戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第五十一話 佐薙中尉!忍者は手裏剣!!その三
「今は漫画原作者らしいな」
「というかどんな原作者なんだキバヤシ」
「あの絶叫見てるとどう見てもあれだからな」
「作品の中ではな」
「リアルでもああだとな」
「マジでやばい人だろ」
それだけでだ。
「もうガチでな」
「普通に考えられる人か?」
「どうなんだろうな」
「本当にな」
「あの人ってな」
「普通の原作か?」
「調べたら普通にヒット作書いてるわよ」
瞬は原作者としてのキバヤシについて言った。
「マガジンのね」
「じゃあ普通の人か」
「そうなんだな」
「あれは漫画のうえでか」
「それだけか」
「そうみたいよ」
確証はないがだ。
「どうやらね」
「どうやらか」
「一応か」
「どうやらとか一応とか」
瞬は二人の実在人物に対するにはどうかという口調に返した。
「あまりいい表現じゃないわよ」
「っていってもあのキャラだぞ」
「それこそ箸が落ちても人類滅亡の序曲って言いそうなキャラだろ」
「それじゃあまともに思えないだろ」
「また言うけれどリアルであんなのだったら病院に隔離だぞ」
言うまでもなく精神病院にだ。
「薬やってるって間違えられるぞ」
「電波受信してるとかな」
「もうあれそんなレベルだろ」
「ガチで凄過ぎたからな」
そのキャラがだ。
「ジョジョのキャラ並だからな」
「その強烈な個性はな」
「リアルでああだと怖いけれどな」
「それでもそう思うものだろ」
「漫画は面白く描く為に誇大に表現するでしょ」
瞬が今言っていることは謎の東洋人エックス氏も言っていた。実際に漫画や小説ではよくそうした表現をする。
「この作品だってそうだし」
「そりゃギャグだろ」
「シリアスだとないだろ」
「一応あの漫画シリアスなんだろ?」
「史上最高のギャグ漫画だけれどな」
伊集院光さんの言葉だ。
「待てよ、あの漫画がギャグだったら」
「それもありか」
「あの旬人口はあえてああした表現か」
「主人公の周りも」
「そうでしょ」
瞬は二人に冷静に述べた。
「そもそも人類は何回滅亡しないといけないのよ」
「一九九九年の七月だけでな」
「一体何度滅亡するんだろうな」
「地震とか津波が来て隕石も来て」
「宇宙人も来てな」
「影の世界政府みたいなのも蠢いてて」
「人類洗脳計画とかな」
とにかく何でもありなのだ、ノストラダムスの大予言の下では。
「一つ一つの話が完結しててな」
「次の話では前の話は完全に放置されててな」
「わからなくなっててな」
「不自然になってるからな」
だからだというのだ。
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