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サクラ大戦7人目の隊員

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原作前 帝国華撃団入隊への誘い

太正11年11月某日

真宮寺家・・・

「米田さん貴方は、数年前に帝都で起きた事を、今度は、さくらと、直哉にも強いるんですか、貴方は?」


「確かに、あの時は俺達は一馬の血の力を当てにするしかなかった、だが今は、違います」

「ねえ、お姉ちゃんお母さんあんな大声出すなんて珍しいね?」

「ああ直哉君実はね、米田さんが私達に用があるみたいなんだけど、お母様が、ああやってるのよ」


「所で米田さんの用事はなんだろう?お姉ちゃん何か聞いてる?」


「いえ、私は何も聞いてないわ。直哉君は?」

「僕も特に聞いてないよ、お姉ちゃん」

「そうなのね」


「それで米田さん。改めて聞きますが、どうしてさくらと、直哉の二人を、帝都に送り出さないといけないんですか?」

「それは先ほど言いましたけど、わしの考えている新部隊には、直哉とさくらの力が必要なのです」

「米田さん、失礼ですけど言いますが貴方は直哉君とさくらに眠る血が目的ではないんですか?」

!!

「わしは、只わしの考えている部隊の隊長を直哉に、そして直哉の補佐をさくらにやってもらいたいと考えています」

「そしてこの部隊は、隊員たちの命を捨てるような行為はさせません。軍の部隊では、考えられないと思いますが、このわしを信じてください」

「米田さん。貴方は・・・」

その時、若菜は感じ取った、米田の本気と信念を。


「わかりました米田さん。しかし今この場での返答は出来ません」

「何故ですか?」


「ここで私が、返事しても帝都に行くのは、あの二人なんですよ、それも行った事のない帝都にですよ」


「そうですな、ならこうしましょう来年の3月までに、二人が上京しなければ、わしは二人の事を諦めます」

「わかりました米田さん。私も二人に米田さんが東京に来てくれと言っているとしか言いませんいいですね?」



「ええ、構いませんそれで、東京にさくら達が来なければわしも諦めも付きますので」

そう言って米田は、真宮寺家を後にした。


そして、若菜も直哉とさくらに、東京で米田さんが待っていることを伝えた。

「お姉ちゃんどうするつもり?東京に行くの?」

「直哉君私は、迷ってるの、東京はお父様が亡くなった場所でもあるから」

「・・・そうかーでもお姉ちゃんは、自分の悔いの残らない答を出してね」

「直哉君」


そして時が進み・・・


太正12年3月

二人は東京行きの蒸気機関車に乗っていた。

帝都東京に向かう列車内・・・

「ねえさくらお姉ちゃん、どうして、僕まで米田さんは呼んだのかな?」

「それはわからないけど、直哉君は私と、行くの嫌だった?」

「そんなの事ないよ、だって僕お姉ちゃんと離れたくなかったし、只ね僕が向こうで何が出来るのかが、不安で仕方ないんだ」


「直哉君、大丈夫貴方には、私がついてるわ」


「そう言ってさくらは、直哉を抱きしめた。

「お姉ちゃん・・・嬉しいけど恥ずかしいよ」


「は、ごめん直哉君」

さくらは、直哉に言われ、周りを見てみると、かなりの乗客が、直哉と、さくらを見ていた。


「きゃあああ。恥ずかしいわ、でもなんでだろう?直哉君相手だと、何でも抵抗無く、出来ちゃうのかな?」


そんな調子で、いると目的地の上野駅に着いた。


「はあやっと着いたね、さくらお姉ちゃん」

「そうね」

そして物語は始まった。

 
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