サクラ大戦来訪者は私の幼馴染
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狙撃中編
よしこれでここでの仕事は終了と、急いで王様と合流しないとな」
そう言って、襲撃者は消えた。
病院内・・・
「あれから3日私は、病院の先生と支配人の許可を得て、今月から始まる演目を休演して、直哉君のそばにいることを決めた。直哉君早く起きて、声が聞きたいよ」
「なんか、あのお姉ちゃん可哀想やな、あの男の人の事好き何やろうな」
「ええ、そうですね、シャマルがいれば、助けてやれるのですが」
さくらが落ち込んでいると病室に大神がやって来た。
「さくら君君は、いつまでここにいるつもりだい、どうせ直哉は生きてるんだから、君が付き添う必要ないだろう?どうせ寝たフリをしているんだろう?」
「さあ俺と帰ろう?俺なら君を悲しませたりしない、俺と付き合って欲しいさくら君」
!!「何やこの男は、お姉さんの知り合いなら、お兄さんの状況を知ってるはずなのに、ここで告白やと、信じられん」
「嫌です、私はどっちとも、嫌です大神さんの恋人に、なる事もここから出ることも、嫌です」
「よっしゃお姉さん。よう言ったで」
「さくら君君の気持ちは、よくわかった」
「大神さん」
「俺は君を気絶させて、連れて帰るぞ。さくら君」
!!
「あかん、シグナム」
「御意」
「がっ」
大神はシグナムによって気絶させられた。
そのころ帝都某所では・・・
「それは真か水弧よ」
「ハッ・・・様、紫藤直哉が、何者かに襲撃され生死は不明です」
「いやこれは好機だ、水弧よお前に米田一基の暗殺を命じる。どんな手を使っても構わん。紫藤直哉には気をつけろよ、その心配もないだろうが」
「ハッ了解しました」
そして水弧と名乗る人物は、消えた。
そのころさくらは・・・
「助けていただきありがとうございます」
「気にする事はない、私も彼女もあの男の行動は、ここでするようなことでは無いと思って、止めたに過ぎん」
「そやその男より、お姉さんには、大好きな人何やろ?あのお兄さんが」
「・・・ぽっ」
さくらは顔を赤くした。
「お姉さんお兄さんを救える事が出来るなら救いたい?」
!!「出来るの?」
「うん、お兄さんが受けた傷から、大量の魔力を感じるんや」
「がああああ。さ、さくらちゃん助け・・・」
その時、直哉が叫んだ。さくら達全員が驚いた。
「いけない、直哉君の中にある私との融合で出来た破邪の血が、暴走してるんだわ」
「暴走や、どうすれば止めれるんや?」
「私が直接直哉君の精神世界に行くしかないわ」
「どうやっていくんや?」
「こうやってよ」
「うわあお姉ちゃん大胆やな」
直哉の精神世界・・・
「ここが直哉君の精神世界かあ」
「そう言えば、黒乃巣会の時と立場が逆だな」
さくらがそんな事を考えていると、一人の少年が、大勢の子供達に囲まれ何か言い争いをしていた。
「訂正しろ!!さくらちゃんは化け物じゃない」
「嫌だね、真宮寺さくらは、人間じゃない化け物だよ、なあみんな?」
大勢の子供のリーダー格の子供がそう言うと、周りの子供達が同意し始める。
「これは直哉君の記憶なの?」
さくらは驚いていた、直哉が自分の知らない所で、こんな仕打ちを受けている事を。
そして場面は変わり、なのはにSLBを撃たれた直後の直哉が登場した。
直哉の家
「いやあああ」
「何でこの子が家にいるの、父さん」
そして、事情を聞いた直哉は、決心して家を飛び出した。
あの子と関わると死ぬと確信したからだ。
「直哉君。そんな決心をして家に泊まってたんだ」
その直後、少年直哉が現れた。
「お姉ちゃんは誰?僕とさくらちゃんをいじめに来たの?」
「私はそんな事しないわ、信じて」
「騙されるもんか、みんなそう言って僕とさくらちゃんを、騙してたんだから」
「いいよ信じなくても、直哉君私は直哉君が好きだから」
そう言ってさくらは、直哉に近づく。
「く、来るなーー」
直哉はさくらを拒絶の言葉をかける。だがさくらは歩みを止めることなく、直哉に近づき、直哉を抱かかえた。
その瞬間現実世界では・・・
直哉の体は落ち着きを取り戻した。
「どうやら終わったようやね、シグナム」
「そうですね」
「ごめんなさい。はやてちゃんもうすぐ病院に着きます」
「「シャマル」」
次回予告 サクラ大戦7人目の隊員 4人に伝えられる紫藤直哉の様子に続く
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