数が圧倒的に上である。
ただでさえ五万以上の進行なのだ、たかだ八機で抑えられるBETAの数なんてたかが知れている。
他の戦線でも優秀な戦術機乗りが同じく時間稼ぎをしているが・・・流石にまだ時間稼ぎを開始してからようやく一時間程度しかたってはいない。
最もと その一時間という時間を稼ぐにも死を覚悟した時間稼ぎなのだが、実際には第一世代の戦術機程度は戦える時間は限界が存在していたるが。
それを可能にしているのが無人の補給物資が入っている武器コンテナとここまで本来あったはずの防衛ラインに埋められていた、地雷原でその物流を少しは停滞させながらゆっくりと後退しつつ防衛戦をしているのだ。
これには他の小隊や中隊にも含まれているのだ。 実際にこれほどの大規模な進行に流石にすでに第一防衛ラインのほとんどは食われてしまったが、その防衛ラインには元々は戦術機を戦場で簡単に直せる施設程度は存在していた。
そこを囮にしながら そこにある一定の数のBETAが入れば自動的に自爆するようにセットされていたのだ。
他にも前の戦いで修理できてない戦車などは回りに大量の火薬と燃料を置いて、それを戦術機側でいつでも自爆できるように置き土産が大量に作られていた。
そもそもこれほどの急激な進行では 直ぐに防衛ラインが瓦解するのは明白なために 最終防衛ラインの一つ手前に最大戦力を今も集めている最中なのだ。
つまりジャマな荷物はどうせBETAに持っていかれるならば 爆弾として使ってやるのがいいと考えたのだ。
これは以前から使われていたことでもあった、実際に戦術機には爆弾が仕込まれており、自爆をすることで少しでもBETA進行と数を減らすことが東ドイツの目的なのだ。
そうでないと歩兵達に塹壕を掘らせて さらには周りには重火器を置いておくなんてことはしない、それでは普通にタンク級に食われてしまうだけである。
そのタンク級の群をそこで防ぐにはやはり、地雷かまたはその重火器類が爆弾になってくれないとそれを倒せないのだ。
他の部隊も補給に戻ったり また補給から戻ってきた部隊の戦術機も徐々にではあるが消耗が激しくなっている。
元々第一世代機は装甲が厚くしている分 激しく動くとその分関節など骨格部部にダメージが徐々にではあるが蓄積されるのだ。
それを防ぐ為にも最前線には戦術機メンテナンスをする倉庫もあるのだが・・・すでに第一防衛ラインの殆どのは置き土産の自爆で基地ごと吹き飛んでいるために 修理などできるわけではない。
つまり多少でもBETAの攻撃を受けた機体はそのフルの性能がさらに二分の一わるければ もっと性能が低下する中での時間稼ぎである。
666中隊も損傷らしい損傷はないが、 それでもBETAの圧力によってただでさえその精神と肉体に心労が重なっていた。
それゆえに誰もがその存在に気づかなかった 東ドイツの全ての人間もまた西ドイツの連中もだ。
シュタージュにしてもここが踏ん張りどころである、 流石に母体である祖国がなくなるほどの大事である、自らの力を温存するなんてことは流石に出来なかった。
また西側も同様である 壁のおかげでまだ難民もBETAも西側には来てはいなが東が滅ぶ=東側に面している側の街等は確実に壊滅するのだ。
また国連軍もこの時点で東も西もドイツが滅ぶことになれば、次はソ連か中国・ベトナム・インドあたりまで勢力圏が一気にBETA側に偏ってしまう、 これでは何の為に大量の金や資源を投じて、最前線国の東ドイツや西ドイツに援助をしているのか?
わからなくなるのだ。 彼らにはこのまま最前線でBETAを封じ込めしてもらわなければならないのだ。
たとえその結果東・西ドイツが滅んだとしてもだ、元々ドイツは第二次大戦中やりすぎたのだ。
日本も同じくらい勝ってはいたが最終的には日本はアメリカと和睦した、そして原爆の矛先がドイツに変わった・・・
あとはソ連がドイツを解体した後に東と西に分けてアメリカなど他の国と共同で管理する予定だったが
BETA大戦でその役割が大きく変わってしまったのが、今のドイツである。
そして戦闘から一時間30分が経過した瞬間にそれは起きてしまった。
そうBETAの進行速度が0になってしまった・・・全く動かなくなってしまったいう方が正しいのだが
この余りの異常差に戦場にいる誰もが一度は戦術機の動きを止めてしまった・・・
だがそれは正解でもあった 次の瞬間 雪が降っている雪雲からピンク色の何かが戦場次々と打ち込まれていくのだ。
そしてのピンク色に触れたBETAの大群はそこに何も無いように雪が溶けるようにその装甲すら解かして
いたのだ。
「「「「「「「「「「「「「・・・・・なんだあれは・・・・」」」」」」」」」」」」
そうようやく戦術機のレーダーに映ったのはその余りにも大きすぎる空に浮いている超弩級戦艦らしき船が5隻・・・
ピンクの幕のようなものを全体に広げていながら 高度5000ほどのままでBETA大群を次々と片付けていく・・・
そしてなにやら 光ったとおもったらーーー
ドキューーーーンーーー ドキューーーン ドキューーーン ドキューーーーン
すさまじい音共に 今までに見たことがないピンク色のでかすぎる何かが戦場を駆けるだけで・・・
一気にレーダーで写るだけでも数百のBETAが一気に消えたのだ・・・反応すら消滅してしまった。
しかもそれを使った機体は テオドールから見て。
「なんだあの白と赤の混じったような戦術機・・・見たことがない・・・」
それもそのはず こいつはユニコーンガンダムである。 ただでさえビームマグナムの威力は普通にビームライフルのカードリッジ1個丸々使って一発に威力を底上げしたのだ。
威力は掠めただけでも普通のMSでは撃破される代物である、 それを寒冷地用にあわせたセッティングをしているのだ、 大気圏内の現象も数値内程度に収まっているのだ。
しかもユニコーンはそれを全て撃ち終わると・・・自ら打ち漏らしがないかとBETAの群の後へと向かっている・・・・ 流石にこの時点になると上からの援護は終わっている。
むしろ邪魔なのだ。 ユニコーンは戦場を一機で支配できるように作られた【一騎当千型MS】でもある。
これにはサトシが乗っているために無人の艦艇は人に攻められると弱いというデータがガンダムシリーズの世界のデータからもあるために、
現在はビームシールドを張ること前提に命令をくだしていた。
「・・・もうこの戦場にBETAの生き残りは・・・居ないか・・・ いれば流石に戦艦5隻のレーダーやこちらにも反応するからな・・・」
そうアレだけのBETAの侵攻軍をたったの五分で消滅させれるほどの軍事力に・・・この戦場にいる全ての戦術機乗りは恐れを抱くと同時に素直に感謝を言えない自分達に悔しさも有った。
そう確かに選りすぐりではあるが同時に・・・こいつらの会話は全て現在も東ドイツの司令部に繋がったままである。
そうでないと流石にどの戦場から補給を開始していい部隊がいいのか、悪いのか 現場だけでは判断が出来ない状態ではあった。
だが逆に脅威が去ってしまった今、なにも動くことは出来なかった、誰もが疲れていた そしてまともに動く戦術機中隊・小隊は本当に数が少なかった。
一部の戦術機は腕がもげたり 左足がなくなっていたり また両足が無い機体もあった。
それでも生きているためにその感動をかみ締めていたが。
流石に一番早い動きをしたのはシュタージュ連中であった、 こいつらは戦いの準備をすでに完了している上になによりも他の戦術機小隊・中隊よりも一段階良い性能を持った戦術機を使っていたのだ。
だがすでにユニコーンガンダムは戦闘行動を終えており、その形体を変えている
つまり通常モードへ変えていたが、それでも【フルサイコミュ搭載型】である、シュタージュのその何かを感じとってしまった。
「 うん・・・ この戦場後に・・・何か黒い・・・感情を持った人達が・・・来るな」
それは艦艇のレーダーからも捉えられておりその情報は即座にユニコーンに渡されてしまった。
「合計で30機以上か・・・しかも速度は速い 新型機かまたはブースターでも取り付けたかな」
そうなのだ サトシは確かにマブラヴの情報を持っているがそれはオルタからの話であり柴犬の話は持っていなかった
つまりだれが主役かヒロインなのかは この時点ではこいつも知らないまま
もう一つの東ドイツ最強といわれる大隊がこの戦場後に向かっていた。
撃墜は可能なのだが そろそろ情報がほしいのだ 実際にオリジナルは確実に壊すのは当たり前だ
進化させずに倒すにはこれしかないのだが、だからこそオリジナル攻略中に核兵器などハイヴ内で使われてしまうと流石にMSといえども大破するか消滅しすかも知れない
へたすると核の連鎖爆発が起きる可能性が残っているのだ、宇宙世紀シリーズのMSは一部の例外を除いて核融合炉を搭載しているのだから。
それに問題なのはフルアーマーガンダムの機体に施されたマグネット・コーティングなどの効果がある技術ためにどうしてもその整備時間が大幅に取られることが上げられる
幾ら無人機を使おうが結局の所、機体が整備できていなければ使い物にならないのだ。
このためにОО系の技術で作られた整備ロボットハロがべクラに一万以上配備されている。
また無人の為に人を殺す為のロボットも艦内に配備されている、通称オートマトンと呼ばれる兵器である。
反応性・機動性・俊敏性などを上げる代わりに技術が豊富に使われている、ユニコーンもそれ代表例一つである、そのためか寒冷地作業もユニコーンガンダムは結構時間がかかったほうなのだ。
またユニコーンの足元には今までに使い捨てたビームマグナムの弾の代わりのエネルギーパックが散乱しているのだ。
それにサトシには今のオリジナルを潰す程度ならば 切り札としてもってきたウイングガンダムカスタム機で十分だと思っている。 それでハイヴ上層部を確実に吹き飛ばし。
その開いた穴にバスターライフルをお見舞いいれば、ハイヴに残っている戦力は根こそぎなくなるだろうと考えている、その後はウイングの補給が完了後は、ウイングガンダムとフルアーマーガンダム300機と共にハイヴ内に突入して ハイヴそのものを制圧する予定だ オリジナルなど対話はそもそも無理だとわかっているために
内部に入らないままで 門ごとバスターライフの最大威力共に吹き飛ばすのだ、
普通にオルタでも荷電粒子砲でも吹き飛ばせたのだ、それの上位版よりさらに上の威力を持っているウイングの火力・・・ 防げるはずも無いと考えている。
そのような考えをしているうちにどうやら・・・黒色一色で統一された戦術機大隊の内一機だけが堂々とこちらに近づいてくるのだ。
しかも武装などは一切なしにである。 流石に部下である機体の方は武装はしてあるが・・・
「・・・やっぱり・・・それも人が乗っているようね・・・」
それはサトシからすれば ずいぶんと聞きなれた声でも有った そう前の世界で声優のあの声でそっくりであったが・・・同時にユニコーンの座っているとそこから感じられる声と感で・・・
むやみにコクピットをあけて返事をするべきではないということを訴えている・・・が
やはり情報がほしいのだ、ハッキングでも情報は得られるのだが・・・最終的には人材がほしいのだ
サトシが呼び出せる人物達も一人から複数人も一緒に呼び出せるシステムがある。
これは流石にジージェネシステムと同じだけの人数では普通に社会や経済・交渉・軍人など数が圧倒的に足りない為の処置であった。
こうして二人は機体越しではあるがファーストコンタクトと後に呼ばれる歴史の分岐点と呼ばれる大事になっていく
後書き
MSの姿がわからない人は ガンプラを見てそれでわかってください。
そっちの方がより具体的にわかりますから マブラヴの戦術機も同じです 戦術機のプラもを見てわかってくたざい。
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