平凡な日常はたった一日で崩れ去る。
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第五話
前書き
第五話、「つかボンゴレってなんだよ?!」
終夜はボンゴレリングを指に嵌めた。
「そう言えばボンゴレってなんだよ?」
「そこからか。今度ちゃんと教えてやる。」
「えー………」
少し落ち込んだように言う。
「五時間目は移動じゃないよね。」
「え、どうなんだろ。」
終夜は考え込む。
そして後ろの黒板を見て言う。
「国語………移動じゃないよな?」
「うん、教室だよ。」
「ちょっと二人きりで話したいことがあるんだ。着いてきてくれる?」
「お、おう………。」
「あ、あと。今は黒城終夜を探しに来ただけだから気にしてないけど………
次、僕の前で群れたら咬み殺す。」
そう言って教室を出ていった雲雀。
「なんか、初日から疲れる………。」
終夜もそう言って雲雀の後を追いかけるように出ていく。
後書き
「率直に言うよ。君__」
「どうだろうな?」
「俺は夜の闇に一人で溶け込むんだ………。」
第六話、「Il bell'uccello che appare in crepuscolo((宵闇に現れる綺麗な鳥))」
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