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サクラ大戦来訪者は私の幼馴染

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二人だけの修行と小旅行後編

「でも良かったね。直哉君、もう一人の直哉君がお姉さんに会えて」

「だね、でも僕は、直哉君が羨ましいよ、身内が生きてるんだから」

「私はその時、直哉お兄ちゃんの言葉の真意に気づいてなかったの」

「どういう事だい?アイリス?」

大神が代表で、アイリスに聞く。


「大丈夫だよ直哉お兄ちゃん、お兄ちゃんは一人じゃないよ」

「え、どういう事だい?アイリス」

直哉は、意味が分からずアイリスに聞く。

「だって今私たち帝国華撃団がお兄ちゃんの家族だからね」

「私がそう言っても、直哉お兄ちゃんの表情が暗かったのは、もう一人の直哉君がさくらと再会出来たのが、羨ましかったんだと後で私は知ったの」

「ねえアイリス戻ろうよ」

「いや、お兄ちゃんも紅蘭もすみれも、カンナも皆嘘つきだから」

「じゃあアイリスは、私やマリアさんや、直哉君も嫌いなの?

「そんなこと無いよ直哉お兄ちゃんと、さくらは嘘を付かないから」

アイリスが暴走させた理由は、お母さん達に会いたくなったからでしょうと」

!!「何で直哉お兄ちゃんわかるの?」

「何となくだって」

「じゃあ何で、知ってたんなら何であの時言わないの?」


「多分アイリスの事を思ってのことだと思うよ」

「え、」

「あそこで、家族の話したら、アイリス感情を抑える事で来た?」

「難しいかも」

「それに直哉君の両親は死んでるのよアイリス」

「お兄ちゃん達が羅刹と戦ってる時に、さくらから聞いたんだ」

「そんな事になってたなんて」

なのはたち3人は直哉の両親の真実を聞いて、ショックを受けていた。


「アイリスちょっといいかいアイリス、アイリスが俺に悪魔王サタンと対峙した時のあの言葉の真意は、まさか」

「お兄ちゃん、諦めちゃ駄目だよ、みんなお兄ちゃんならどんな事があっても、諦めないて信じてるんだよ」

「しかし・・・アイリス」

「直哉お兄ちゃんは最初から、お兄ちゃんのことを信じてたんだよ、僕が、お兄ちゃんの、溜まったストレスの捌け口になれれば、いいんだといって、お兄ちゃんを影から支えていたのは、直哉お兄ちゃんなんだよ」

「そんな・・・直哉が・・・」

そうだよ、お兄ちゃん、直哉お兄ちゃんは、お兄ちゃんより上の立場になりたくなかったんだよ、本当はねだけど直哉お兄ちゃんはなるしかなかった、何故だかわかる?」

「そんな理由があるのかい?アイリス」

「あるよお兄ちゃん、帝国華撃団は直哉お兄ちゃんのお父さんとお母さんが立ち上げた組織なんだよ」

「何だと!!」


アイリスの発言を聞いて驚いた大神だった。

「だから司令官としてお兄ちゃんのストレスの捌け口になって頑張ってきた直哉お兄ちゃんから心の支えだったさくらを奪おうとしたよねお兄ちゃんは」


「あ、あの時は知らなかったんだから許してくれみんな」


大神がみんなに謝ってるころ、さくらと直哉は・・・

「ふう・・・さくらちゃん、今日はここまでにしよう」

「うんそうね直哉君、じゃあ旅館に戻ろう」

二人は修行の初日を終えて旅館に戻り、二人で混浴の露天風呂に浸かりながら疲れを癒した。


そして鬼王と、金剛がさくら達の前に現れたのは翌日の事だった。

「会いたかったぜ、真宮寺さくら、さあ俺と勝負しやがれ」

「金剛どうして貴方がここに?」

「それはな、さくらお前と戦うためさ」


「成る程僕の相手は貴方ですか?」

「・・・行くぞ」

「クッ強いうわあああ」

!!

「直哉君」

「オラ余所見視点じゃねぞ」

「キャアアア」

さくらは金剛の一撃によって、直哉が倒れている近くにまで飛ばされた。

「アグッさくらちゃん」

「グッ直哉君」


二人は互いに近づこうとするが鬼王の一撃で二人はバラバラにされた。


「はあ、はあ」

「はあ、はあ」

直哉とさくらは、満身創痍だった。

「これで最後だ、心静かに眠れ」

鬼王の最後の一撃が二人を襲う。

「「僕達、私達はこんな事で死ぬ訳には行かないんだああ」」

その時直哉とさくらの霊力が完全にシンクロし、鬼王の一撃を消滅させた。

その後二人は気絶した。

そして二人が目覚めたときは旅館の部屋の中だった。

 
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