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ハイスクールD×D キングオブハジケリスト兵藤一誠

作者:unnown
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第四話 イッセー邸での話し合いとシスターとキチガイエクソシスト

 
前書き
今回もハジケて行きますよ!!!! 

 
-公園の一件から数十分後、とある邸宅-

「・・・・・・ねぇ、誠治君のお兄さん?」

「俺の事はイッセーで良いよ。」

「じゃあイッセー君、此処って一体・・・・・」

そう言いながらレイナーレが指さす先にあるもの・・・・それは何故か所々がボロボロ状態になっている屋敷であった

「俺の家だけど?」

「嘘でしょ!!!?貴方一般家庭の筈だよね!!!?」

「宝くじで3億当ててその金で株やったら国家予算レベルにまで膨れ上がった結果だよ。」

「そうなんだ・・・・・でも何でこんな状態に?」

「それはこれから聞くよ。」

そんな会話をしながらイッセー達が屋敷に入ると銀髪でナイスバディなメイド服の女性が出迎える

「お帰りなさいませイッセー様。」

「ただいま〝グレイフィア”さん。」

〝グレイフィア”と呼ばれた女性にそう答えるイッセー

「・・・・・イッセー君、彼女ってひょっとして悪魔じゃないかな?」

「よくわかったねレイナーレ。彼女は〝グレイフィア・ルキフグス”。数年前行き倒れている所を助けたのが縁で家のメイドをしてもらってるんだ。」

「ルキフグス!!!?あのルキフグス家の者なの!!!!?」

イッセーの発言に驚くレイナーレ

「それでグレイフィアさん、この状況何があったの?」

「それが・・・・・〝トム”と〝ジェリー”の何時ものケンカが原因で・・・・・」

「ああ、トムとジェリーが・・・・〝2匹”は今どこに?」

「現在屋敷の修理を行っています。」

そう言うグレイフィアの視線の先には二足歩行をしているネコとネズミが屋敷の修理を行っていた

「ね、ねぇイッセー君・・・・・あのネコとネズミ二足歩行してるうえに大工作業してない?」

「そりゃトムとジェリーだからね。ああ紹介するよ、あのネコがトムでネズミがジェリー。ネコとネズミだからって甘く見ない方が良いよ?ガラクタで高性能なカスタムカー作れるぐらいの知能持ってるからね。」

「・・・・・どんなネコとネズミよ。」

疲れ切った表情でそう呟くレイナーレ

「イッセー様、彼女は堕天使ではありませんか?」

「そうだよ。まぁ危険は無いから大丈夫だよグレイフィアさん。」

「まぁイッセー様に危害加える事の出来る堕天使なんて存在しないでしょうから特に警戒しなくても大丈夫でしょうね。それでは今晩の食事は1人分追加と言う事で?」

「お願いね~。」

「・・・・・・・イッセー君って何者なの?」

レイナーレのそんな呟きに答える者はいないのであった

















「・・・・・それで、家の愚弟ぶっ殺した理由を聞いても良いかな?」

夕食時、イッセーが直球でレイナーレに尋ねる

「・・・・・・それは彼が神器保有者で危険と判断した上の命令で殺害する事になったのよ。」

「へぇ、アイツ神器持ちだったんだ。」

「・・・・・・実の弟を手にかけた相手に随分フレンドリーに接するのね?」

「何言ってんだよ、止め刺したの俺じゃん。」

「そうだったわね・・・・・・・何であんなことしたの?実の弟でしょ?」

「ノリで。」

「ノリ!!!!?ノリで普通あんな事しないでしょ!!!!?」

「えっと・・・・レイナーレさん?イッセーさんはああいう感じなのでいちいちツッコんだら無駄に消耗するだけですよ?」

レイナーレにそう助言するヴァレリー

「・・・・・・ついでに聞くけど彼女吸血鬼よね?」

「正確にはハーフヴァンパイアだよ。彼女はヴァレリー・ツェペシュ、〝幽世の聖杯”っていうのを持ってるんだって。」

「〝幽世の聖杯”!!!!?神滅具の1つの!!!!?しかもツェペシュって吸血鬼王家の一員って事よね彼女!!!!?それが何でこんなところに!!!!?」

「昔旅行でルーマニア行ったとき偶々吸血鬼のテリトリーに迷い込んで連中からいきなり攻撃仕掛けられたのを発端に戦争になってね、その時保護したんだよ。」

「戦争!!!?吸血鬼と!!!!?・・・・それでどうなったの?」

「虐げられていた混血の皆さんを味方につけて毛狩り進軍してツェペシュ派とカーミラ派まとめて叩き潰したよ。今じゃ混血とか虐げられていた者達によって統治されてるそうだよ。」

「毛狩り?」

「頭に生えた新鮮な毛を直にぶち抜く事さ!!」

「・・・・・・恐ろしいわね。」

「そんな事ないよ。ところで今晩泊まってく?部屋は大量にあるから大丈夫だよ。」

「・・・・・お言葉に甘えさせてもらおうかしら。」

そんなこんなでその晩は丸く収まるのであった




















-翌日、駒王学園-

「う~っす。」

「あ、おはようイッセー君!ねぇねぇ知ってる?」

「何が?」

「君の弟の誠也君がリアス・グレモリー先輩と一緒に登校してきたの。」

「偶々じゃない?(おかしいな・・・・昨日確かに止め刺した筈なんだけど・・・・・詰めが甘かったかな?)」

イッセーが心の中でそんな事を考えているなど全く知らないクラスメイトであった


















-放課後-

「さ~て、今日は久々に〝アイツ等”とネトゲか・・・・楽しみだぜ!」

楽しそうな表情でイッセーがそう呟いたその時

ドンッ

「うお!?」

「キャアッ!?」

誰かとぶつかってしまうのであった

「す、すみません!よそ見をしてて・・・・・」

「いや謝るのはこっちの方ですよ・・・・・って〝アーシア”?」

「もしかして・・・・イッセーさんですか?」

イッセーに名を呼ばれ驚いたシスター服の少女は〝アーシア・アルジェント”。昔海外旅行に行ったときに知り合った人物だ

「久しぶりだなアーシア。〝教会の司教さんの頭はバーコードだった事件”以来か?」

「そんな事件ありませんでしたよ!!!?」

「そんな事より何でこんなとこにいるんだアーシア?」

「実は・・・・・・」

それからアーシアはイッセーに自身が悪魔を癒した事で魔女の烙印を押され教会から追放された事を話した

「やれやれ、自分達の利益の為に利用しまくっておいて自分達にとって気に入らない事したら即手のひら返しで簡単に切り捨てるとか・・・・・こりゃ痛い目に合わせたほうが良いな。」

そう言ってイッセーは携帯を弄って何かをするのだった

「これで良し!」

「何をしたんですかイッセーさん?」

「教会が世間に知られたらヤバい事になるようなあらゆる情報を世界中にバラしただけさ。」

「大丈夫なんですかそんな事して!!!!!?」

「平気平気、そもそもそれ位やられて当然の事してるんだから気にする事ないぜ?」

「ああ、私なんかの為に大変な事に・・・・・・」

「気にすんなよアーシア、イエスさんだって許してくれるって!(自分裏切ったユダさんを免罪符五枚で許す位だしね。)」

「イッセーさん・・・・・」

「それで何で日本に?」

「実は此処の教会に行きたいんですけど道に迷ってしまって・・・・・」

「教会に?」

「実は少し前に知り合った方とそこで落ち合う事になってるんです。」

「そうか・・・じゃあ連れてってやるよ。〝どこでもドア”~。」

そう言ってイッセーはズボンのポケットからドアを取り出す

「どうなっているんですかそのズボン!!!?」

「駒王教会へ。」

そう言ってドアを開けるとどういう仕組みなのかドアの向こうに教会があるではないか

「ど、どうして教会が・・・・・」

「ドアをくぐれば目的地だよ。」

「え~と・・・・ありがとうございましたイッセーさん!」

「またな!」

そうしてアーシアは教会へ行きイッセーは帰宅するのであった
























-その夜、イッセー邸-

「う~ん・・・・・貴方の為に歌う事がこんなにもつらい事だったなんて・・・・・・」

「何なんすかぁコイツ?意味不明な寝言っすね・・・・まぁいいや!悪魔と契約するゴミ虫に死の裁きをってね!!!!」

そう言いながらイカレ感満載な神父がライトセーバー擬きを振り上げたその時

「夜中に子供達に甘いもの上げるなって言っただろうがぁああああああああああ!!!!!!!」

ドゴォッ

「グボァアアアアアアア!!!!!!?」

いきなり叫んだイッセーの右ストレートを喰らって吹っ飛ぶのであった

「ふぁああ。変な夢見たな・・・・ってなんだ貴様!!強盗か!!!!?」

「違うっすから!!てか今の寝ぼけてやった事っすか!!!!!?」

「庭には番犬代わりのヴェロキラプトルの群れを放っていた筈だぞ!!!」

「アレアンタのっすかぁああああ!!!!?どうなってんだこの屋敷!!!?絶滅した筈の恐竜がいるって普通の契約者の家じゃないっすよね!!!!!?」

「契約者?何の事だ?」

「悪魔との契約しかないだろ!!!」

「おいおい、俺は悪魔と契約した事なんて無いぞ。クトゥルフの神話生物召喚した事はあるけど・・・・・」

「・・・・・・・・来るとこ間違えたぁあああああああああ!!!!!!!?」

「というかアンタ誰?」

「俺?俺ははぐれエクソシストの〝フリード・ゼルセン”。まぁ別に覚えておかなくていいっすけどね。だってアンタは此処で死ぬんだからなああああああああ!!!!!!」

そう言って襲い掛かるフリードだが

「鼻毛真拳奥義〝鼻毛返し”!!!!!」

スパァアアアアンッ

「ゴバァアアアアアアア!!!!?」

イッセーの放った鼻毛によって吹っ飛ばされ窓を破壊しながら外へ落ちるのであった

「ただじゃ帰さないぜ!!!!ポチッとな!」

そう言ってイッセーは何時の間にか持ってたスイッチのボタンを押すのだった

「イテテ・・・・・全くなんなんすか今日は!!?来るとこ間違えるわ鼻毛に吹っ飛ばされるわ・・・・っていい!!!!!?」

文句を言ってたフリードだったが此方に向かってくる生物を見て真っ青になる。当然だろう、Tレックスが向かってきてるのだから

「ティ、Tレックスぅううううううう!!!!!!?こんなのまでいるんすかぁあああああああ!!!!!?何なんだよ此処!!!?絶滅した筈の恐竜がいるなんておかしいだろ!!!!!?」

「さぁ、餌の時間だよベイビー。」

「た、助けてくれぇええええええええええええええ!!!!!!!!」

そう叫びながら必死の抵抗を始めるフリードだった

「無事ですかイッセー様!!!」

そんな時、グレイフィアが姿を現した

「大丈夫大丈夫。今侵入者ティラノ君に襲われてるし。」

「・・・・・・思わず同情してしまいそうですね。そんな事より此方に堕天使が接近してます。」

「もう視認したよ。」

そう言うイッセーの視線の先にはレイナーレと配下と思われる女性の堕天使2名がいた

「・・・・イッセー君、何で恐竜が現代にいるのかな?」

「レイナーレ、細かい事を気にしちゃあいけないよ。ところであのキチガイ君って知り合い?」

「細かい事じゃないっすよねこれって!!!!?」

「・・・・・うちのはぐれエクソシストの1人よ。回収させてもらって良いかしら?」

「人違いで襲撃してきたからみっちり叱ってくれよ。」

そう言いながらイッセーはティラノサウルスを帰らせるのだった

「じ、じぬかど思っだ・・・・・・・」

ズタボロ状態でそういうフリードであった

「じゃあまたなレイナーレ。」

「ま、またねイッセー君。」

そうしてレイナーレらは帰って行くのだった

「よろしいんですか?」

「別に問題無いって。さて、明日になったら被害状況の調査お願いね。」

「わかりました。」

こうしてその夜のトラブルは終わりを告げるのであった 
 

 
後書き
今回は此処までです!今作でグレイフィアは独身になってもらいました・・・・・そしてイッセー邸住人にまさかのトムとジェリー!!彼等に今後の出番は未定ですけどまた出せたら出したいですね・・・・・それでは次回もどうぞお楽しみに!!! 
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