ダンジョンに転生者が居るのは間違っているだろうか
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一振り目
前書き
色々と独自設定・独自解釈して且つ台詞一つ無い説明文や心情ばかりのアホみたいな話になっちゃったけどそれでも良ければ見てやってください。あ、あと作者はマンガとアニメの知識しかないので、原作で開示されてる物と違う物が有ったら教えてくだふぁい。
無事に転生したらしいが、気が付いたらどっかの森の中に居た。近くに湖があったから水面を覗き込んでみた。パッと見た感じの容姿に変化はないが、完全虚化一護みたいな長髪で、心臓の位置に孔が空いていて、その中央に崩玉が存在していた。
あと一人称をオレから私に変えた。何となく近過ぎず遠過ぎずな距離感を保てると思ったからだ。それなりに交流深めた相手にだけオレを使う事にした。
取り敢えずここが何処かとか諸々と情報収集をしなければいけないので、服を首元まで閉めて街を探しに行くことにした。あと前話とキャラが違う様な気がするだろうが、気のせいだ。気にするな。急展開過ぎてテンパってたと捉えておいてくれ。
情報収集――と云うより、私を転生させた神が手紙を寄越してくれたのだが――をした結果、時代は神々が暇潰しの為に地上に降り立つよりも更に前。具体的には『迷宮』が出来る前――詰まる所、原作開始の凡そ十数万年前であると言う事が分かった。
時代も判明したので、取り敢えず現在位置から真っ直ぐ東に進んだ先に連なった山の麓にある密林で八千年くらい掛けてジックリミッチリネッチョリと修行した。まず魔力量がほぼ無限な上に修行しだいで更に増えると神様が教えてくれたから魔力のコントロール。次にドラクエ魔法やネギま魔法の呪文やBLEACHの鬼道の詠唱は何でか知らんが頭の中にあったから問題無かったんだが、それで発動出来るかと問われれば当然否だ。
まず魔法や鬼道等を発動させる所から始まり、発動させれたモノから順にコントロールや魔力運用の効率化等を行った。あと斬魄刀が護廷十三隊全隊士分と全破面分――死神の斬魄刀が六千以上、破面の斬魄刀が百以上――合ったのと宝具の数が無量大数超えた量あったから対話&具象化屈服に始解と卍解と帰刃の力の制御とか霊圧の修行と響転の練習とか宝具の扱いを一つひとつ究極の一並まで鍛えたりをしていた。あと、宮廷薔薇園ノ美女王と巨腕鯨と無月と型月世界の権能の類は封印した。クールホーンやポウみたいな格好になるのはなんか嫌だ。無月なんてデメリット消すどころか強化されてるって私を転生させた神が言っていたからホントにどうしようもない時以外は使わない事にした。滅却師の能力は大体他の能力等で代用出来るため、全て消した。ユーハバッハやグレミィの能力なんかは特に要らん。想像を創造するとか、未来を改変するとか、本気で要らん。面白味もない。崩玉マジ便利。
あと、特典が増えてた。何の事は無い。神様が細かく絞り込むのが面倒だったからと大雑把な選別をしたら増えたそうだ。具体的に言えば『BLEACH、魔法先生ネギま!、Fate/シリーズ、ドラゴンクエストシリーズの諸々詰め合わせ』から『久保帯人作品、赤松健作品、TYPE-MOON関連作品、鳥山明作品の諸々詰め合わせ』に変わったらしい。まあ、更にチートに磨きが掛かったとだけ認識してくれればいい。まぁFateはカーファンで月姫とコラボったし、FGOでらっきょとコラボったから判別が面倒なのは分からんでもないが。
因みに修行中に分かった事だが、この体は不老らしい。不老とは老いない――歳を取らないと云う事。故に私には寿命が無く、天寿の概念が消え失せたらしい。ただまぁ、毒やら疫病で衰弱すればいずれ死ぬし、刺されれば血も出る事から不死ではなくただ単に老いないだけらしい。まあ鋼皮のお陰で刀剣類は刺さらんし、超速再生ある上にネギま吸血鬼の真祖である為、余程のことが無い限り死なないし、十二の試練がある上に魔力が潤沢過ぎるほどあるから完全に死ぬ事はほぼ無いのだがな。無月使えば問答無用で死に尽くすらしいが。
あぁそれと、複数の宝具の原典の掛け合わせで 永劫破壊の擬似再現が出来たから明確に術式に落として習得した。
因みに、レギオンには私以外の転生者や、異世界から転移してきた存在が数十人程居る。転生者や転移者の大半が多数の魂を内包していたり、強度がとんでもなかったりした影響で私の総軍数が偉い事になった。自己中心的天狗道の住人めいた存在も十数名いたが、ソレ等は技と能力等のみ残し、自我を消し飛ばした上でレギオンに加えた。ソレ等の保有魂数が他の転生者や転移者達より多かったのは意外だった。
あと余談だが神様に転生する際に『天鎖斬月とでも名乗っとけ』と言われたが、それだと斬月の卍解と被ると云う理由から、様々な作品の好きなキャラのなかから何人かの名前やら苗字やらをとって引っ付けただけだが〝ハリベル・イリーニチナ・ヴァルトルート・フォン・アランソン〟を現在の名前とし、それを名乗ってる。セルフ皮肉な魔名もあるが、ソレは今度でいいだろう。
そして、修行をある程度終えた頃。天界より降臨して来ていたカオス、ガイア、ヘラ、アイテール、アテナ、オケアノス、ヘルメス、プロメテウス、ヒュプノス、デメテル、レアー、ヒュペリオン、ゼウス、ポセイドン、ハーデス、ペルセポネ、クロノス、ウラノス、ヘスティア、ヘファイストス、ヘカテー、ディオネ、ヘリオス、オグマ、ルー、エリウ、ケルヌンノス、カーリー、ラー、アヌビス、オシリス、ハトホル、ネフティス、ゲブ、セト、バステト、ヌン、キシャル、アンシャル、ティアマト、シン、ヌト、アテン、アトゥム、イシス、シュー、プタハ、テュール、トール、ソル、ヘイルダム、エンリル、シャマシュ、ミネルヴァ、マルス、ネプチューン、アフラ・マズダー、アンラ・マンユ、アグニ、インドラ、ヴィシュヌ、クベーラ、ブラフマー、クリシュナ、ドゥルガー、サラスヴァティー、天照皇大御、月読命、素戔男尊、稲田姫、天宇受賣、伊邪那岐命、伊邪那美命、加具土命、大国主、宇迦之御魂神、建御雷、建御名方、日本武尊、天之御中主神、スカンダ、スーリヤ、ルドラ、スヴァローグ、スヴェントヴィト、ストリボーグ、フレイ、メタトロン、ダジボーグ、チェルノボグ、ぺルーン、ホルス、アナト、シャプシュ、バアル、モト、ラクシュミー、パールヴァティー、アラマズド、ヴィハグン、の九十九柱が『絶望的な迄に強大で凶悪で理不尽なモンスター』と戦っている場面に遭遇。
無論加勢し、コレを地下深くに封印する事に成功する。その後、彼等彼女等は『神の力』の過剰使用で下界で存在を保てなくなり、再開を約束して別れた。
――――――――――――――――
九十九柱と別れてより数千年後。私は過去に九十九柱と共にモンスターを封印した地――オラリオで他の冒険者達と共に『封印した化物の胎の中』から這い上がってくるモンスターとの戦いに明け暮れていた。
この時は『蓋』が無いものだから出るわ出るわモンスター達が。オークやインファイト・ドラゴンは当たり前、ゴライアスにバグベアーにリザードマンにファイアーバードにミノタウロスなんてゴキブリの如く湧き出てきて、バーバリアンやオブシディアン・ソルジャーやフレイムロックやスパルトイなんかはパーティーでも組んでるのかと突っ込みたくなる位に複数で這い出てきて、ヴァルガング・ドラゴンとかイル・ワイヴァーンとかデフォルミス・スパイダーとかブラックライノスとかタイタン・アルムとかフォモールとかなんか貴様等本当に深層のモンスターかと疑う位にはエンカウントする。挙句の果てにはウダイオスを始めとした〝迷宮の孤王〟まで産まれ出る階層から遥か高い地上に登ってくる始末。
しかし、だからと言って時代の猛者達が恐怖に竦み上がるかと問われれば、ソレは否だ。ヒューマンを筆頭に、小人族、エルフ、ドワーフ、アマゾネス、各種獣人達の他、人魚族、人蛇族、龍人族、竜人族と云った種族連から成る智勇を高いレベルで兼ね備えた勇者達が命を賭した戦場に、喜び勇んで出向いて行き、モンスターを斬り倒すことに心血を注いでいる。
斯く言う私も、心血こそ注いでないが大馬鹿共に混じってモンスターを消し飛ばしたり魔石を砕いて塵にしたりしていた。この時代の冒険者達は不死だろうが心臓の位置に孔が有ろうが気にせず構わず気さくに接してくれた。
だが、そこに水を指したのが神共だ。奴ら、私達が身命賭して戦っている場に急に降臨して『遊びに来た』とか宣った挙句に騙し落としの様な強引な手法で冒険者達を次々と眷属にし、能力を制限した上で縛っていった。例えばエルフは才が無い者でも魔法は最低でも八つは覚えて使えていた。ドワーフは力の弱い者でも100kgの質量のモノを片手で軽々と持つ事が出来ていた。しかし、『神の恩恵』を刻まれた途端、エルフ達の魔法は三つを残して消失。ドワーフ達は『神の恩恵』を刻む前に500kgの物体を片手で軽々持ち上げられていた者が、『神の恩恵』を刻まれた途端に200kgのモノを持ち上げるのが精一杯となった。小人族は特に酷かった。まぁ信仰していた女神が架空の存在だと言われれば誰だってああなるだろう。実在はしていたんだがなぁ……。神ではなく、小人族の遥か太古の女王としてだが。そらまぁ、戦神とかが唸るレベルでの獅子奮迅の戦いぶりを誇る戦乙女だったから女神として讃えられててもおかしくは無いが。王としても比類無き賢王だったしなぁ。
しかも、人魚族、人蛇族、龍人族、竜人族の四種族はモンスターに似た種族と云うだけで神々に鏖殺され掛けた。鏖殺を逃れた一部はダンジョン内に逃げ散り、残りは私が保護した。
そして、私をも眷属にしようとしてきた。それはもうしつこく。それでいて粘着質にウザったく、傲慢に。故に私は来る神来る神全てをブチ殺した。暇つぶし感覚だったから鉤十字を組める位置で殺したりしてな。暫くソレを続けていると、神々は一部を除いて私に近づかなくなった。代わりに一部を除いた神々による私の排斥が始まったが。『神の恩恵』を強引に刻まれた友人達や神々と共に下界に降臨して来たウラノス、ゼウス、ヘラが申し訳なさそうな表情をしていたな。まぁそんな事があり、面倒になった私はオラリオを離れた。そして千年の間、私は終ぞオラリオに戻る事は無かった。
後書き
・オリ主の名前
ティア・『ハリベル』、アリサ・『イリーニチナ』・アミエーラ、ベアトリス・『ヴァルトルート』・フォン・キルヒアイゼン、エレオノーレ・『フォン』・ヴィッテンブルク、シエル・『アランソン』の5人から取った。フォンのこじ付け感は否めない。
・迷宮は昔神々(+ハリベル)が封印したトンデモンスター
原作でヘルメスが『こんな所に閉じ込めた俺達を恨んでる』的な事言ってたから捏造。描写が雑なのは許してヒヤシンス。過去回想とか書いたら詳しく書きます(尚書くとは(ry)。
・神の数が九十九柱の理由
主人公含めて100にする為。ゼウス、ヘラ、ポセイドン、ヘルメス、ウラノス、カーリー、ヘスティア、ヘファイストス、デメテル、ポセイドン等の原作出てる神が居る理由は特にありません。何となくです。
・人魚、人蛇、龍人、竜人の四種族
ファンタジーモノでは結構定番()な四種族。神々の所為で一部除いて全員ハリベルのレギオン化。
・弱体化云々
神々が降臨する前は『神の恩恵』無しで外伝のロキ・ファミリアより深い所潜ってても不思議じゃないよねって事で捏造。あと魔法覚えるのにスロット云々言ってる所で『コレって神の恩恵で制限されてるんじゃね?』って作者が思ったから捏造。エルフとか『神の恩恵』無しでも先天的に魔法使えるっぽいし、手順とか色々制限は有るけどリヴェリアやレフィーヤみたいに三つ以上魔法使えるキャラも居るから的を射てない訳じゃないかと。
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