戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー
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第四十九話 井上中尉!和歌山でファミコン勝負!!その七
「そして連載終了しろ」
「うっせえこのガキ」
「ふざけたこと言ってると怖い目に遭わせるぞ」
二人はここでも中指を突き立てて言い返す。
「手前の父ちゃんのホモの浮気現場の写真捏造するぞ」
「そしてあちこちに拡散するぞ」
「自分で捏造するって言ってその写真信じる馬鹿がいるか」
少年は二人にすぐに反論した。
「というかよくそんな下劣なこと考えられるな」
「それが俺達なんだよ」
「普通のヒーローじゃねえんだよ」
「だからそうしたことも出来るんだよ」
「俺達を悪く言う奴にはあらゆる嫌がらせをしてやるぜ」
「何処がヒーローなんだよ」
少年はあくまで言う。
「そんなのだから作品も人気ないんだよ」
「くっ、それを言うかこのガキ」
「和歌山のガキもむかつくな」
「奈良のガキもそうだけれどな」
「和歌山のガキもこんなのばかりかよ」
「御前等好きな子供がいるか」
また反論が来た。
「日帝衆は素晴らしいけれど御前等は屑の中の屑の中の屑の中の屑の中の屑の中の屑の中の屑の中の屑」
「おい、幾つ屑って言ったんだ」
「数えたら八つだったぞ」
これまでの最高記録だ。
「そこまで言うか」
「俺達はそこまでいくか」
「屑と呼ぶにも値しない屑よりましだ」
そうした輩もいる、この世には。
「生徒に暴力振るったりポルノ写真撮る教師よりもな」
「そりゃあの連中は問題外だろ」
「学校の教師はそうした奴の隔離場所だろ」
教育という世界に問題があるからだろうか。
「昔はそんなことしてもお咎めなし」
「そんな有様だったからな」
「今は捕まるだけましだぜ」
「捕まるのはほんの氷山の一角だろうけれどな」
日本の教師の世界の腐敗は極めて深刻である。
「で、俺達はか」
「そこまではいかない程度か」
「人間として最低の最低だ」
だがしかしだった。
「人間としてだ」
「つまり人間か、俺達はまだ」
「その域にいるか」
「そうした先生は餓鬼だ」
餓鬼道に堕ちた輩だというのだ。
「御前等以下だ」
「けなされてるのに褒められた気分になるな」
「そうだな」
二人もこう言う。
「人間だって言われたらな」
「まだその域ってなるとな」
「まだましか」
「そうだな」
「けれど御前等は負けろ」
子供の言う言葉は変わらない。
「そして次回から新連載だ」
「うっせえ、そんなことなるかよ」
「正義は絶対に勝つんだよ」
「この世に悪が栄えた試しはなし」
「作者も日帝衆は悪とは考えてねえがな」
実はそうだったりする。
「百人いれば百人の正義がある」
「絶対の邪悪なんてないんだよ」
「ここで教育パート突入だ」
「読者に説教タイムだぜ」
こう読者の方を見て言う。
「そうしたことは子供漫画でも勉強出来るぜ」
「子供の頃はコロコロ読めよ」
「あと小学一年生から六年生までな」
「もう欠かさず読めよ」
「三年生から六年生もうないぞ」
ここで突っ込みを入れたのはさっきからいるその子供だった。
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