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妖精とボンゴレ

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ボンゴレ10代目ファミリーが来る!

「いいんですか、十代目?」

 黒いスーツを着ている20歳くらいの青年が問いかけている。
 
 その問いかけている青年はボンゴレボスの右腕と裏社会では恐れられているほどの人物、
 獄寺隼人。

 そして、問われている青年は若きボンゴレ十代目ボス、澤田綱吉。

 「うん、みんなは俺の大切な守護者だから、ついてきてほしいんだ」

 みんなとは、ボンゴレファミリーのみんなである。

 嵐の守護者獄寺隼人、雨の守護者山本武、雷の守護者ランボ、雲の守護者雲雀恭弥、
 晴れの守護者笹川了平、霧の守護者クローム髑髏のことだ。

 「はは、やっぱ綱らしいな」

 「山本、てめぇー十代目がせっかく連れて行ってくれるんだぞ、礼くらい言いやがれ!」

 「ちょっと、獄寺君も山本も喧嘩はやめようよ」

 獄寺と山本の喧嘩を止めたのがボンゴレ十代目ボスの綱である。

 この様子を見ていると綱はボンゴレボスというよりもお世話係にしか見えない。

 「十代目がそうおっしゃるなら」

 「まあ、喧嘩なんてやめて旅に行こっか」

 守護者全員がまたそれぞれ違う返事をして、獄寺がもっとまじめにやりやがれといって喧嘩に
 なったのを止めたのも綱である。

   





 「ここがリボーンたちアルコバレーノが誕生した山か」

 「リボーンさんたちアルコバレーノが誕生した場所だから一度来てみたかったんすよねー」

 獄寺が言い終わると同時に空が急に光りだして光が収まったと思ったら見知らぬ場所にいたということはその場にいた守護者全員がすぐにさっしたが、綱はそれよりも早く超直感でさっしている。







 ~~そして、舞台はフェアリーテイルの世界に変わる~~






 「ここはどこなんだ?」

 ツナがそういうがその答えを知るものはこの近くにはいなった・・・約一名を除いては・・・。
         
 守護者全員、あのヒバリさんですら驚いた様子を隠しきれていなかったくらいだから。

 「ボス、あそこに人がいる」

 「あ!本当だ、あそこにいる人にここがどこなのかとか詳しく聞いてみようよ」

 「極限にあそこにおられるおじいさんにきくしかなぁい~」

 あたり一面に聞こえる声で叫んでいるのがボンゴレ晴れの守護者、笹川良平だ。

 その声が聞こえたのかそのおじいさんがひどく驚いた感じでこっちを見ていたことに気づいたツナがそのおじいさんの近くに駆け寄る。

 「あの、すいません。ここがどこなのかとか、いろいろと聞いてもよろしいですか?」

 「うむ、まぁ困っているものを見捨てておくのは性分ではないからのう」

 そのおじいさんはツナたちの質問に答えているうちにツナたちが異世界の人間だと気づいたようだ。

「おぬしらのはなしを聞いている限りおぬしらはこの世界の住人じゃないようだ」

 ツナたち全員最初はそのおじいさんがおかしいのかとも思ったけどすぐに現状を理解する。

 「わしはマカロフ、おぬしらは行くところがなかろう」

 「FAIRYTAILに来るといいみんな大歓迎じゃぞ」

 ツナたちはFAIRYTAILが何なのかマカロフに説明してもらってギルドだということがわかる。

そして、全員が承諾したところで自己紹介をしてFAIRYTAILに向かうことにする。
 
 

 十代目ボンゴレファミリーのツナたちはマカロフにフェアリーテイルまで案内してもらう途中、魔法について教えてもらっていたらマグノリアにあるフェアリーテイルについていく。

 そこで、マカロフから簡単な自己紹介がある。

 自己紹介が終わると同時にギルドにいたみんなが言う。

「「「フェアリーテイルにようこそ」」」

 「あ、よろしくお願いします」

 ツナが十代目ボンゴレファミリーを代表して一言言う。

 ツナたちはどこから来たのかとか聞かれると思っていたら思いがけない声が上がっていく。

 「おい、俺と誰か勝負しようぜ」

 声の主はもちろんナツ・ドラグニルだ。

 「え、いきなりそれかよ!」

 ハヤトが予想もしなかった声が上がったのでちょっとテンションが上がっていた。

 ハヤトのテンションが上がっているのは10年後の未来での戦いが終わってしばらくしてから十代目の右腕にふさわしい力を手に入れるためにたくさんの勝負してきたからだ。

 「よし、俺が相手をしてやるぜ」

 ハヤトが言い終わると同時にマスターマカロフからヤメィと声が上がったので”なんでだよ、じっちゃん?”という燃えているナツの姿がある。

 現にナツが一番戦えることを喜んでいたからだ。それは、ハヤトもおなじだが。

 「落ち着け、ナツ。ハヤトたちはギルドに入ったばかりじゃ。それどころか実力も未知数じゃ、おぬしと今戦わせるわけにはいかぬ!」

 ナツはマスターマカロフの最後の一言で一歩後ずさりしたがハヤトはツナやタケシ、リョウヘイが止めるのを無視してそんなの関係ねぇと強く言い切った。

 「マスター、ここまで強い覚悟を持っているからギルドの裏でやらせてあげれば
いいじゃないですか」

 鎧を身にまとった騎士と思われる女性がマスターマカロフを説得していた。

 その女性の名前はエルザ・スカーレット、フェアリーテイルのS級魔導士。

 マスターマカロフがまだ悩んでいるところに他の女性が近寄ってきた。

 「マスター、そんなに気になるのであったらマスターが審判をしてあげれば
いいじゃないですか」

 「うむ、ミラちゃんとエルザがそういうのであるなら致し方あるまい」

 今、ミラちゃんと呼ばれた女性はフェアリーテイルのS級魔導士、ミラジェーン・ストラウスのことである。

 「よっしゃー、ナツ手加減はしねぇからな」

 「望むところだ」

 さっきまでとは違いすでに戦闘態勢に入っている二人。










「ナツVSハヤト試合開始」

 マスターマカロフがそういうと同時に鐘が鳴った。

 そしてみんながリュウが返ってきたと騒ぎだして試合が一時中断され、みんなは一度ギルドに戻っていく。

 

 
 
 
 

 

  
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