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サクラ大戦来訪者は私の幼馴染

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一日だけの特別公演・・・そして別れの時迫る前編

帝都を震撼させた帝国陸軍によるクーデターと、黒鬼会が壊滅して1ヶ月が過ぎ、帝都に住む人々は、師走を向かえ、慌しくも平和な時間を過ごしていた。

太正14年12月20日

大帝国劇場


支配人室・・・

「どうしたのなのはとフェイトちゃん、僕とさくらちゃんを支配人室に呼んで?」

「あのね、お兄ちゃん、さくらさん」

「私達3人一度自分達の世界に戻る事にしたよ、兄さん姉さん」

「そうなのね、ついにこの日が来ちゃったか、ねえ直哉君」

「そうだね、さくらちゃん。でも嬉しいよね、自分達で、考えた答を実行できる時とかね」


「そうだね」

「それで君達は帰る手段があるの?」

「うんそれは心配しないで、兄さん今レヴィ達が次元船を探してるんだ」

「それを見つけて整備して、使える状態にするには、早くて、来年の2月くらいにまでかかるみたいだからそれまでは.ここにいるけど」


「成る程わかった、4日後の特別公演が君たち二人のラスト公演だね頑張れ、二人共」

「「うん」」

そしてフェイトとなのはは、支配人室を出た。

「直哉君本当に、あの3人帰していいの?」

「さくらちゃんどういう意味?」

「なのはちゃんが帰ったら直哉君が・・・キャア」

「大丈夫だよ僕には、さくらちゃんがいるから、チュ」

「もう直哉君・・たらチュ」

二人の甘い時間が過ぎてた時、支配人室に、大神がやって来た。

「おーい直哉・・・・うわあああすまん」

大神は慌てて支配人室を出た。

その様子を見ていた、カンナ、アイリス、レニ、織姫の4人は大神が出て行った、支配人室を見た4人も、大神同様同じことをした。

その夜・・・

直哉とさくらは、劇場の雰囲気が、違うなと感じながらも、4日後に迫る1日だけの特別公演の準備や練習をしていた。

それから2日後の太正14年12月22日・・・

「大神さん少しいいですか?」

「どうした直哉?」

「ああ、今度の奇跡の鐘の公演前に、総合演出の大神さんに伝えておきたい事があって」

「俺に伝えたい事?」

支配人室・・・

「直哉俺に伝えたい事とは?」

「ええ、なのはとフェイトについてですね」

「彼女達について?」

「大神さんあの子達3人が、異世界から来たこと知ってますよね?」

「ああ、資料で見た事がある程度だけどな」

「その彼女達が来年、この世界を去る事に、なりました」

「何だと、それは本当なのか?なのはちゃんたちが」

「ええ、本当です、そこで大神さんから花組の皆さんに伝えてください」

「舞台に立つのは、今回の特別公演ガラストとなります」

「わかった、みんなに伝えればいいんだな?」


「ええ、お願いします。いやな役回りですけどね」

「いや気にするな、隊長として当然の役目だしな」

「先輩」

そう言って、大神は支配人室を出て行った。
 
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