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サクラ大戦7人目の隊員

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原作前 幼少期の二人


太正5年・・・・

仙台・・・・

直哉が、真宮寺直哉となってからもうすぐ5年目になろうとしていた。


「直哉君今日は街まで、行こうね」

「どうしたの?お姉ちゃん、街に行くなら権爺に付いて来て貰おうよ」

「嫌、私は直哉君と、二人で行きたいの」

「どうして急に?」

(急にじゃないもん、これは、でーとなんだもん。でーとは、二人でするもんだから)

「わかったよお姉ちゃん、行こう」

「本当!!やったね」


こうして二人は、始めてのデートをする事になった。


そのころさくらと直哉の父親である一馬は米田一基と共に仙台に向かっていた。

「しかしよ一馬、何故今このタイミングで、仙台に戻る必要がある?」

「中将。私に、二人の子供がいるのは、ご存知ですよね?」

「ああ、一人は、実子で、一人は養子として、引き取ったんだろ?」

「ええ、そうですどうやら裏の人間達が、直哉を取り戻そうと動いているようですので」

「おいおい、邪な考えを持つものに、引き寄せられると言う確証はないが、仙台の街に、降魔が出るかも知れねえのか?」

「はい」

そのころ直哉とさくらは・・・

二人は、生まれて始めてのデートを楽しんでいた。

街の人も、そんな二人を暖かく見守っていた。

「楽しいね直哉君」

「そうだねお姉ちゃん」

そして、楽しい時間は過ぎていく。

二人をつけている人物を知らぬまま。


「こんな所にいやがったかあの小僧め、接触は、今はやめておくべきだろう」

「無闇にあの小僧を、刺激するとこの街が消滅するからな」


だがこの男は、もうすぐ死ぬ事となる。

仙台に突如飛来した僅か3匹の降魔によって。

「ギルシャアアアアア」

「何今の声?」

「直哉君怖いよ」

「お姉ちゃん家に帰ろう、ここにいちゃいけない気がする」

「うんわかったよ、直哉君」

そして、二人は、家に向かう為走り出したが、そのせいで降魔に見つかった。


降魔は二人向け、溶解液を出しながら二人を追いかけていた。


「きゃあ」

「お姉ちゃん危ない」

直哉はさくらを守る為さくらの上に乗り自分の霊力を使い、さくらを降魔の溶解液から守っていたが、その周辺にいた人や、建物は全て溶かされていた。

「はあ、はあお姉ちゃん。ごめんねここまで見たい」

そして、直哉は気絶した。それを見た降魔が不敵に笑った。


「直哉君、直哉君しっかりして」

さくらは必死に、直哉に呼びかけるが、直哉は気絶したままだった。

降魔は幼い姉弟に近づいていた時、降魔が奇声をあげたと思った瞬間消滅した。

さくらもその時気絶してしまい、誰が助けてくれたのか、わからないが凄く安心感を感じていた。


「どうだ一馬、その様子だと間に合ったみたいだな」

「ええ、危機一髪でしたけど」

さくらと直哉を助けたのは、姉弟の父親の一馬だった。







 
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