戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第五十一話 佐薙中尉!忍者は手裏剣!!その七
「これが七十九年、近鉄初優勝時の打線だな」
「ショートは吹石が入ったり外野に島本もいたな」
「それで有田はエース鈴木啓示が投げる時にマスク被る」
「四番マニエル以外の三、五、六番は結構入れ替わってたな」
「あの江夏の二十一球の時は一番ショート石渡だったな」
「それでスクイズ失敗したんだよ」
「こんなネタ古い近鉄ファンしかわからないわよ」
瞬はその打線を見て二人に突っ込みを入れた。
「作者は知ってても」
「ちなみに作者八十九年の時の三度目の優勝の時の打線も言えるぜ」
「二回目は八十年で上のと殆ど一緒な」
「というか前年と変わらないぜ」
「アーノルドがちょっと不調だったみたいだけれどな」
セカンドのだ、それで吹石が入ることもあったという。
「あと作者阪急の打線も言えるんだよ」
「七十七年位のな」
「黄金時代の西武とかな」
「八十一年の日本ハム、二〇〇三年のダイエー」
「ただ巨人は知らないぜ」
「特に最近はな」
「作者が巨人のこと勉強する筈ないでしょ」
そんなことをする気は毛頭ない。
「嫌いなんだから」
「ああ、だからな」
「そんなことする気ないからな」
「それでも九連覇の時の打線は言えるぜ」
「あと八十三年位はな」
「何だかんだで知ってるのね」
勉強する気はなくともだ。
「作者も」
「あと巨人の永久欠番も言えるんだよな」
「誰が誰なのか」
「一が王さん、三が長嶋さん」
「十四が沢村さん、十六が川上さん」
「で、三十四が金田さんでな」
「四が黒沢さんって人なんだよ」
実は全部知っている。
「その四が番場蛮だよ」
「あのキャラが付けてたんだよ」
「それで原作じゃ最後マウンドで大往生」
「アニメじゃ何でも入れた魔球投げて優勝したぜ」
梶原一騎のアニメではあしたのジョーは死ぬがタイガーマスクの伊達直人やその番場蛮は見事生き残るのだ。
「十六が星飛優馬」
「十四がちかいの魔球の二宮な」
「三はリトル巨人くん」
「作者は巨人嫌いでも知ってるぜ」
「というか作者巨人の漫画なんか全部有害図書指定してるじゃない」
その頭の中でだ。
「それでよく知ってるわね」
「昔の野球漫画って巨人ばっかりだったしな」
「それで知ったんだよ」
「永遠のアンチ巨人でもな」
「巨人の漫画読んでたんだよ」
「そういうことね、まあとにかく」
瞬はまた言った。
「作者にとっては野球の聖書はあぶさんよ」
「ホークス主人公だからな」
「近鉄ファンの時はキャットルーキーだったな」
「珍しい近鉄が主役の漫画」
「他にないだろ」
「パリーグがメインの漫画自体が少ないでしょ」
非常に残念なことにだ。
「ドカベン、セニョールパ、ストッパー毒島とかあっても」
「セリーグメインでな」
「パリーグはな」
「どうもな」
「少ないんだよな」
「これまではね」
少なくともネットが普及するまではだ。
「マスコミがセリーグメインだったから」
「巨人のあるな」
「日本、いや世界の癌のな」
「あのチームが人気あるせいで」
「それでだったな」
マスコミによって作られた人気である、巨人の悪を知れば多くの心ある人は去るだろう。しかし衆愚政治ではその悪も隠されるのだ。
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